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ジェームス安城店のブログ一覧

2013年09月26日 イイね!

アウディQ5 ハンドル振れ

アウディQ5 ハンドル振れタイヤを交換してから、ステアリングのぶれでお悩みのお客様からユニフォミティマッチングの依頼が有りました。
症状は100km/h~で発生するステアリング微振動(高速シミー)との事です。
完治は難しいシミーですが原因は何でしょうか?

車両はアウディQ5 ホイールは純正18インチ タイヤはピレリ SCORPION VERDE(スコーピオンヴェルデ)235/60R18です。


現状把握の為に、HUNTER GSP9700ユニフォミティテスターにセットしてユニフォミティとホイールバランスを測定します。


ユニフォミティ(RFV LFV)の測定結果です。左前輪と右後輪のRFVが100Nオーバーです。出来れば80N以下に収めたい所です。
RFVが悪いといくらホイールバランスを取っても振動は無くなりません。この事を完全に理解している方は残念ながらプロでも少数です。
RFVを測定するにはユニフォミティテスターを使用するのが唯一の方法ですので中々理解されないのが現状です。
この程度のRFVでは国産車は振れない場合が多いのですが、高性能車や輸入車はサスペンションが敏感な為に振れる場合が有り、タイヤ選びは重要です。


重量のホイールバランスの数値です。20~30g程度の狂いでした。バーデンではフランジプレートとハブフィットコーンを使用して車両装着状態を再現して測定しています。


測定結果から、RFVと重量バランスの狂いでシミーが発生していると思われるので、ユニフォミティマッチングでRFV最小化を実施します。


一旦タイヤを外してホイール単体のランナウトを測定し、タイヤを正確に篏合させる秘密の職人技を駆使して組付けます。
作業は最近メキメキと腕を上げて来た?見習い1号です。


組付け、測定、位相合わせ、測定を繰り返しRFVを最小化します。RFVを最小化してから重量のホイールバランスを精密に取ります。


調整後の測定結果です。あまり改善出来ませんでしたが、RFVの良い物を運転席から近い場所に装着します。


装着時の偏芯もシミーの元ですので、清掃後装着していきます。


RFV1次ピークを上死点にする事により、より真円度を高めて装着します。


完成です。


詳細数値です。


ホイールのラジアル(縦)ブレは0.07mm以下と非常に優秀でした。
ホイールの精度が高かったので、あまりRFVが低減出来ませんでした。篏合不良が無い場合は通常ホイールの振れ0.03mmで5N程度の改善が可能です。

ピレリタイヤですが、60扁平でこのRFVは少し残念です。個人的にピレリは設計は良いと思うのですが、品質にバラつきが大きいと感じています。
数値的にはあまり良くないのでシミーの改善は難しいかもしれません。

オーナー様ご利用ありがとうございました。
2013年09月11日 イイね!

ミシュラン プライマシー3 ST ユニフォミティマッチング

ミシュラン プライマシー3 ST ユニフォミティマッチング

関東にお住いのお客様からタイヤ交換とアライメント調整のご依頼を頂きました。
バーデンのブログを見て、ユニフォミティマッチングに興味を持たれて遠方よりご来店頂きました。
最近は熱心な布教活動?の結果、お陰様で遠方よりご来店いただくケースが増えて来ました。作業に1日程度掛かりますので、遠方のお客様はついでに名古屋観光等はいかがでしょうか?代車もご用意出来ますのでお気軽にお問い合わせください。

車両は日産デュアリス 装着タイヤはミシュランの新商品プライマシー3 ST 215/60R17です。
プライマシー3 と 3STの違いは こちら


ホイールは純正17インチです。


日産純正ホイールにはホイールのローポイントに青いマーキングが付いています。


ホイール単体をHUNTER GSP9700 ユニフォミティテスターに装着し、ホイールビードシート部のランナウト(RRO、LRO)を測定します。


測定結果です。赤い丸が純正のローポイントで黄色い丸がGSP9700で測定した平均ローポイントです。純正のマークと位置が違います。測定方法や経年劣化で違いが有りますので精密に測定する事が重要です。


左の赤丸がインナーリムのローポイントで、右がアウターリムのローポイントです。
位置的にほぼ同じなので、このホイールは良好です。イン、アウトのローポイントの位置が90度以上離れている場合はブレが少なくてもあまり良くなく、超高速域でのシミーの要因となります。3Pのホイールはここの精度がどうしても悪くて微振動の原因となりやすいです。


ホイール測定後、タイヤを組み付けて行きます。ミシュランは特にビードの篏合がシビアで、バーデンでは特殊な方法で篏合させます。


組付け後、GSP9700にてユニフォミティを測定します。


測定結果です。右の黄色い丸がホイールのローポイントで、赤い丸がタイヤのRFV1次ピークです。黄色い楕円がアッセンブリーのRFV1次ピークです。


ホイールとタイヤにマーキングをします。


タイヤチェンジャーで一旦タイヤを脱着して位相合わせをした後、GSP9700にて測定します。


測定結果です。組付けのRFVが45Nに低減しています。右は位相組換えの波形です。RFVを最小化するまで繰り返します。


RFVを最小化してから重量のホイールバランスを取ります。


重量のバランスも1g単位で精密に取ります。


上記作業を4本実施します。RFVは55N以下、LFV(コニシティ)も10Nと良好です。


取付面も重要なので、清掃後グリスアップします。


RFV1次ピークを上死点にして装着します。


B-DYNAアライメントテスターでアライメント調整を実施します。
5年前に職人さんが糸と分度器と定盤でアライメントを調整したそうですが、再測定してもほとんど狂いが無かったです。職人さん恐るべし。


完成です。


詳細数値です。


タイヤ、ホイール共に問題ありません。アライメント調整が有ったので、試乗しましたが、結構ロードノイズが大きかったです。欧州タイヤは慣らしが済むまでは結構ロードノイズが大きくなる傾向が有ります。慣らしがすむと落ち着きますが決して静かでは無いです。但し耳障りな音は少ないと思います。

後日オーナー様より感想を頂きましたので掲載させて頂きます。

以下オーナー様よりの感想です。

帰りは第二東名を走りました。
空気圧が高い、慣らし中でありながら道路継ぎ目はBSデューラーの新車当時
よりも衝撃も少なく直進性は今のところはBSとの差はなく(アライメントも
違うけど)、両手離しでも安心できる感じも変わらずです。

東名は足柄SAからは豪雨、ワイパー高速でも前がろくに見えずトンネルを
出て水たまりに入ると急減速するほどの抵抗、でもアクアプレーニングは
なく、そこまで80km/hで追い越ししたのは遅いトラック1台だけだったのに
豪雨の中、まわりは遅い車ばかりでドンドン追い越ししていました。

家まで夜間、途中から豪雨、300kmのドライブでしたが疲れが少ないところが
良かったです。BSの時より音も静かで、CVT変速機の音が気になるほどです。
また、とにかく疲が少なく不思議です。長距離が楽なので遠出が増えそうです。

アライメントデータは調整前でも左右のバランスは良い値で、5年前に
巻尺と分度器でアライメント調整した人はスゴイなあと思いました。
今回はトーイン(車検2回でどう調整されたか不明ですが)程度の調整で
済んでホットしてます。

自宅周辺の舗装のうねり(舗装でも悪路ばかりの所)で車が上下した時
(ダンパーがシュコシュコとよく動いている時)の衝撃もBSよりは柔らかく
満足です。
高速の乗り心地もよく、疲れも少ないので愛知県も近いなと
感じました。5年間も固いタイヤで我慢していたのが残念です。もっと早く
ミシュラン変えておけば、もっとドライブに出かけていたかなあと思いました。

オーナー様遠方よりご利用ありがとうございました。

2013年09月04日 イイね!

ユニフォミティ不良タイヤの検査結果

ユニフォミティ不良タイヤの検査結果昨年末にユニフォミティ不良で検査に出していたタイヤの検査結果が返ってきました。
詳細は その1 その2 その3 こちらを参照ください。
出したタイヤはとあるメーカーのフラッグシップモデル新品のプレミアムスポーツタイヤでした。
検査に出してから回答まで8ヶ月ほど掛かりました。少し遅かったのですっかり忘れていました。



検査結果ですが、報告書を見せることは出来るのですが、渡すことは出来ない?との事でしたので見ながらの口頭報告でした。


バーデンでは、ユニフォミティ不良と思われるタイヤが有った時は、出来るだけ精度の高い1Pホイールに組み直して、再測定をしてから検査に出しています。
ホイールの精度が悪いとタイヤの正確なユニフォミティが測定出来ないのです。


1本目です。タイヤ単体の1次RFVが140Nです。


RFVのTIR(ピークトゥピーク)が165Nでした。


1次RFV以外は悪くは無いようです。グラフの見方ですが、青い線がホイール縦ブレの平均です。黄色い線がタイヤのユニフォミティをフーリエ変換したRFV1次波形です。ピンクの線がタイヤRFVのTIR(ピークトゥピーク)です。
グラフ目盛ですが、真ん中が0で上下が振れ、左右が角度です。太い目盛で45度で端から端までで360度(1回転)です。直線に近い方がより剛性的真円度が高いです。


2本目です。タイヤ単体の1次RFVは85Nです。


RFVのTIR(ピークトゥピーク)が125Nでした。2次RFVが70Nといまいちです。


2次RFVが今一つです。ピンクの波形が2回ピークを表しています。


メーカーの検査結果と比べてみます。大体合致していると思います。メーカーさんは2次RFVの測定結果が無かったので何とも言えませんがTIRがほぼ同じなので数値的には当店のユニフォミティテスターGSP9700も信用できると思います。RRO(ラジアルランナウト)とは、無負荷状態の縦ブレです。RROとRFVは完全な相関関係は無いので、職人技でいくら見た目の位相合わせやタイヤの切削をしてもシミー(微振動)が無くならない場合が有りますので注意が必要です。


肝心な検査結果ですが、不良品ではなく、ユニフォミティ的にはタイヤメーカーの選別規格内とのことでした。RFVの上限値を聞いたのですが社内秘との事でした。報告書の文面からは150N近辺ではないかと思います。この数値は少し大きいように思いますが、このタイヤは安価で販売されている場合が多いので妥当かと感じました。(廉価なアジアンタイヤ等は200N程度は普通です)

一般的にRFV1次が100Nを超えるとジャイロスコピックプリセッション作用のためにハンドルシミーが発生しやすくなりますので、100N以下に抑えたい所ですが、タイヤは未だ手作業の部分も多く非常に公差の大きい製品なので、各タイヤメーカーはユニフォミティの上限値を決めて基本的に全数検査しています。上限値については基本的に社外秘のようです。上限値により歩留りが決まるので当然価格に反映されます。

同じように自動車メーカーもユニフォミティの上限値(こちらはホイールとタイヤのセット品)が有るのですが、国内メーカーは社外秘です。輸入車では上限値を公表している場合が多く、過去に聞いた限りではベントレーが85N、ベンツ、BMW100N、アウディ120N以下等でした。

まとめると
・今回のタイヤは、車種によりシミーが出るが公差の範囲内の為に良品判定
・公差の範囲は社外秘のため非公表
・廉価な物は公差の範囲が大きいために、所謂当たり外れが大きい
・HUNTER GSP9700の低速ユニフォミティ測定精度は信頼性が高い
・ジャイロスコピックプリセッション作用については又の機会に。。。。

メーカー様この度はご協力ありがとうございました。
2013年08月26日 イイね!

BMW 135i ユニフォミティマッチング

BMW 135i ユニフォミティマッチングBMW 135i (E82)のタイヤ交換のご依頼が有りました。
ブログも見て頂いているようで、組付けはユニフォミティマッチング指定でした。
オーナーさんは、タイヤの編摩耗を気にされていてアライメント調整も同時に作業しました。アライメント調整は出来ればタイヤが新品時にされる事をお勧めします。


純正ホイールと純正ランフラットです。レバーレスタイヤチェンジャーでランフラットでも楽々脱着できます。


外したタイヤです。かなり偏摩耗とひびが進んでいます。タイヤの内部が破損してバースト寸前でした。恐らく空気圧不足で走行したために破損したと思われます。ランフラットは空気圧不足でも分かりにくいのでTPMSは必須です。空気圧不足は偏摩耗の一因にもなりますので空気圧管理は重要です。


ホイールのビードシート部のゴム等のかすを完全に除去し、篏合精度を高めます。


HUNTER GSP9700にセットしてホイールのランナウトを測定します。


ビードを精密に篏合させる秘密のテクニックを使いタイヤを組み付けて、再びユニフォミティを測定します。


測定後、ホイールのローポイントとタイヤのRFV1次ピークを位相合わせします。


位相合わせ後、再び測定してRFVが最小化するまで組み替えます。


RFVを最小化してから重量のホイールバランスを取ります。バランスウエイトの量よりも剛性的真円度を重視します。輸入車の純正ホイールはTPMS対応の物が多いのでウエイトは多くなります。


重量のバランスも1g単位で取り、残留アンバランスを出来るだけ低減させます。


4本を半日掛けて組み込みます。RFVを40N以下にする事が出来ました。


ハブの取付面も清掃してグリスアップします。偏芯取付はシミー(微振動)の要因です。


RFV1次ピークを上死点にして装着します。装着後B-DYNAアライメントテスターでアライメント調整します。


完成です。最近135iのお客様が多いような気がします。。。


詳細数値です。


組付けRFVが全て40N以下と良好でした。ホイールの縦ブレも0.1mm以下と問題ありません。
BMWで脱ランフラットや軽量ホイールを装着すると少しばたついたり、乗り心地が悪くなる場合が有りますのでご注意ください。パンク修理剤やスペアタイヤは必須なので必ず対応お願いします。

十分な慣らし運転と空気圧管理をお願いして納車しました。
オーナー様お買い上げありがとうございました。

2013年08月15日 イイね!

ランサーエボ9 ユニフォミティマッチング

ランサーエボ9 ユニフォミティマッチングランサーエボリューション9(CT9A)にお乗りのオーナー様から持込みタイヤ交換のご依頼が有りました。組込みはユニフォミティマッチング指定でした。
バーデンでは持込みタイヤ交換も大歓迎ですので、通販で安く購入して浮いたお金でユニフォミティマッチングを試してみて下さい。


車両はランエボ9です。タイヤはミシュランPS3 235/40R18です。EUラベルですので並行輸入品ですね。


ホイールは純正BBSです。


作業は見習い1号です。ホイールのランナウトを測定して、タイヤを組み込んでいきます。ミシュランは特にリム組みにテクニックが必要になります。


HUNTER GSP9700にセットしてユニフォミティを測定します。


ホイールのローポイントとタイヤのRFV1次ピークにマーキングします。


タイヤを脱着して、マーキングを合わせるように位相組換えします。


組換え後再度ユニフォミティを測定します。


測定結果です。組付けRFV(ラジアルフォースバリエーション)が80Nから35Nに低減しています。ユニフォミティマッチングは走行状態の真円度を高める事が目的です。


RFVを最小化してからウエイトのホイールバランスを取ります。


残留アンバランス限りなくゼロにするために1g単位で精密にバランスを取ります。



4本を半日かけて組み込みます。


取付面も重要です。ハブとホイールの篏合部分を清掃します。


RFV1次ピークを上死点にして装着します。


完成です。


詳細数値です。


ホイール、タイヤ共に精度は優秀でした。純正BBSは精度、強度、剛性のバランスが素晴らしいと思います。
オーナー様にはしっかり慣らしをして下さいとお伝えして納車しました。
ご利用ありがとうございました。
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