自験の「実録」を「どぶろっく」バージョンでご紹介します。
コロナ禍によって途絶えるまで、学生テニス部のOBとして、現役主催の夏合宿に参加していました。最近は、山中湖ですが、過去は軽井沢がメインでした。また、定宿の混み具合の関係で、他の場所での臨時開催になったこともありました。
定宿のペンションであれば、ほぼ貸し切りとなり、周囲もテニス一色になります。割り込みで他の宿に潜り込む場合には、大型施設になることが多く、他種目の競技団体と同宿する確率が高くなります。
ある夏は、軽井沢、山中湖ともに予約できず、例外的に、越後湯沢での開催となりました。そこで、いきなり衝撃的なシーンと遭遇しました。複数の陸上部が強化合宿を行っており、ものすごいオーラを放散させながら快足を飛ばしていたのです。車のエンジンが唸ってしまうほどの上り坂を、まるで下っていくかのような猛スピードで走り抜けていました。多くの選手が、正規のユニフォームを着用しており、秋に開始される箱根駅伝の予選会に向けた猛トレーニングをしている状況を一瞥できました。おそらく、出場選手の選考も兼ねていたのだと思います。テニス部の後輩達も相当な刺激を受けたようで、本物のストイックを間近で見れる点で、夏の越後湯沢も悪くないな、と思いました。
山中湖の定宿から紹介された別施設での合宿では、まったく未知の競技と同宿になりました。
宿に到着するや否や「邪魔だな、こいつら。あとで宿を通じて抗議しようぜ」という声が上がりました。アメフトの装具を乾かしているのか、玄関前にバリケードができたのに等しい状態だったのです。通路の分だけどかそうと引っ越し作業を始めた刹那、背中に悪寒のようなものが憑りつきました。
「あいつら、こんなに重たいものを身に着けて、あのスピードで走り続けていたのか!」
ポジションによって異なるそうですが、フルで8kg近くになると聞き、仰天しました。発汗すれば10kg相当になるでしょう。大人が使用する15ポンドのボウリング球2個相当の重量です。自分は、こんなのものを背負ってテニスをしたら、とても試合にならないと思いました。
ということで、いまだに、駅伝とアメフトには、絶大なリスペクトを抱き続けています。
実録は、以上です。
ここで、「どぶろっく」師匠の登場です。
――もしかしてだけど、重い装具は駄目だけど、桃子本人を背負いながらプレーしたら無敵になれるんじゃないの~。
拙者、宗方コーチになって、岡ひろみではなく、菊池桃子を猛特訓したいです。
「泣きたいときはコートで泣け」
「この一球に賭けるんだ」
「誰にも負けはしないぞ」
「桃子、エースを狙え!」
でも、宗方コーチは早逝でしたから。残念。切腹!(桃乃木侍)
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2024/08/04 08:58:29