
MTBには本当に沢山のジャンルがあります。
エンデューロ、オールマウンテン、クロスカントリー、トレイル、ダウンヒル、、
異端児としてダートジャンプ、フォークロス
スポーツから離れて、アドベンチャー、ファットバイク、シングルスピード
あれ?MTBって単純に山に行けるって奴じゃないの?
そう! 山のてっぺんまで!

そりゃ、レッドブルのエクストリームスポーツでしょ!
ヘリで運んで、下るテクを見せるだけでしょ!
って感じだったんだけど、最近はホントにサミットを落とす気でMTBやるヒトが多くなってきたみたい。

キリマンジャロの山頂だって。
まあ、登りは担ぎですわ。殆ど。
こんな担ぎ系のエクストリームスポーツが日本にもやってきました。
http://nagano-outdoor.com/mtb-alpineride-mt-shirouma/
もちろん配慮も完璧です。
曰く。
環境省と林野庁にも確認を取り、そのルールの中での行動を取っています。
そしていただいた返答としては、
国立公園内でのマウンテンバイクの利用について
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1 既設登山道(歩道)施設の損傷させない
2 植生への影響を与えない
3 他の登山者へ安全配慮すること
※登山道外への乗り入れ禁止、マウンテンバイクを持って行くこと自体は問題はない。
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ほ〜ん。担ぎ系MTB。やってみよう。
私の持ってるMTBはニッチもニッチです。
一台目は、フルリジッド、セミファット、アドベンチャー系のアラヤ号。
二台目は、フォークロスフレームから作った、タウンプレイバイク。
同種のMTBは殆ど居ないんじゃないだろうか。
しかし、担ぎ系だと、ウチのプレイバイクは軽い(11㎏台)し、なにしろ小さいのでとても有利。
それで。国立公園にやってきました。

もうすでに標高1833米ですよ。
ここから3000メートル級も行けることにはなっていますが、、ガチ登山家ではないので、登山口から最も手近な低山(距離にして2.5㎞)まで試しに行ってみます。担ぎです。
登山口から登ります。

森のくまさん。ここにも居るのね。
木道ですが、自転車に乗っては登れません。最初っから担ぎです。
んで、笹の遊歩道になります。

ここもきつくて、押し登り。
押し半分、担ぎ半分で、ちょっと進んでは休みます。全然進まない!

やってられないんだけど、、。崖っぷちにバイクを置いて。
でも振り返れば

ちょっと好い感じなので、気を取り直して登ります。
休み休み。
時々登った道を振り返ります。

帰りはここは乗れそうだなあ。プレイバイクはタイトターンが得意
ルールでは登山道(遊歩道)を外してはいけないそうです。
日の当たる所だと、笹がすごくて道がわからない。

足下が見えず木の根も見えないので、ハイカーの足を捻るよね。
自転車もハンドル取られそう。
中途の景色いいところ着いた。

良いですなあ。
南アルプスの稜線

なんて山かは分からない。(笑)
さらにすすむと、、。

あれ?ザイルをパージしてる??こんな遊歩道付き低山に??
もしかして滑落者の捜索??
あ、上の方で無線のやりとりが聞こえる、、。
山岳警備隊かやっぱし。
私も自転車パージして、待避したほうがいいかどうか、登って聴きにいきます。
・・・・やっぱり、崖側の滑落者捜索で、落ちた方見つかったみたい。
もう、硬直してるってんで、DMATじゃないヘリで運ぶって。
あ、キタ。

ヘリの下は気流で枝が折れるかも。危ないってんでしばらく待期を要請されて、、、、。
一気に浮かれ気分が覚めていきます。
んまあ、今日はこのまま下山しましょう。
予定では景色の良いところで、持って来た装備で山岳チェアリング&山カフェしようと思っていたのだけれど。
まあ、殆どのハイカーの皆さんは、事故現場に居合わせても今日の予定に従ってレクレーションは続行ですけどね。私は基本ビビリ性分です。
山岳警備隊の方とは、ヘリ待期時間にちょっとお話してましたが、自転車担いで山登りに興味を持ってくれました。下りは気持ちよさそう、と。多分、ハイカーとバイカーと登山道をシェアできる素地はあると思いました。
「登山道に自転車持ち込んでくるの? 嫌だなあ」
ってなのを心配してましたが、杞憂かも。
山は高度な自己責任に基づく冒険が許される世界。
(今日だって山が恐くなって下山するへたれは居なかったです)
マナーよく浸透したいですね。
下山中は乗れるところは乗って帰りました。
登山口の階段木道も華麗にゆっくり自転車で下ります。流石プレイバイク。
Posted at 2021/10/09 16:19:51 | |
自転車 | 日記