
何度かご来店頂いているアウディRS6にお乗りの
b42様から、
ユニフォミティマッチングのご依頼が有りました。
今回のホイールは
FINSPEEDと言うアメ鍛です。自社で製造しているようで品質的には自信が有るようなのですがそこはアメ鍛です。過去色々な事が有ったので実際の精度はどうでしょうか?
※過去の苦闘の数々
アウディ RS6 ステアリングの振れ
その1
アウディ RS6 ステアリングの振れ
その2
アウディ RS6 ステアリングの振れ
その3
US鍛造ホイール ADV.1のクオリティについて:
1~5
FINSPEED F5 spyder 21インチです。画像では分かりにくいのですが、コンケーブ具合がすごいです。国産ホイールには無い魅力です。
参考までに重量を測ってみたところ約11.5kgと非常に軽量です。BBS1P鍛造の20インチが11~12kgなのでかなり軽いです。
ハブ側もしっかり肉抜きされています。
ビードシート部にはリムずれ防止のローレット加工もしっかりされています。ハイパワー車両は
結構リムずれするのでローレット加工は必須です。
ユニフォミティバランサー
GSP9700にセットしてホイールのランナウトを測定し、ローポイントにマーキングします。

タイヤを組み込んで、ユニフォミティを測定します。

タイヤのRFV1次ピークとホイールのローポイントを位相合わせします。

RFVが最小化するまで組み替えます。作業は丸1日掛かります。
組換え後のRFVです。全て65N以下になりました。RFVを最小化してから重量のホイールバランスを1g単位で取ります。
RFV1次ピークを上死点に装着します。
完成です。
コンケーブ具合がすごいです。
詳細数値です。
心配していたホイール精度ですが、0.2mm以下の振れなので問題ありません。
アッセンブリのRFVも65N以下なのでシミーや微振動の心配もなく高速クルージングが可能だと思います。
オーナー様ご利用ありがとうございました。
Posted at 2014/12/25 14:38:04 | |
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ユニフォミティマッチング | 日記