
先日本屋さんに行った。
専門書の本屋さん以外で本屋さんに行くときは文庫本(小説がほとんど)と新書本(いろいろやね)を見るくらいである。
しかし、時間があったのでフロアーをぐるぐるまわった。
ふぉひょぉ~っ!
すっごいね。原発もの、放射線ものが結構出てんだねぇ...
パラパラと見たけどおもしろくなさそうなので読むのをやめて小説を買って帰ったよ。
解説本・ハウツーものみたいのも出てたけどどうなんだろうねぇ..出典や文責は?
まぁ文責がないってのはこういったブログ関係の与太話も一緒だけど(笑)
ここ数週間で記憶になったニュース映像は、原発近くの住人に対する東電の説明会風景と原発からほど近いがまだ住人がいっぱい住んでいる地域での子供に対する被曝許容量の話。
前者では、高校生くらいの女の子が東電職員に「結婚できなくなったり、妊娠できなくなったり、子供に障害が出たらどうしてくれんのっ!」って言うシーンが琴線に触れたね。
この年の子が、こんなにすらすらと質問(意見)するのに何やら作為(誰かに言わされている?)を感じて厭な感じだったけど、東電さんには答えられんだろう。
①下手な返答は、責任問題に発展するから。
②実際のところその辺の影響に関して答えがないから。
③そのた色々(書くのがめんどくさくなったスマン)
まぁ、答えとしては風評被害を中心に「あそこ出身の娘なんと..ヒソヒソ」って感じで、実際その娘に問題無くとも結婚にあたってのマイナス点は付くだろう。これは、本来風評を信じる側の問題であるのだが、本人にとってはねぇ。
次に、妊娠できなくなったらだが、今のレベルでは?だね、答えがない。ただ、ただちに生じるものではないだろう。永久不妊を作るには、男子の生殖腺では3500~6000mGy(まぁほぼ、=mSvと考えて)、女子のそれでは、2500~6000といわれている(一時不妊では男150、女650~1500)。
ただ、だらだら受けた場合のデータはおそらくない。よって、これからって言う人は、単純に足せるわけではないが累積被曝量が今後も加算され(たとえば50mSv以上に短期間に累積され)うる地域にいるなら出るべきであろう。
子供に影響がって点に関しては結構分りやすいのかもしれない。妊娠できそれが維持できる状況に健全なら生まれて来る子供の障害の発生率は、一般的な人と変わらないはずだ。
遺伝的(この場合放射線によるとは限らない遺伝上の異常もすべて含む)影響が考えられる障害を持つ子供の発生率は、
一般的な人からの子供でも広島長崎の被爆者の子供でも自然放射線が高い地域の子供でも仕事上被曝の多いと思われる放射線科医師の子供でも
同じ(有意な増加を見とめない)っちゅうことだ。
え"っ !?
原爆小頭症はってか?
チェルノブイリの子供たちの障害はってか?
その子たちは、その子自体が被爆者であるということ。
それは、体内被曝であったり、出産後も放射線暴露が続く環境にあったってことでしょう。
ちゅうことで、一過性の(大量)被曝後生き残り、生殖能力が失われなかった人が、健全な地域に移って妊娠出産した場合の子供の遺伝的異常の発生率は変わらないということ。
※広島長崎のデータは、戦後65年以上たっても現在追跡中の今のところ解析できているデータ上。
生物って上手く出来ていて放射線に限らず不都合な障害があると基本妊娠が成立しなかったりそうき流産するように設計されている。よって、妊娠中の原因で障害を持って生まれるには、ある程度体内で育ったところで胎児が直接もしくは母体を返して有害な作用を被った場合が多い。
(病因論的に話が飛ぶが、予期せぬ児の出産に親が戸惑うという点・障害を持ってっても出産されるジャンって素朴な疑問への細くとして...)
蛇足だが、ダウン症とかは逆に生き残れる生なのだ。これはすべての妊婦に均等に確率的に生じるものであろう。
他にも、血友病など遺伝病はあるがこれも太古から(血友病に関してはクレオパトラの時代に既に文献に残っているらしい)続くもおのであるが、たくましく生き残ってきた生である。
何人たりともその障害(いや個性)に偏見を持つべきではない。
で、もうひとつの事例、TVで小学生くらいの子供をもつお母さんが政府の担当者だかに「もっと制限の放射線量を下げてくださいっ!」って食い下がっているシーン。
うーん。そういう意味じゃないのだろうが、「もっとまけてくださいっ!」って言っているように聞こえた。
いやもうちょっと高くとか安くの話じゃないと思う(ソリャソウダ)。
一過性の被曝・追加の被曝がない状況(広島・長崎の原爆)と医療被曝(線減;ガンマ線ならガンマ線,被曝範囲の管理;基本全身被曝の軽減や生殖器や骨髄など検査対象・治療対象から外せる放射線高感受性部位の保護,原則持続でなく単発、繰り返す場合もインターバルあり,外部被曝・内部被曝の別がしっかりしている)からのデータで説明できる状況からフクシマは段々逸脱してきているということである。
あぁ...今更ながら初動のまずさが悔やまれる。
それでだ、これから妊娠を希望している世代と子供、低線量とはいえ繰り返し被曝が(それもusaoには内部被曝の蓄積が続くことへの懸念がぬぐえない)なされる状況ではうえの色つき地域などでは...
強制疎開
してもらってはと思う。
過去の国内の原発事故(闇の部分も含め)でさえ、作業員は、反復被曝(少しはインターバルがあるということ)であって、低線量とはいえ今の毎日キレまなく(このさい時間1μSvくらい以上くらいの被曝量のところかなぁ:24時間浴び続けて、年間8mSv;ブラジルのガルバリ並み;うーん、福島は内部被曝のウェートが多くなるだろうから....)は、先の要件にかなった若者には疎開してもらうほうがよいのかと思う。
予防・防衛という観点は、厳しめの基準が良いだろう。それこそ、やってしまった後悔より、やらなかったことの後悔のほうが大きいし、結局のところ生じる害も大きいと思う。