おもひでもろもろ

暇にあかせてカーライフの思い出を諸々振り返ってみました。確か、ピーヒョロロなモデム回線を導入し、ネット界隈でオフ会なるものが流行り始めていると知った頃か。。。当時の僕はNA8C（1号機）に乗っていて、掲示板を通して知り合ったロードスター仲間と金曜深夜の大黒PA＆ファミレスでのお茶会など楽しんでいました。

ある金曜深夜、心地よい疲労感に眼をショボショボさせながら、高速代を浮かせようと自宅からは大分手前のICを降りて大黒からの帰路に就いた時。丑三つ時とはいえ、都会の大通りはそれなりな交通量だし、ちょくちょく信号でつっかえます。
そんな道すがら、信号で停止した僕。直後リアに衝撃を感じました。
「やりやがったな」
真後ろに止まった軽自動車からは降りてくる気配がなく、イラつきながらヤツの方へ。そのオッサン、ぶつけたことを認めないだけでなく、開けたウインドウからアルコールの匂いまでしてきます。口論をしているうちにオッサンは急発進して逃走体制に入りました。逃げられるといけないので、僕は慌ててその車のドアに脇を挟んで掴まり、振り落とされないよう必死です。もうジャッキーチェンとかトム・クルーズの世界。(笑)

幸いすぐに停車したので車のキーを奪い取り、警察を呼びました。自分の車の方を振り返ると、アスファルトには引き摺られた時に付いたと思われる、スニーカーの削れた筋跡が・・・。（冷汗）

警察が来て説明をして、その後警察署へ行って事情聴取を受けました。オッサンは車の中で缶コーヒーを飲んだりしていたのでゴマかさないか心配でしたが、どうやら飲酒運転は判明し、奥方が迎えに来るよう連絡したようです。
ただ悪いことに任意保険未加入も判明・・・。アクション映画の見せどころのようなスタントをしたにも関わらず怪我がなかったのは不幸中の幸いでした。
それでも気の収まらない僕はお巡りさんへ「これって〇人未遂じゃないですか」と怒りの矛先を探します。
するとそれまで親身になって話をしてくれていたお巡りさん、開口一番、

「50m引き摺られたの、大変だったよねぇ。うーーん、でもこないだ2kmって人がいたからなぁ・・・」

「（心の声）きょ、、、距離の問題っすかぁ？」・・・一気に気が抜けました。もう明け方だし、相手の身元など聞いて帰宅しました。

・・・今思うと、僕はピンピンしてるし大事故な訳でもないので、お巡りさんも交通事故だけで処理して、事件として扱うような面倒を避けたかったのではないかと想像してます。・・・違うかな？
当時のピュアな僕はどうしていいのかわからずお巡りさんに言われるままでしたが、今ならもっと違う返し方するかな。否、それ以前に、体力の衰えた今はあんなスタントシーンなど出来ず大怪我してるかも。（笑）

後日車の弁償はきっちりしてもらいました。いやー、生きているといろんなことがありますよねぇ～。