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ロボ部長のブログ一覧

2021年06月27日 イイね!

「2つの顔を持つ車」C-MAXを見た!

「2つの顔を持つ車」C-MAXを見た!実はモッズさんで、フォーカスセダン以上に実車を見たかったのがこのC-MAXだったのです。これも幸いなことに、ストックヤード内のわりと手前側に置かれていたため、敷地内に入れなくても公道上からここまで姿を収めることができました。 

この車の何がすごいかって、まさに「ダブルグリル」と表現するのがぴったりなフロントエンドの造形です。
フォード・ブルーオーバルを擁したトップ部のグリルと、クローム仕上げの横桟を持ったロワーグリルとの組み合わせ、その両者の整合や均衡がまるで考慮されておらず、それぞれに違ったモチーフのグリルを上下に2つ、とにかく配してみた感がハンパありません。2種類の異なる表情を持ったグリルが上下でお互いに存在を主張しており、まるで「2つの顔を持つ車」なのです。

トップ部のグリル(グリル1)は、キネティック・デザインの初期に見られた、比較的スリムな開口部のセンターにブルーオーバルと太めのクロームのバーを入れる処理で、これはC520クーガなどと相通じています。



それに対するロワー部のグリル(グリル2)は、コーナーを面取りした台形基調にクロームの横桟を複数本持つ、キネティック・デザインからの発展形であるワングローバル・デザインで採用されたグリルです。後期型B299フィエスタをはじめ、2014年以降のフォード各車でお馴染みのモチーフですね。いわゆる「アストン顔」と称されるグリルで、これはそれまでの上下二段構成を前提としていたグリルを、メインの一枚に置き換えることが前提とされていました。



2000年代後半頃から導入されたキネティック・デザインでは、グリルは上下配置の二段構成でした。しかし、ロワー部の台形グリルはサイズこそ大きめながら、クロームの加飾が外縁部のみと控えめで、グリルというよりは「大きな開口部」といった扱いだったのです。
このC-MAX登場直後(下写真:2012年頃)の姿が、まさにそのキネティック・デザイン当初の姿に相当します。ご覧の通り、ロワーグリルは大きいけれど、それほどグリルとしての存在を主張していないのが分かります。


C-MAXがアメリカ市場でハイブリッドMPVとして発売されることになった2013年は、キネティック・デザインから発展したワングローバル・デザインが本格的に展開される少し前のタイミングで、おそらくその露払い的な位置づけとして、いち早く「アストン顔」のグリルを搭載したものと想像します。ただし、それ以前のトップ部のグリルもそのまま生かされた形で。
このような極端なダブルグリル処理は、このC-MAXの他だと、実車を見たことはないですが、ヨーロッパでC-MAXより小型のセンターピラーレスMPVとしてリリースされたB-MAXが該当します。

一体、この「2つの顔を持つ車」2つのグリルの組み合わせがどれほどのハレーションを発しているのか、ぜひとも実車を見てみたかったのですが、実際に見た上での結論を言うと、思っていたより違和感は少なく、案外すんなりと腑落ちしました。ミニバン的な全高の高さによるフロントエンドのボリュームをカバーするには、これくらいアイキャッチとなる要素を上下に配置しないと持たなかったのでしょうね。
とはいえ、やはり車の表情を決定づける要となるグリルの扱いとしては、かなりぶっきらぼうで、いかにも洗練さに欠けるものです。私的には、こういう予定調和を崩したようなのは結構好きですけど(^^
Posted at 2021/06/27 21:08:21 | コメント(1) | トラックバック(0) | C-MAX | クルマ
2016年11月11日 イイね!

C-MAXというフォードの真髄・・EFM2016の空の下で/3

C-MAXというフォードの真髄・・EFM2016の空の下で/3今回のEFM2016で嬉しかったのは、ここ20年来日本市場で正規に販売された欧州フォードの各ブランドがひと通り揃ったことでした。細かいことを言えば、初代モンデオの参加がなかったり、初代フォーカス/二代目フォーカス/二代目モンデオの標準車の参加もありませんでしたが、そのあたりの各車は趣味的に扱われるよりは純粋に実用の対象であったり、すでに実用車としての務めを全うしている個体も多いので、やむを得ないのでしょう。
そんな中で、このフォーカスC-MAXの存在が光りました。こちらはみん友のvokey72さんの愛車で、少し前に足まわりを中心に大がかりなリフレッシュを受けたばかりという逸品です。

フォーカスC-MAX、私も大好きな欧州フォード車です。我がフィエスタと同時期のモデルゆえ、デザインにも近似性があって親しみが湧きます(真後ろからの姿なんて本当にそっくりですし)。vokey72さんの個体とはアクエリアスのボディカラー同士のため、以前からみんカラ上で、いつかツーショットしたいですね〜などと言っていたのが、秋晴れの富士をバックについに実現!どうですか、富士の稜線とも一脈通じる、端正で品のある表情の持ち主だとは思いません?

フォーカスC-MAXは二代目フォーカスのハイトワゴンとして国内へ導入されました。フォードジャパンとしてはファミリーユースのコンパクトミニバンのニーズを見込んだのでしょうが、標準フォーカスともども鳴かず飛ばず・・(>_<)しかし見れば見るほど各部の良心的なつくりがじんわりと沁み入ってくる、それでいて、走らせれば欧州フォードの名に違わない信頼のハンドリングで応えてくれるそうです。ぱっと見に派手なところはなくても、まさしく「家族のよき伴侶」というフォードの真髄のような存在であり、これからもできるだけ長く走り続けていってもらいたいです。
Posted at 2016/11/11 22:03:23 | コメント(2) | トラックバック(0) | C-MAX | クルマ
2016年01月23日 イイね!

静かで確かなる存在・フォーカスC-MAX

静かで確かなる存在・フォーカスC-MAXフィエスタのセーフティチェック受診で訪ねたフォード浜野店。広い敷地の片隅にぽつんと置かれたフォーカスC−MAXに目が行きました。ナンバーが外されているので廃車待ち?と思いショップの方に聞いてみると、これからオークションへ出すそうです。海外向けに需要はあるようで、まだ使えるのならぜひどこかの国で元気に走り続けていってほしいものです。

フォーカスC-MAXは当時からすごく好きでした。派手なところはないものの、風通しの良さそうな明るいキャビンをもった良心的なファミリーサルーンという趣が魅力的に感じられました。特にこのサブライムのカラーリングはいかにもヨーロッパ直輸入といったトーンがいいですね。実はいまのフィエスタに乗り換えた時には他に愛車候補として考えていた一台だったのです。
フォーカスC-MAXがヨーロッパでマイナーチェンジを受けたときから、フォードのデザインは急速にダイナミズムの表現へと舵を切り、それ以降の躍動ぶりはご承知のとおりです。私にとっては「静かなる存在感」をたたえた欧州フォード像の最終章を飾る名車です。
Posted at 2016/01/23 19:55:46 | コメント(3) | トラックバック(0) | C-MAX | クルマ
2012年03月07日 イイね!

日替わりEuro Ford・・グランドC-MAX

日替わりEuro Ford・・グランドC-MAXこちらも昨年ラインナップに加わったばかりの3列シート型C-MAX。やはりフィレンツェとローマではすでにタクシーで数多くお目にかかりました。しかしこのクルマ、あまりかっこいいものではありません。最近のフォードらしいスポーティーな印象のフロントに対して、ピラーの立った角張ったリアまわりとのバランスがどうにも取れていないような・・昔のシトロエンのAMIやGSなどのブレーク(ワゴン)を彷彿とさせる、ちょっと不恰好な?感じのキネティックです。
Posted at 2012/03/07 00:24:20 | コメント(0) | トラックバック(0) | C-MAX | クルマ
2012年03月06日 イイね!

日替わりEuro Ford・・C-MAX

日替わりEuro Ford・・C-MAX昨年モデルチェンジしたばかりのC-MAXですが、フィレンツェにもローマにもたくさん走っていました。ただし、目にした9割方はタクシーで個人ユースの車となるとまだまだ少なかったです。ちなみに写真のC-MAXを最初に遠目で見たときは、S-MAX?クーガ??よく似ていて一瞬判断がつきませんでした。それだけスタイリングコントロールがよくできているとも言えますが、ちょっと金太郎アメ的な印象を持ったのも事実です。
とはいえ、ちょうどイプサムくらいのサイズ感は、初代C-MAXやVWシャランの双子車だったギャラクシーの代替車には適していそうですね。
Posted at 2012/03/06 00:09:24 | コメント(1) | トラックバック(0) | C-MAX | クルマ

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「まさしく、日本の景色の中にいるフォード。Viva !」
何シテル?   01/17 15:18
自然体で、気兼ねも気負いもなく付き合えて、けれど愉しいクルマ。フォードを40年近くにわたって乗り継いでいます。2016年をもってフォードは日本から事業撤退しまし...
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