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ロボ部長のブログ一覧

2019年10月16日 イイね!

大きくてこころやさしきエクスペディション

大きくてこころやさしきエクスペディションかつて弩級のサイズを誇ったエクスカーションなきいま、フォードのSUVラインナップで最大型となるエクスペディションです。その現行型を路上で見るのは初めてでした。こちらはリアのオーバーハングを延長して3列目シートとラゲッジのスペースを広げたグレード「MAX」です。
エクスペディションというと個人的には「北海道」を連想します。何度か札幌へ行った際に、少し前のエクスペディションが走っているのをよく見たからです。その時に思いました。東京都内だとちゅうちょするようなサイズであっても、北海道の道であればそれほど持て余すこともなく、元来備わるユーティリティの高さとタフネスさは、北海道の暮らしでこそ真価を発揮するのではないか。都会でイメージ先行で乗る車ではなく、実利を得るために必要があって選ばれるたくましい車-そんなイメージを持っていました。

現行型はこれまでのエクスペディションからすると、ずいぶん洗練されて都市的な趣を増したようにも見えます。それでもよく見れば、やはり「大きな実用車」という本分を踏み外すことのない堅実なつくりが散見されます。基本的にはプレーンで装飾的要素が少なくサイズ感がつかみやすそうなボディ、積載性を低下させないスクエアなリアエンド、見切りの良い面積と形状のウインドウなど、こうした車本来の目的を踏まえた成り立ちはさすがフォード。それらしい雰囲気の演出でなく、必要な機能や用途を充たすためのインダストリアルデザインであることに好感を覚えます。
驚かされたのは、この写真を撮影中はアイドリング状態でしたが、その静かさです。腹に響くような低周波のうねりなど一切なく、3.5Lのエコブーストは実に穏やかに、ジェントルに仕事をこなしていました。その場に居合わせたオーナーさんも、昔のアメ車のイメージはまったくあてはまらないとおっしゃっていました。燃費も存外によく、レギュラーガス仕様であるのもGoodと。なるほど、昔ながらのよきアメリカ車の伝統もしっかりと引き継がれているわけですね!
Posted at 2019/10/16 19:42:41 | コメント(0) | トラックバック(0) | Expedition | クルマ
2017年04月13日 イイね!

寸描・フォード in 神戸

寸描・フォード in 神戸仕事の縁で、ここ十年近く、年に1〜2度の頻度で神戸に通うようになり、すっかりこの街が好きになりました。許されるなら、松本隆さんみたいに神戸にも別邸を構えたいくらいです。
神戸では常宿にしている所があって、そこは新神戸の駅からほど近い北野の一角にあります。一大観光地の異人館などで名高いエリアで、エキゾチックかつ落ち着いた趣の街並みがとても気に入っており、いつも時間が許せば一帯を歩き回っています。

傾斜の急な、幅の狭い道を山の上の方に向けて歩いていくと、まさかここにまで車が入ってくるのか?と思うような奥まった場所にも、ガレージを備えたお宅があったりしていつも驚かされます。そして、そうした場所にはゴルフやポロ、BMWなら1シリーズ、プジョーなら200番台のモデルあたりの輸入車がとても多いのです。ちなみに今回はクライスラーのイプシロン(ランチア・イプシロン)や、ちょっと前のアストラの4ドアセダンなどというレアな車を駐車しているお宅にも出会いました。
共通しているのは、小回りが効くコンパクトカーで、しかも5ドアが主体なこと。3ドアのフィアット500などはこのエリアではあまり見かけません。要するに、小型でもサブカーでなくあくまでもメインカーとして使えて、かつオーナーのこだわりや美意識を投影できるような一台を選んでいるお宅が多いように思います。
そしてそこに、フォードの姿を目にしたことは残念ながらこれまでに一度もありません。無理もありません、一般的なフォードのイメージは、北野の入り組んだ狭隘路をゆく姿とは真逆ですから・・でも、もし最後のフィエスタやフォーカスなどがもっと売られ続けていたなら、こだわりをもった人たちにも進んで選ばれる一台になりえたのではないか、などとも感じます。今さら仕方ない「たられば」の話ですが。

さて一方で、神戸もより海へと近づいていくと、マスタングなどUSフォードの各車に出会う機会が増えてきます。今回もマスタングを見たし、エクスプローラーは言うに及ばず、そしてこの写真は灘の阪急線の高架沿いでのエクスペディションです。初めてみるグリーンのボディカラーが洒落た印象だったので、シックなマルーンの阪急電車と組み合わせてみました。
Posted at 2017/04/13 23:11:32 | コメント(1) | トラックバック(0) | Expedition | クルマ
2016年04月26日 イイね!

エクスペディションに感じる「ちょっと古い」仏車の匂い

エクスペディションに感じる「ちょっと古い」仏車の匂い少し古めのエクスペディションって妙に好きなんです。特にこの個体のように、あまりカスタマイズされていないオリジナル度をよく保ったモデルだと、趣味の対象というよりこのクルマ本来の「実用的なギア」という印象が強く、よりエクスペディションの本質に近い気がします。そしてそれは、アメリカにおける自動車像のひとつの典型であるようにも感じられます。

日本だと、よほどのフリークでもなければ「デカい」のひとことで片付けられてしまわれそうなエクスペディション。しかし、私はこのクルマのたたずまいに、少し古いフランスの大衆車—たとえば80年代までのルノーやプジョーのベルリーヌ・ブレークなど—に一脈通じるものを覚えます。仏車好きからすれば?かもしれませんが、古めのエクスペディションを見るたびに私が連想するのがルノーの4なのです。

そのクルマがおもに使われる地域の風土に根ざし、文化が色濃く反映された一台として、結果的に強い「らしさ」を感じさせる。サイズの大きい小さいの違いはあれど、あくまでも人びとの暮らしの場面で便利に使われる道具としての成り立ちを素直に追求した一台として、高級感や必要以上の機械的精巧さの獲得にはあまりこだわっていなそうな点も、ある時期までのフランスの大衆車の設計思想と共通するように思えます。

古いエクスペディションはパネルの組み付け精度がわりと大雑把に見えて、パーツどうしのギャップも大きく、人によってはそれをアメリカン・クオリティと称するのでしょうが、私はそうした点にもむしろ好感をもっています。
Posted at 2016/04/26 21:24:14 | コメント(0) | トラックバック(0) | Expedition | クルマ
2016年03月01日 イイね!

荒天下の札幌で出会ったエクスペディション

荒天下の札幌で出会ったエクスペディション出張で札幌を訪れています。昨日今日はこちらでも数年に一度というレベルの荒天で、北海道内の各地で交通事故も多発しているようです。早朝の札幌駅前のホテルから眺める街中も、横殴りの吹雪が強く舞う厳しいシチュエーションでした。そんな中を行くフォードを2台見ました。1台は先代フォーカスのおそらく1.6、そしてもう1台がこのエクスペディションです。どちらも悪天候に負けることなく、何よりもオーナーさんを安全に、快適に送り届けるという使命を一身に担っているかのようでした。特にこのエクスペディション、ふだん東京方面で見るそれより、いたって飾り気のないことも相まって、はるかに頼もしく、かつ凛々しい存在であるように見えました。
Posted at 2016/03/01 22:21:55 | コメント(1) | トラックバック(0) | Expedition | クルマ

プロフィール

「まさしく、日本の景色の中にいるフォード。Viva !」
何シテル?   01/17 15:18
自然体で、気兼ねも気負いもなく付き合えて、けれど愉しいクルマ。フォードを40年近くにわたって乗り継いでいます。2016年をもってフォードは日本から事業撤退しまし...
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