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ロボ部長のブログ一覧

2019年07月23日 イイね!

EFM2019より・2〜原初なシエラRSコスワースに感動!

EFM2019より・2〜原初なシエラRSコスワースに感動!欧州フォードのオフ会において、RSはいつもある意味で主役です。今回も特に三代目フォーカスRSの姿が多く見られました。会場でhironyaNさんにお聞きしたところでは、YMワークスさんやFLCさんが中心となって国内に入れられた三代目フォーカスRSはのべ100台になんなんとする?すごいなあ、Ford Performanceが手がけた三代目はグローバルモデルとして広く欧米で販売されたとはいえ、それだけの数が日本に集まっているとは!

そんな多くのRSが居並ぶ会場で、ひときわなオーラを感じさせたのがこのシエラRSコスワースです。説明の必要もないレジェンド・フォード、数は少ないながらも今なお日本で生きながらえる個体がある中で、こちらの個体は何がすごかったか?それは、車両の内外にわたってほぼオリジナルの状態がキープされていることです。

これまで国内で目にしてきたシエラRSコスワースの多くは、どこかに手を加えられ姿を改めているものが多かったです。こうした競技直系というべき車ならモディファイされてナンボという向きもあり、結果としてメーカーから送り出されたストックの状態を後世に伝える個体が限られることも事実。特にインテリアは、大概がステアリングとシフターが交換されていたり、時にはシートさえ交換されることもあるのに対して、こちらのシエラRSはそれらすべてがオリジナルなのです!いまどき純正ステアリングとシフトノブを装備したシエラRSなど、そうそうお目にかかれるものではありませんよ・・




いかにもホモロゲモデル然とした趣に溢れた外装に対して、コストを重視してさほどスペシャルな要素は盛り込めなかったという内装(当時の開発担当エンジニアは、レカロシートと革張りステアリングが精一杯だったと洋誌のインタビューで答えています)とのコントラストが、結果としてシエラRSコスワースの強烈なキャラクターへと結実しました。
「攻撃的な外見+事務的な内観」という、かつてのハイパフォーマンス・ユーロフォードらしい佇まいを色濃く残す貴重な一台は、1986年にひとりのオーナーさんの手でイギリスから日本へと持ち込まれ、以来、その方のもとで今日まで大切にされてきたという、まさに珠玉の存在です。これからも末長く、この国でそのままに生き続けることを心より願います。
Posted at 2019/07/23 19:09:10 | コメント(0) | トラックバック(0) | Sierra | クルマ
2019年06月19日 イイね!

「サファイアのトランクの隅をつつく」ようなお話し

「サファイアのトランクの隅をつつく」ようなお話し先だってシエラ サファイアRSコスワースについてブログで取り上げた際に、以前のカタログやフォード関連の書籍などをいくつか見返して、気がついたことがあります。

この高性能版シエラ4ドアサルーンの車名は、これまで「Sierra Sapphire RS Cosworth」であると認識していました。当時のフォード発行によるイギリス向けRS専用カタログにもそう記されています。一方で、手元にあった1988年版のオランダ向け総合カタログではSierra Sapphire Cosworthと、RSなしで表記されています。最初は単に記入モレかと思いました。しかし、同じカタログにはエスコートRSターボも掲載されていて、そちらはEscort RS Turboと、ちゃんとRSのネーミングが記されているのです。ということは、シエラの方は意図的にRSが外されているのかも、もしかするとRSが付かないのが正式な車名か?などという、どうでもいいっちゃぁどうでもいい疑問を抱いたのでした。

気になり出して、手元にある書籍などをランダムにひっくり返してみたところ・・
パフォーマンス系欧州フォード各車を網羅した書籍「Performance Ford」には、やはりRS抜きで、Sierra Sapphire Cosworth 4X4とあります。ただし本書では、1990年に後から登場した4WD版をRSなしで、88年登場のオリジナル2駆モデルはSierra Sapphire RS CosworthとRSが付けられて掲載されています。
上述したオランダ向けカタログでRSが付いていないのが88年の2駆モデルなので、表記にズレがありますね。

そして、先日のブログで写真に使ったCORGIのミニカーのパッケージ、こちらにもSierra Sapphire Cosworthとだけ記されていて、RSが入っていません。ミニカーのパッケージにおいてネーミングの扱いはとても重要なはずで、RSというシンボリックな部分をわざわざ表記から省くことは考えにくい気もします。


しかし、もしかすると決定的かもしれないのが、このイギリスにおけるフォード車の変遷を辿った書籍「The Ford in Britain」での記載です。なんと、Sierra CosworthとSierra Sapphire RS Cosworthとが並記されているんです!
そのページの記事を読んでみましたが、果たして双方が別の車のことを指すのか、確定的なことは書かれていませんでした。ただ、サファイアより前の3ドアモデルではホモロゲ色が強かったのに対して、より高性能ロードカー的な色を濃くしたのがサファイアコスワースであると記されていて、もしかするとRS=ラリー・スポーツの称号を戴くには、サファイアは少しトーンが変わったような認識があったのかも?


さらに、ネット上でサファイアコスワースの画像をいくつかチェックすると、リアのSierraバッジ右側にRSロゴが付くのと、付かないのと、双方の存在を確認することもできました。
これらのことから、今のところ私自身の中では、Sierra Sapphire CosworthとSierra Sapphire RS Cosworthは一応、別な存在として扱われたのではないか?という仮説を立てるに至っています。つまり「コスワースチューンのエンジンを載せるも、よりGT的で、RSほどのスポーツ指向でない4ドアサルーン」としての扱いですね。

とはいえ、果たして実際のところはどうであるのか、まったく定かではありません。シエラRSについてよくご存知の方からご指南いただけるようですとありがたいです。


Posted at 2019/06/19 22:51:20 | コメント(0) | トラックバック(0) | Sierra | クルマ
2019年06月11日 イイね!

早々に売約!?兵庫のシエラRSコスワース サファイア

早々に売約!?兵庫のシエラRSコスワース サファイアつい先日、カーセンサーの「フォード その他」に突如現れたのが、きわめて珍しいシエラ サファイアRSコスワースでした。兵庫県の三田にあるショップで、レストアベース車・価格応談の扱いでした。
複数枚の掲載写真で見た限り、この手の車では往々にして車内のパーツがオリジナルから改造されているのに対して、ステアリングをはじめとしてストックを維持しているのがまずすごいと思いました(古めのフォードRS系でオリジナルのステアリングなんて、今ではそうそうお目にかかれないです。シフトノブと合わせて、スポーツタイプのものに交換されている個体が多いですから)。一方、外観ではなぜかリアのエンブレム類が取り払われていたのと、ヘッドランプがモレッティあたりの2灯式に改造されていたのが残念でしたが、全体としてみればオリジナルをよく保っている個体のようです。なんといっても、シエラRS自体が貴重な中でも、さらに4ドアセダンのサファイアはなかなかお目にかかれませんし。

で、ちょうど来月の初旬に神戸へ行く予定があったので、もしその時まで売れずにいるようなら三田まで足を延ばして実車を見て来ようと思い、休暇届けを出すつもりでいたのですが・・・なんと今日になったらウェブ掲載から消滅。さっそく売れたんだ!すごいなあ。
私みたいな生ぬるいフォードエッセイスト気取りとは違う、カリカリのラリースト・フォードフリークがこの国のどこかにいらして、こうした個体をしっかりと見逃さずにいることを実感。
Posted at 2019/06/11 23:09:18 | コメント(3) | トラックバック(0) | Sierra | クルマ
2010年04月11日 イイね!

今日のブルーオーバル・・シエラRSコスワースサファイア

今日のブルーオーバル・・シエラRSコスワースサファイア都内某通りを走行中、ひときわ野太いエグゾーストの響きに目を凝らすと、前方に只ならぬ存在感のセダンが一台・・
シエラRSコスワースのノッチバックセダン、サファイアでした。

基本は絵に描いたような3ボックスセダンなのに、強いキャンバーが与えられた濃いガンメタのボディは地を這うような出で立ちで、周囲に凄みを放っていました。リアのブルーオーバルさえも燃える「レッドオーバル」に姿を改めています。
内外ともかなり手を加えられている印象だったので、きっとお好きな方たちの間ではよく知られたマシンなのでしょう。

オーソドックスな成り立ちの中に熱い過激さを秘めたRSサファイアのようなクルマもまた、ある意味とてもフォードらしいものだと思います。
Posted at 2010/04/12 07:11:17 | コメント(2) | トラックバック(0) | Sierra | クルマ
2010年03月27日 イイね!

奇跡のシエラRS500コスワース

奇跡のシエラRS500コスワース川崎にある著名なラリーショップ「ストリートライフ」さんのホームページから、ついにシエラRS500コスワースのFor Saleが消えました。新しいオーナーさんのもとへと旅立って行ったようです(写真は昨年の7月に許可をいただいて撮影させてもらった時のものです)。


もともとその名が示すとおり、トータルで500台程度の生産台数であったシエラRS500。その中でもさらに、50台ほどしかラインオフしなかった「ムーンストーンブルー」のボディカラーという、いわば極めつけの稀少車で、まさか日本で見ることができるなど夢にも思わない一台でした。
この車が昨年夏の「カーマガジン」に掲載されていたのを見て、すぐにストリートライフさんへ行きました。果たして実車は、特徴的な二段リアスポイラーの黒いラバーが劣化していないほどの、信じられないようなコンディションでした。ショップの方から、英国車がお好きなコレクターさんが個人輸入して、ずっと大切にされていた個体であったことをうかがいました。
このシエラRS500は、車の性格を考えればほとんど奇跡に等しいオリジナルぶりを維持していたのにも身震いするほどでした。薄紫ともシルバーともつかない微妙な色彩で静かにたたずむ実車を前に、ブルーオーバルファンの端くれなら、このピュアな「世界遺産」を後世に引き継ぐ義務があるのでは・・ などと非現実的なことさえ思ったものです。

以来、遠く本国イギリスからも問い合わせがあるなど熱心な関心を集めていたようですが、なかなか成約にまで至っていなかったので、その後の行く末が気になっていました。そしてこのたび、ついに販売在庫のページから画像がなくなり、新天地に向かったことを知りました。良かったです。
ブルーオーバルの歴史の1ページを飾る、世界的に見てもトップクラスに貴重と言えるであろう一台が、これからも大切にされていくことを祈っています。
Posted at 2010/03/27 09:35:02 | コメント(2) | トラックバック(1) | Sierra | クルマ

プロフィール

「まさしく、日本の景色の中にいるフォード。Viva !」
何シテル?   01/17 15:18
自然体で、気兼ねも気負いもなく付き合えて、けれど愉しいクルマ。フォードを40年近くにわたって乗り継いでいます。2016年をもってフォードは日本から事業撤退しまし...
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