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ロボ部長のブログ一覧

2016年05月14日 イイね!

このモンデオのような一台に出会えるのが、フォード好きとしての悦び

このモンデオのような一台に出会えるのが、フォード好きとしての悦び今日の神田駿河台を走っていたモンデオGhia。外見上は本当に何の付加物もない素な状態で、しかもすでに10年以上を経過しているはずの車齢も感じさせない、それはそれはクリーンでピュアな印象でした。このような、まるで工場出荷時の姿が今日までそのまま順当に維持されたかのようなフォード車を、ごく稀ですが街中で目にすることがあります。

あくまで勝手な想像ですが、オーナーさんはおそらくみんカラなどに手を染めるようなタイプでなく、生活のよき伴侶としてフォードを選び、淡々と、しかしていねいに付き合いを続けている方なのではないかと思います。フォードに対して必要以上の思い入れや意識を持つことなく、もっと冷静に、自らのライフスタイルにおけるクルマの位置付けを見渡したときに、フォードを選ぶことが合理的だった。だから気に入って大事に乗り続けているーそんなオーナーさんとフォードとのバランスの取れた関係をイメージします。

自然体でありながら、気配りに支えられた輝きを静かに放っているような。そう感じられる一台に出会えたときは、フォードが好きな一人として醍醐味を得られる瞬間です。
Posted at 2016/05/14 21:58:11 | コメント(1) | トラックバック(0) | Mondeo | クルマ
2016年04月30日 イイね!

クリス・バードの美意識

クリス・バードの美意識90年代から2000年代にかけて、欧州フォードのデザインテーマであったニューエッジ・デザイン。その後期にあたる2000年代初頭のモンデオやフィエスタのデザインを統括したディレクターがクリス・バードです。アウディから欧州フォードへ移ったバードは、おそらく当時のアウディが世界のカーデザインに多大な影響を与えたトレンド・セッターであったことから、フォードがそのようなトーンを自社のデザインに欲していたがゆえの「引き抜き」だったのでしょう。実際にこのモンデオとフィエスタにも、初代TTやA2といったアウディの先鋭的なデザインと相通じる処理が認められます。両車ともに、均一でシャープなライン、大きめのRがかけられてテンション(張り)を感じさせる面構成、明確な円弧のフェンダーアーチなど、当時アウディが打ち出した「ニュー・ジャーマンルック」とでもいうべきソリッド指向な造形手法のうえに成り立っているデザインといえます。明らかに、クリス・バード自身の造形感覚や美に対する意識が反映されていると考えられます。
メーカーのインハウス(企業内)デザイナーであれば、自分自身の美意識や好みがあっても、時に応じてテーマを変える企業のデザイン方針に合わせた表現をすることが求められます。逆にいえば、つねに自らの持ち味で勝負ができるように、それが生かせそうな企業を渡り歩くこともインハウスデザイナーの宿命です。アウディで確固たるデザインのテーマを築くことに貢献したバードは、その成果をフォードにおいて遺憾なく発揮させることになりました。その後、フォードがより躍動的で情感に訴えるキネティック・デザインへとデザインテーマを変化させるとともに、バードはこの次のモンデオのFMCまでは関わったようですが、それ以降はフォードデザインの表舞台で名前を見ることはなくなりました。
Posted at 2016/04/30 18:40:15 | コメント(1) | トラックバック(0) | Mondeo | クルマ
2016年02月19日 イイね!

やがて自分のフィエスタもこのモンデオのように歳月を重ねるだろうか

やがて自分のフィエスタもこのモンデオのように歳月を重ねるだろうか本日の赤坂で。RSエアロパーツ装備のワゴンは案外珍しいように思います。インクブルーの渋いボディカラーとあいまってヨーロッパの快速ワゴンといった風情がいいですね。写真ではわかりにくいかもしれませんが、このモンデオワゴンはいかにも「使い込まれた道具」といった具合に外見が適度にヤレているのもまたいいです。
思うに、このモンデオのことを私流に例えるならば「大きめの標準車」であって、決して「高級車」に非ず。だから多少ボディパネルが傷つこうがペイントが剥がれようがヘッドランプが曇ろうがホイールがダストにまみれようが、ちゃんと動くならばお構いなし!特にこの、意匠に光り物も少ない二代目初期型はそんなラフな付き合い方が積極的に許せる気がするのです。
実車は見たことがないですが、おそらく現行モンデオはある意味で本当に高級車の域に片足を入れているので、こういう関わり方はだんだんと似合わなくなりつつあるのではないでしょうか。

私のフィエスタもそのうちあちらこちらに大中小のキズが走り、パネルのギャップが少しずつ広がり、塗装のツヤが引け・・・となって、やがて自然な景色の一部と化していくのでしょう。
Posted at 2016/02/19 20:56:27 | コメント(0) | トラックバック(0) | Mondeo | クルマ
2016年02月11日 イイね!

フォードの貴重なスポーツサルーン

フォードの貴重なスポーツサルーン今日の浦安市内某所、右隣に珍しや、モンデオのST220を発見。フォード撤退が決まったいま、もともと希少であったこのグレードは本当に貴重な一台になったと思います。入念に組み上げられた自然吸気エンジンを、電子デバイスの介入も最小限に3ペダルMTで操るシンプルなドライビングを堪能できるスポーツサルーンとして、フォードが日本に正規で導入したほとんど唯一のモデルがST220です。すでに最終モデルでも10年超となっていますが、オーナーさんにはできる限り乗り続けていってほしいと思いますね。

この写真を撮影したときは信号待ち中で、このあとすぐ左側に我がフィエスタを横付けしてご挨拶を試みたのですが、まったく気にかけてもらえず・・残念 T_T

Posted at 2016/02/11 19:28:58 | コメント(1) | トラックバック(0) | Mondeo | クルマ
2016年01月12日 イイね!

愚直なワゴンは過去へと去りけり

愚直なワゴンは過去へと去りけり昨日の溜池で見たモンデオワゴン。伸びやかなサイドビューがとても気に入っています。ルーフラインをボディ後方まで素直にシュッと伸ばした、いかにも収容能力が高そうなスクエアなシルエットは明らかに実用車のそれです。
近年ではSUVや、それをより一般の乗用車に近いスタンスへと融合させたCUVの台頭に伴い、絶対的なスペース効率の追求はそれらに委ねて、セダンベースのワゴンはおしなべてスタイリッシュさの追求に重きを置くようになっています。ルーフラインは後方へ行くに従いなだらかに下降し、リアピラーの角度はどんどん寝かされる。クーペのようなシルエットは積載性を重視するよりも、ゆとりあるライフスタイルを演出する、かつての「シューティングブレーク」的な存在をめざしているかのようです。最新のモンデオやフォーカスのワゴンもそうした路線を志向しているのは明らかです。

欧州フォードのワゴンといえば、このモンデオも初代フォーカスも、箱型のボディとワイドなリアゲートの開口部に象徴されるように、ワゴンとしての本分を忘れていない成り立ちがいかにも実用性重視のユーロワゴンらしいものでした。実車を見たことはないものの、衝撃的なエアロルックをまとったかつてのシエラでさえ、ワゴンはサルーンに比べて保守的に映るほど実用車然としたたたずまいでした。そんなフォードの愚直なまでのエステート・スタイルが懐かしいです。

Posted at 2016/01/12 22:41:54 | コメント(1) | トラックバック(0) | Mondeo | クルマ

プロフィール

「まさしく、日本の景色の中にいるフォード。Viva !」
何シテル?   01/17 15:18
自然体で、気兼ねも気負いもなく付き合えて、けれど愉しいクルマ。フォードを40年近くにわたって乗り継いでいます。2016年をもってフォードは日本から事業撤退しまし...
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