またキャブをやります。。。

昨日仕事をさぼって登録してきたZZR400ですが初めて走行して気付いた点がいくつかあります。

①エンジンが完全に温まりきらないと6000回転以上回らない

②6000回転以上のパワー感が希薄

③5000回転くらいでボコつく

④ロードノイズ？が大きい

⑤ギヤノイズが大きい


以上です。


⑤に関しては３万キロ以上走っている車両ですしある程度は目をつむりましょう。
　我慢できないほどではありません。

④はタイヤパターンの影響もありますので慣れだけかな？
　タイヤの髭が残ってますがこれでノイズは出ませんよね・・・・
　ちなみに前後共にホイールベアリングはチェックしましたがスムーズに回りますよ。


①②③に関しては恐らくキャブレターセッティングで何とかなるような気がします。
あくまで気がするだけなのですがそれ以外に出来ることがありません・・・


それではさっそくキャブをバラしていきま・・・　の前に油面のチェックをしておきましょう。



サービスマニュアルが無いので油面の高さ自体は分かりませんが全部そろってます。

経験的にもこんなもんでしょう　←（まったくあてになりませんｗｗｗ）


次におもむろにプラグを取り外します。



4本とも綺麗に焼けてますが若干薄いかな？？　という所です。

ノーマルセッティングで焼け気味というのもおかしな話です。


無い頭を絞って考えよう。。。

①何処かから２次エアーを吸い込んで燃料が薄くなっている

②キャブレター内の流路に何か詰まっていて燃料が薄くなっている

③そもそもプラグの診断が間違っているｗ


③は無いと思いたい。

①②のどちらかはあると思いますので念入りにチェックしましょう。


それではキャブをバラす前にエンジン側のインシュレーターの破損が無いか念入りにチェックです。

ひび割れなどはありません。

弾力もそこそこ保っているようです。

ん？負圧を取るパイプにメクラ蓋が付いているのですが４か所中２か所にホースバンドがありません。

さてはここから２次エアーを吸い込みやがったな？

ホースバンドに手持ちが無かったため後日修正とします。

しかしホースバンドが無くともエアーを吸い込むほどの隙間は無さそうなのでたぶん違いますね。


インシュレーターは大丈夫っぽいのでやっとキャブレターをバラします。

フロート室をバラした際に中のガソリンに錆の粉がふよふよ浮いているのを確認・・・

これが原因っぽい。

恐らくタンクの中に残っていた錆の粉がキャブレターまで入ってしまったのでしょう。

そこで流路に詰まりが無いかパーツクリーナーを流して確認します。

どの穴も貫通してます。

おかしいところが無いのがおかしい。


ダイヤフラム側もバラします。

お？４番のダイヤフラム取り付け部になんかこってりしたのが溜まってますよ？



これは・・・　どう見てもシリコンシーラントです。

ここの密閉不良でエアーを吸い込む、ダイヤフラム作動不良。　の図でしょうか？

なぜここに中途半端にシリコンシーラントが塗布されているのかは全く分かりませんがすべて除去しておきました。


次にキャブボディの穴という穴にキャブクリーナーを注入してしばらく放置。

パーツクリーナーで洗い流します。

その際にニードルジェットの中から錆の粉が大量に出てきました。

ニードルジェットにパーツクリーナーの先っちょを挿入してピストン運動をしながら洗い流すとどんどん出てきましたよ。

４つ共似たような状況で錆の粉が出てきました。

取り外しできない部分なのでもどかしいです・・・

一応錆の粉が出てこなくなるまで続けましたが全部とれたかどうかは分かりません。


この状況だと見えない部分に色々と溜まり込んでいると思われます。

このZZR４００がうちに来た時には番手が上のプラグが装着されていましたが以前から似たような状況だったのでしょうか？

プラグ替えて直るならそれでもいいけど基本的には問題のある所を潰したいですね。


今回の清掃で良くなるかどうかは組んでみないと分かりませんが来週には結果が出ると思います。

明日は家族でお出かけするのでバイクは弄れません。

たまには家族サービスしなきゃね♪