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ジェームス安城店のブログ一覧

2014年06月17日 イイね!

アウディRS4 ユニフォミティマッチング

アウディRS4 ユニフォミティマッチングアウディRS4にお乗りのオーナー様からユニフォミティマッチングのご依頼が有りました。
車両購入時からシミー(高速域のハンドル微振動)が出ており、ディーラーやショップで色々と対策をしたが治らず、5年半が経過して諦めかけていた所にバーデンのブログをみて大阪よりご来店されました。
今回はタイヤホイールのみお持ち頂いて1週間後に再度引取りに来ていただくという方法になりました。大阪と名古屋を2往復して頂くので何とか改善出来れば良いのですが。。。

レバーレスタイヤチェンジャーでタイヤを外します。
ホイールはBBS タイヤはミシュランPS2 19インチです。


交換するタイヤはユニフォミティ的に優秀なのでお勧めのミシュランPSSです。購入頂く予定でしたが、メーカー欠品の為、オーナー様が通販で日本向け正規品を持ち込んで頂きました。C3M製法でタイヤの内側がツルツルです。


ホイールのビードシート部を磨きます。真円度を高めるには重要です。


ユニフォミティテスターGSP9700にセットしてランナウトを測定します。
測定後ローポイントにマーキングします。


タイヤを組み付けます。特にPSSは組込みにコツが必要ですので、秘密のテクニックを使用してリム組します。組込み後ユニフォミティを測定します。


タイヤのRFV1次ピークにマーキングをして、ホイールのローポイントと合わせるように位相組換えを行います。


RFVが最小になるまで何度も組み替えます。


RFVを最小化してから重量のバランスを精密に1g単位で取ります。


4本を1日掛けて組み込んでいきます。
最近他のショップさんでもユニフォミティマッチングと言う言葉を良く聞きますが、GSP9700を使用していない場合はRFV最小化組み付けは不可能ですのでご注意ください。
ちなみに”ユニフォミティマッチング”と言う名称は私が考え抜いて付けましたので元祖として恥じないように精進していきたいと思います。(ユニフォーミティと伸ばさない所に意味が有ったりします)


詳細数値です。フロントの1本がPSSの割に今一つですが残りは優秀です。
ホイールも2Pですが精度は良好です。


オーナー様にはデータと装着の仕方等をご説明して納品しました。

後日お客様よりメール頂きましたので下記掲載させて頂きます。(一部抜粋)


” シミ―ですが、みごとに解消しました!

はやる気持ちを抑え相応距離を慣らし運転すべきところ、ユニフォミティマッチングの凄さを早く体感したい気持ちを抑えきれず、急操作だけは厳に謹んでそろりと○○○km/h前後に上げていってみると、ハンドルぶれは一切出ることなく、シートに伝わっていた振動もほとんど感じなくなっていました!体感上9割は解消されたように思います。
小石1つでも敏感に伝えてくる?!ような車両とタイヤの性格の上、振動に過敏になっているので、まだ残存しているように感じるだけなのかもしれないと思える程度です。
あとは各部ブッシュの劣化に対しリフレッシュしてみたいと思っています。
舗装のきれいな高速道路では相当いい感じになりましたので、ブッシュ交換すればヒターっといくのではないかと期待できそうです。

正直、過分な期待をするとダメだった時に・・・と自分に言い聞かせ少々のシミ―残存は覚悟しつつも、一方でどうにかなればという思いもあったのが事実でして、これをみごとにクリアしていただきました!

乗り出し時にディーラーでタイヤ交換、ホイール交換、ローター交換等々しても解消せず、Audi Japan担当者がわざわざ横浜から同乗しにきて曰く、振動しているが許容範囲だ、日本の法定制限速度以上での体感に関することなので、、、と言い出す始末でした。

それ以後はタイヤ屋およびサスペンション屋で下積みした個人自動車屋にみてもらい、BBS+PS2にしてみても解消せず、ポルシェのレースカーを専門に扱う店やYANASEの下請け専門店に持ち込んでもらってドライブシャフト等々もみてもらいましたが解消せず、、、で5年半が経過していました。
何をしても解消せずすでに12万キロ、タイヤホイールが変わっても同種のぶれ・振動でしたので、当初の純正ホイールからユニフォミティのミスマッチであったものと思われます。

バーデンさんのユニフォミティマッチングを数年前にネットで発見して以来、何とかして貰えるのではないかとずっと気になっていたのですが、もっと早くに依頼すべきでした!
ありがとうございました。 ”


装着写真も頂きました。
アウディRS4もF10に次いでハンドルブレや車体振動で悩まれている方は多いです。


苦節5年半、何とか改善出来て良かったです。
オーナー様遠方よりご利用ありがとうございました。
2014年05月26日 イイね!

E55 ユニフォミティマッチング

E55 ユニフォミティマッチングE55のユニフォミティマッチングの作業をお請けいたしました。
以前も違うタイヤで作業を行いました。タイヤ交換後、ハンドル振れがひどいとのことでした。
お客様もご自身でタイヤの回転を見たそうでかなりぶれているとのことです。

そのようなこともあり、タイヤを持込でユニフォミティマッチング作業です。
当店では、持込タイヤの作業も大歓迎で行っています。

装着されていたタイヤは某国内メーカーの上級グレードのタイヤです。
早速、ユニフォミティをGSP9700で測定してみます。

4本ともよろしくない数値が出てしまいました。
これだと、国産車でも振動を感じ取れるぐらいではないでしょうか。
原因の詳細はわかりませんが、組み込み不良の可能性が高いと思われます。
タイヤの組み付け方(嵌合不良)などによってもユニフォミティの数値は変わってきます。
ミシュランは組み付けに少々コツがいります。特にPSSはテクニックが必要です。

持ってきていただいたタイヤはPSS 235/40ZR18、265/35ZR18 MADE IN USAでした。



装着されていたタイヤを外してホイールを測定します。
ラテラル、ラジアルリムランアウトを測定し、ローポイントにマークしておきます。

測定後、タイヤを組み付けます。
組み付け後GSP9700で測定をします。

組み付け95Nになりました。
RFV1次ピークにマークをして、ホイールのローポイントを位相合わせします。
(緑…RFV1次ピーク、青…ローポイント)


位相合わせ後、再度測定をします。

25Nに低減しました。この後、1g単位で重量バランスを調整します。




車両に取り付ける前にホイール側、車両側のハブ面等を清掃します。



RFV1次ピークを頂点にして取り付けをします。


最終的な結果はこうです。ホイールの測定結果も併せてどうぞ。


タイヤ単体、ホイール精度ともに良好な結果でした。
オーナー様ありがとうございました。

同じタイヤでも、組み付け方(嵌合不良)によりユニフォミティの数値は変わってきます。
タイヤ1本組むにしてもとても奥が深いんだなと改めて実感しました。
こちらもご覧になってみてください。↓
タイヤ組込みのコツとは?その1
タイヤ組込みのコツとは?その2
2014年05月04日 イイね!

少し変わった依頼

少し変わった依頼

バーデンのブログを見てユニフォミティマッチングのご依頼が有りました。
依頼主はとあるメーカーのテクニカルセンターさんですが、依頼内容が少し変わっていて、某純正タイヤホイールを、RFV(ラジアルフォースバリエーション)を最大に組み込んだ後、重量のホイールバランスをスタティックで50g刻みで悪化させて、各種データを頂きたいとの事でした。耐久試験か何かに使用するのでしょうか?
もちろん業販も行っていますのでタイヤとホイールを送付頂きました。

国内向けではないタイヤホイールのようです。


タイヤを外してホイール重量バランスを測定します。


重量バランスは良好です。鋳造ホイールの場合はリム端部で80g、鍛造ホイールは40g以下程度が良品判定です。ビードシート部の精度が出ていれば重量バランスはあまり重視しなくても大丈夫です。


ビードシート部のランナウトを測定します。


イン、アウト共にラジアル方向は0.07mm程度の振れと良好です。
1Pホイールで0.3mm以下でしたら良品です。


測定後、ユニフォミティマシンGSP9700にセットして測定後、位相合わせしてRFVが最悪になるように組み込みます。


ホイールのローポイントとRFV1次ピークが180度になっています。ホイールの精度が良いのでRFVも組付けで65Nと悪く無い数値です。


プロットと詳細データもお渡しします。


重量バランスをスタティックで150g程度狂わせて終了です。重量バランスにはスタティック、ダイナミック、カップル成分が有るのですが、スタティック成分の狂いの方がシミー(ハンドルの振れ)が出やすいです。バランスウエイトの重量だけではなく、位相(場所)も重要です。


各種データと画像ファイルを梱包して納品します。


お陰様で各方面から色々な問合せを頂いています。
簡易とはいえ低速ユニフォミティを測定できる所は余り無いと思いますので、メーカーさんやテクニカルセンターさん等でお困りの方は一度ご相談ください。出来る限り対応させて頂きます。

2014年04月24日 イイね!

BMW 323i 車体振動

BMW 323i 車体振動高速走行時の車体振動でお悩みのオーナー様からユニフォミティマッチングのご依頼を頂きました。
お陰様で全国からお問い合わせや作業の依頼を頂いているのですが、作業時間が丸1日掛かりますので現在作業予定が1ヶ月~となっており申し訳ございません。
問合せの多さを見ると振動問題で悩まれているオーナー様は非常に多いと感じます。

車両はBMW 323i(E90)症状は高速走行時の車体振動で、主に上下振動でステアリングシミー(ハンドルの回転方向の振動)は発生していないとの事です。
タイヤを新品に交換してから症状が発生して、購入店でホイールバランス等の見直しをしたが改善せずバーデンのブログを見て来店されました。
通勤で高速道路を使われていて苦痛で仕方がないとの事でした。

タイヤはピレリ P-ZERO RFT(ランフラット)ホイールは純正M193 18インチです。ランフラットは製造が難しく個体差が大きいために振動は出やすいです。


原因追及の為にユニフォミティテスターGSP9700にセットしてユニフォミティを測定します。


測定結果です。RFV(ラジアルフォースバリエーション)が100N以上とかなり悪いです。特にリアは200N以上と不良品レベルの数値でした。今回の車体振動の原因はリアのRFV不良と考えられます。
RFVが悪いとジャイロスコピックプリセッション作用でステアリングの振れや車体振動の原因となり、いくら重量のホイールバランスを精密に取っても治りません。


RFV不良の原因には4つの要因が有り、(タイヤユニフォミティ、ホイール精度、組付け精度、装着精度)原因追及の為にタイヤを外します。


ピレリタイヤにはブラダーを使わないMIRS(ミアス)という製造方法が有り、タイヤの内側がミシュランのC3M製法と同じようにつるつるです。ただしミシュランとは考え方が違う様で、経験上MIRS製法の物でもユニフォミティ的にはあまり良くない印象です。
一部の方に勘違いされている様ですが、当店ではミシュラン全般を一押ししているのではなく、C3M製法で作られたタイヤの真円度の高さを一押ししています。グリップやウェット乗り心地といった以前にタイヤに求められる基本的な性能=丸い=ユニフォミティ(均一性)が高い事がタイヤを評価するうえでの最重要事項だと考えているからです。仕向地が海外のタイヤは右側通行用が多いのも要注意です。


ホイール単体の精度を測定して、タイヤを組付けます。組付け後RFVを測定してタイヤのRFV1次ピークとホイールのローポイントを位相合わせしてRFVが最小になるまで組み替えます。レバーレスチェンジャーでランフラットタイヤでも楽々です。




1日掛けて組み替えた結果です。フロントはRFVが大幅に減少しているので、組み方に問題(篏合不良)が有り、リアについては組み方とタイヤ単体のRFV不良が原因と考えられます。


少しでも装着状態のRFVを改善する為にRFV1次ピークを上死点にして装着します。装着時の偏芯取付も振動原因になることが多いです。スペーサーやハブリングもあまりお勧めできません。


完成です。


詳細数値です。


ホイールの精度は問題ないのですが、リアタイヤのRFVがかなり悪いです。ピレリ Pゼロでこの数値の場合は不良品として交換可能だと思いますのでオーナー様には購入店にて相談して頂くようにお伝えしました。(RFV許容値はメーカー、ブランドで異なり廉価な物ほど大きい傾向です。極端に安いアジアンタイヤ等はRFV200N程度は普通です。)

今回の車体振動の原因はリアのRFV不良でした。フロントが悪いとステアリングに、リアが悪いと車体やフロアに振動が出る場合が多いです。
RFV不良も、タイヤ、ホイール、組付け方、装着方法の4つに分けることが出来ますので切り分けて原因追及しないと改善出来ない場合が多いです。
振動問題で良くアライメントが出てきますが、基本的に主要因とはなりませんのでご注意ください。

後日お客様から、振動は3~4割減少し、苦痛だった物がぎりぎり許容範囲に収まったとの連絡を頂きました。
購入店の方からも連絡を頂き、数値の説明もさせて頂いたのでその後交換できたと思います。

オーナー様ご利用ありがとうございました。
2014年04月07日 イイね!

ゴルフ6GTI ユニフォミティマッチング

ゴルフ6GTI ユニフォミティマッチングゴルフ6GTIにお乗りのお客様からユニフォミティマッチングを賜りました。
ステアリングの振動というよりはフロアの振動が気になるということでした。






ホイールはCOX CS-10 タイヤはダンロップ SP SPORT MAXX TTです。



早速、GSP9700にてユニフォミティの測定をしてみます。

結果はこちら↓

全体的に悪くはないのですが、リアに80Nというのが振動の原因になって
いるのではないでしょうか。

タイヤを外してホイールを測定していきます。
ホイール単体での重量バランスも診てみました。


特に問題ありません。

ホイール測定後、タイヤを組み付けていきます。

組付け後、再びGSP9700にて測定を行います。

ホイールのローポイント、タイヤのRFV1次ピークにマーキングをし、
位相合わせをしていきます。
これをRFVが最小になるまで繰り返し行います。

最終結果はこちら↓

1本は組み替えは行わず、3本のみ組み換えを行いました。
2本はRFVが低減しましたが、1本は変わらずというところでした。
ホイールの測定結果もあわせてどうぞ↓

ホイールの精度は良好、タイヤ単体のRFVもまずまずといったところです。
輸入車、高性能車であれば組付けRFVが80N以下が理想です。
これで良くなっていればいいのですが…。

オーナー様ありがとうございました。
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