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ロボ部長のブログ一覧

2025年01月15日 イイね!

いまもなお身近で元気なクーガを前に

いまもなお身近で元気なクーガを前にいま自宅から一番近い場所に常駐しているフォード、それがこのクーガである。そしてさらに、自宅の周辺近距離で現在でも生息している台数を最も多く把握できているのも、やはりクーガである。この写真の初代C394が1台と、2代目となるC520が3台。そこに、実質的な同一車とも言える、昨年知り合えたUSエスケープSEを含めれば5台となり、他のフォード車を抑えてダントツのご近所現役フォードなのである。実際に近所でなくても、いまもって街中で目にできる機会が多いフォードは、クーガかエコスポーツという印象だ。あれほど当たり前に目にしたエクスプローラーさえ、ここ最近は急に出会う頻度が下がった気がする。

クーガが日本で一定の支持を得て、なおも現役車がそれ相応に多いことは、いろいろな点で合点が行く。根本的なSUV人気、相対的に日本で扱いやすいディメンション、特に初代は欧州フォード派には待望久しい国内復活第一号であり、当時の媒体で「フォーカスSTのSUV版」などと称されたことも効いていたはず。案外忘れてはいけないのは、国内で長らく定番車だったエスケープの実質的な後継車的な位置付けでもあったわけで、もとよりフォードが得意とするSUVジャンルという信頼感にも支えられて、初代・2代目ともに受け入れられたのだろう。初代が日本で発売されてちょうど15年となり、結構なご長寿車になろうとしているが、それでもなおこうして元気でいるのは、同じフォード乗りとして頼もしく思う。

クーガを見ると、いまさら考えたところで何にもならないことは承知の上で、もし2016年以降もフォードが公式なビジネスを日本で継続していたら・・などと妄想してしまうのだ。
日本撤退直前期はアメリカ本社側の認識はさておき、日本でのフォードは着実に販売実績を伸ばしていたから、その勢いをさらに伸ばしていきつつも、一方でフィエスタとエコスポーツという日本で売りやすいクラスが揃ってディスコンとなり、フォーカスもおそらく現行型は国内には入れられなかっただろうから、代わりにエクスプローラーとクーガが販売の主力となったことだろう。どちらも2016年以降にフルモデルチェンジがあり、特にクーガは3代目でもサイズが極端に大きくなることなく(全高などむしろ下がった)、キラキラ感もより増していたので、たぶん日本でもさらに支持が広がったような気がする。クーガは十分に、日本のフォードビジネスの核を担えたのではないか。
さらに、クーガより下位のクラスをカバーするべく、ピューマは確実に入れられていたはずで、それによりフィエスタとエコスポーツの抜けた穴をきっちり埋めていたことだろう。
そして忘れてならないのは、おそらくUS系からブロンコスポーツがラインナップに加えられたのではないか。ベースがエスケープ(=クーガ)でもうまいことRV感覚が盛られて差別化された1台で、ちょっとランクル250っぽさもあり、日本でも十分に受けそうな1台である(ちなみに本家ブロンコは、あまりにハードコアに過ぎるので日本への導入はきっとされなかった?)。
もちろん、マスタングは現行型でも入れられていたろうから、フォードはSUVとスポーツクーペを軸とする商品ラインが確立され、結構キャラクターが明確なビジネスが展開できていたように思う。
・・・本当にただの妄想だけど、仮にこのようなビジネスがいま日本で繰り広げられていたなら、それはなかなか悪くないフォードの像だったのではないだろうか。
Posted at 2025/01/15 19:13:04 | コメント(0) | トラックバック(0) | Kuga | クルマ
2024年12月27日 イイね!

きっとずっとここにこうしているクーガ

きっとずっとここにこうしているクーガ今年はこういう写真を撮りづらくなった。闇バイトとかトクリュウなどと称される犯罪が多発したことで、住宅地を部外者がただ歩いているだけでも住人から不審がられないとも限らない。ましてやカメラを構えて他人様のお宅に駐車されている車を写していれば、側から見れば相当怪しく思えることだろう。

それでも私は、このようなシーンのフォードに出会えるのがとても嬉しい。ともかく街中で眼にするフォードはさらに減っている印象があるが、しかしまだまだこうして人々の日常に溶け込んで生きるフォードは確かにいる。
ちょっと懐かしい蛇腹スイング式の門扉に守られたこちらのクーガは、左右のミラーも畳まれて自宅玄関前の限られた空間にぴったりと収まっているのが想像できると思う。車のコンディションも自然に時を重ねてきた「一朝一夕でない」感があって、まさにオーナーさんの日々の暮らしの一部となっているかのような、景色に馴染んだ感じがすごく魅力的だ。



Posted at 2024/12/27 09:01:57 | コメント(0) | トラックバック(0) | Kuga | クルマ
2024年12月01日 イイね!

フォード クーガの集い2024

フォード クーガの集い2024横浜でのクーガ モーニングクルーズにお邪魔してきた。クーガは2代目を中心にまだ案外目にできるとはいえ、ここ2年間くらいで降りられる方が着実に増え、みんカラでも箱替えされたという方が少なくない。そんなタイミングでのモニクル開催は、今もクーガに乗り続ける方・かつてお乗りだった方はもとより、フォード車はなんでも参加OKという懐の深さに引き寄せられて、私もフォーカス1600GHIAを連れ出してきた。



横浜港のシンボルタワー駐車場、12月に入ってすぐの日曜日はとても師走と思えないうららかな陽気で、ドッグランに訪れた犬連れの人々で大賑わいの中、駐車場の一角にクーガをはじめとしてフィエスタやフォーカス、そしてクーガから乗り換えられた国内外の各車が集った。クーガは2代目が複数台見られた一方で、初代の参加がなかったのは少々残念。とはいえ初代クーガ自体、目にする機会が一気に減ったのだから仕方がない。ちなみに今日は2代目はそれぞれにカラーリング違いでの参加で、当初のイメージカラーのジンジャーエールや、相対的に台数が少なめのムーンダストシルバーの姿もあったのが良かった(シルバーはキネティックデザイン以降の欧州系フォード各車に共通して、日本だと意外に数が出ていない色なのである)。


クーガの現オーナーさん、元オーナーさんともに、クーガの魅力を熱く語られる方が多かった。降りられた方でも、トラブルにさえ見舞われなければもっと乗っていたかったという声は多く聞かれた。皆さんの声からも、クーガはトータルバランスに優れた、素性のいい車であることがうかがえる。もしフォードが2016年をもって日本から撤退せずビジネスを継続していたなら、安定して売れ続けていた車種であったことだろう。

さて今日はクーガが主役ということで、ぜひともご参加いただきたいと考え、お声がけをしていたのが今年の6月に自宅近所で偶然出会った、2017年式USエスケープのオーナーさんである。言うまでもなく、2013年以降のエスケープとクーガとは基礎的に米欧共通仕様の兄弟車であって、2017YM(Year Model)としてマイナーチェンジを受けたエスケープは、いわばマイナーチェンジされたクーガと同等と言って差し支えない。このMC後のエスケープは日本では相当に稀少車なはずで、それゆえMC前後の「表情違い」での横並びが実現できる機会など滅多にあるものではない。だから、個人的に今日ぜひとも押さえたかったのがタイトルの写真である。わからない人からすれば一体何がすごいの?だろうけど、これは実はかなり見もののツーショットなんですよ〜!


ちなみに、両車はMCによるフェイスリフトで顔つきの変化の印象が大きいが、実はリアエンドも結構変化している。ランプの形状だけでなくリアゲートパネルのプレス形状まで変えられていることがわかるだろう。

今日はことのほか、クーガ以外の欧州フォードでの参加も多く、エルチェさんのフォーカスSTには久しぶりにお会いできたし(エレクトリックオレンジのSTも気づけばめっきりと少なくなった)、すら@さんのフィエスタTitanium、ヨコモンさんご子息のモルテンオレンジのフィエスタSTなど、欧州フォードの集いではお馴染みの皆さんも。欧州フォードのオフミといえばどうしてもRS=ハイパフォーマー系にスポットが当たる傾向が否めないところ、今日はクーガという、フォードが得意とするSUVが主役の場だっただけに、そこに欧州系の各車(いずれも国内では相当にレアな)が顔を揃えたことで、なんだかいかにもフォードらしい寛容で多様な空気が感じられる場だったのがとても嬉しかった。

くまモンNo.7さん、オーガナイズいただき本当にありがとうございました。そしてご参加の皆様、愉しい時間をありがとうございました。
Posted at 2024/12/01 18:44:42 | コメント(2) | トラックバック(0) | Kuga | クルマ
2024年10月21日 イイね!

色とりどりであった頃

色とりどりであった頃ここしばらく、ブログでフィエスタのボディカラーを話題にしていたことに加えて、くまモンNo 7さんがクーガの(元)オーナーさんを対象にオフ会を企画されるということもあって、約10年前・2014年から2015年頃の日本でのフォードへと目が向いている。その当時はブログでフォード車のカラーリングの貧相さをしきりに嘆いていた記憶があり、しかし今にして見れば決してそんなことはなく、むしろ各車種になかなか彩り豊かなカラーバリエーションが揃っていたのだな、と今さらながらに実感している。

例えば、気がつくとめっきり見なくなった、二代目クーガ発売当時のイメージカラーであったジンジャーエール。今も自宅の近くに1台いるので今日写真に撮ってみたが、やっぱりいい色だと思える。初代の筋肉質だったシェイプからぐっとスマートさを増した二代目クーガによく似合った、素敵な色だと思う。同じ色はエクスプローラーにも受注色として設定されていたけれど、より線の細さを備えたクーガにこそジャストフィットしている。
そしてこのクーガにおけるジンジャーエールのように、例えば同時期のフィエスタならブルーキャンディ、フォーカスだとキャンディレッド、エコスポーツのマースレッドなど、当時の日本でのフォード車にはそれぞれの車種ごとのイメージカラーがきちんとラインナップされており、その上さらにフィエスタのレザーパッケージにおけるディープインパクトブルーとコッパーパルスのような限定色も含めれば、絶対的な車種数に対して、実は豊富な色数を誇っていたのである。試しに現在の日本でのゴルフやプジョーあたりのカラーバリエーションを確かめてみるとよい。相当限られた色相しか選べなくなっていることがわかり、その点で当時のフォードには結構な選択肢が用意されていたと言える。

エクスプローラーなど大半が白か黒だったからこそ、その印象に基づいた、実際の状況を知らずの嘆き節というべきか、無いものねだりであったというべきか。その頃にはあまり気付かずにいた「好みの色を選べる」色とりどりな豊かさを、クーガを前に再認識した。
Posted at 2024/10/21 23:09:11 | コメント(0) | トラックバック(0) | Kuga | クルマ
2023年02月12日 イイね!

街中クーガ考

街中クーガ考コインパに駐車されているパンサーブラックorシャドーブラックのクーガ。こういうふうに今も街中で見られる欧州起源系フォード車としてクーガは不動の定番です(特にブラックカラーは)。これがフィエスタやフォーカスだとクーガみたいには街中で目にすることはできません。それらにはオフ会といった特別な場では多く出会えても、逆にクーガは欧州フォードのオフ会にはほとんど参加がないのです。これは何を物語るのでしょうか?

明らかにクーガは、いわゆる欧州フォードとして支持されるのとは異なったベクトルで選ばれていました。ただし初代C394クーガは日本で久しぶりの欧州生産フォード車として、また搭載されたエンジンも二代目フォーカスSTと基本が共通といったストーリーがあったことで、欧州フォード指名買いの対象となっていた面が強かった。
それに対して二代目のC520は、One Ford体制下でUSエスケープとの共通仕様となったことに象徴されるように、殊更に欧州フォードを意識させない商品内容となったことで、純粋にミドルクラスのフォードSUVとして選ばれたのでしょう。だからオーナーさんにもそれを欧州フォードとしてみる意識は薄いだろうし、知る人のみぞ知るマニアックな対象にならなかったからこそ、国内でも相応な数が出たと言えるわけです。

フォードにとってSUVは得意分野で、今のように自動車市場が猫も杓子もSUVみたいになるよりずっと以前から連綿とSUVを提供してきた実績があるだけに、日本でも一応の定評がありました。『フォードのSUV』というブランドへの信頼が根っこにあったから、クーガは「エクスプローラーよりも小さくて日本で扱いやすいジャストなフォードのSUV」としての市民権を得られたのです。一方でフィエスタやフォーカスといったBセグ/Cセグコンパクトは、残念ながら日本でフォードにブランド力は皆無だったから、王者ゴルフの前になす術もなかったのです。

ところで最近になって、あれほど身辺に溢れていたエクスプローラーが急速に減っている気がしています。特に国内最終世代となったU502がこの1-2年で一気に減っているのは、最初の発売からすでに10年を大きく超えて、いわゆる13年規制の対象となり始めていることが影響しているのかもしれません。その点で、エクスプローラーよりもう少し新しいC520クーガの方が、実は案外しぶとく日本の街中でその姿を見続けられるのではないか?本気でそう考えています。
Posted at 2023/02/12 11:31:00 | コメント(3) | トラックバック(0) | Kuga | クルマ

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「まさしく、日本の景色の中にいるフォード。Viva !」
何シテル?   01/17 15:18
自然体で、気兼ねも気負いもなく付き合えて、けれど愉しいクルマ。フォードを40年近くにわたって乗り継いでいます。2016年をもってフォードは日本から事業撤退しまし...
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