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ロボ部長のブログ一覧

2021年05月17日 イイね!

出会いのローバー75からの昔話・・98年のフォード・スクープ

出会いのローバー75からの昔話・・98年のフォード・スクープGW中に近所でローバー75のサルーンとツアラーに立て続けに会うという離れ業?をやってのけました。この車はデビュー当時から本当に好きでした。同時期のジャガーがいかにも「英国車でござい・ジャガーでござい」といった様式化された印象であったのに比べて、新しい時代の英国車像と古くからの佳きそれとが絶妙に混じり合った、素晴らしいサルーンだと思いました。今でも十分に魅力がある一台であるように感じています。

ローバー75にはただ好きだったというだけでない、もうひとつ思い出があります。'98年発刊の『マガジンX』に、この車のデビュー前の覆面車が都内で公道テストをしている様子のスクープがあったのですが、その写真を撮影したのはほかならぬ私です(笑)確か当時はまだ学生時分で、原宿を歩いている時に明治通りでローバー75の覆面テスト車に出くわし、手持ちのBig Miniで撮影して急いで現像→プリントして編集部へ送った記憶があります。まだローバー75が日本はおろか、ヨーロッパでも正式に発表されるより前の時点で、日本国内で公道テストしていたことがネタとして画期的だったのでしょうね。ページ見開きで大きく掲載されました。



この掲載号を実に久しぶりに引っ張り出してみたら、そこにはフォードに関するスクープもいくつか掲載されていて、いま見るとそれがなんともおかしかったので紹介してみましょう。ちなみに98年10月号だから、ヨーロッパでフォーカスが発売された少し後くらいの時期の号に当たります。

まずはモンデオ。96年にフェイスリフトをしたモンデオがさらにMCをするというスクープです。とはいえ、これは当時のクーガーの顔をモンデオに移植しただけの代物ではないのか(苦)CGによる合成の可能性が捨て切れませんね。




「こんなスクープがあったの?」と驚かされたのが、こちらの欧州フォードの謎の小型車に関するスクープです。なんとも異様な印象の車ですがーグロテスクなんて書かれていますねーこれはおそらく偽装されている姿なのでしょうけど、それにしたって、どこまでリアルで、どこまで画像加工されているのかも全く定かでない、正体不明としか言いようのないものです。Kaのホイールを履かされているのも合成っぽい。




この記事ではB226というコードネームで記されていましたが、調べてみたらB226というのはフュージョン(欧州版)の開発コードでした。なるほど、フュージョンは2002年のデビューで、量産車の登場前である2001年にコンセプトカー「FUSION CONCEPT」(下写真)として、新開発の3気筒エンジンを搭載した新しいコンセプトのシティカーという位置づけでお披露目されていたから、時期的には98年頃に試作中で合致します。しかし・・このスクープフォトの凄まじい?車からやがてこちらの端正なフュージョンが現れるとは、想像もできなかったことでしょう。





Posted at 2021/05/17 19:38:14 | コメント(3) | トラックバック(0) | Other | クルマ
2021年03月27日 イイね!

ちょっと古いアストンとフォード

ちょっと古いアストンとフォード自宅から近い場所にある、スーパースポーツカーのメンテを得意とするサービスショップに、しばらく前から入庫しているアストンのモデル。「ヴィラージュ」ですかね。何ともすごいカラーリングですが、これはオリジナルペイントでなくオーナーさんが後から塗り替えたのでは?それとも、この頃のアストンはほとんど一台ずつ手作業でのコーチワークだったろうから、もしかするとこんな強烈な色でもオーダーされれば対応していたのかも??いずれにしても、この色と本木目のインテリアトリムとの組み合わせは実にラディカル&ゴシックで、ある意味とてもイギリスっぽくも感じられます。

アストン・マーティンは、私自身がオーナーになるようなことは将来を通じてまず考えられない、自分には縁のない存在であっても、このヴィラージュや、その次のDB7あたりは妙に好きなんです。ヴィラージュはフォードがアストンに資本参加した80年代後期の登場で、まだフォードとのアライアンスの成果は目に見えては上がっておらず、それは90年代初頭のDB7でようやく顕著になったとされます。DB7はいかにも、それまでのモデルに比べてビルドクオリティが著しく向上したのが明白で、新世代アストンを印象づけるものでした。
対する、こちらヴィラージュは、フォードの息がかかり始めたタイミングの所産とはいえ、いかにも旧来のアストン=イギリス車っぽい香りがプンプンしています。この写真からでも、リアバンパーとボディパネルの接合部なんか組み付け精度の甘さが一目瞭然でしょう。一般的にみればアストンのような高価格車だったら嫌われそうなこうした品質のバラつきも、私は逆に心惹かれるものがあるんですね。昨今のアストンはもはやアウディの門下となったランボルギーニと同様、ドイツ車的なクオリティ・シンドロームに飲み込まれて、隙のない高品質・高精度を手に入れた引き換えに、手仕事ならではの甘さとか、緩さといった、不均一で人間臭い部分がすっかり失われましたから。
フォードがアストンを手放してすでに10年以上が経過しましたが、もしフォードがそのままアストンを傘下に収めていたとしたら、果たしていまのようなアストンの姿を志向したのだろうか?そんなふうに考えることもあります。

ヴィラージュはインテリアを中心に、フォード車のパーツが多数流用されているそうです。この写真からそうしたパーツが認められるかまでわかりませんが、おそらく80年代のシエラとか、スコーピオ/グラナダあたりのパーツが使われているのでしょう(ちなみにリアのテールランプはVWシロッコのものだそうで)。クラスとしては凄い高級車なのに、フォードやらVWやらの小物を寄せ集めて・・というあたり、ペーソスもあって、やっぱり好きだなあ。

Posted at 2021/03/27 19:39:26 | コメント(1) | トラックバック(0) | Other | クルマ
2020年11月22日 イイね!

「エンジンは?」「ケント!」

「エンジンは?」「ケント!」赤坂見附の外堀通りを歩いていたら、ルノー19が走ってきたのです。ただでさえ国内でルノー19なんかまずお目にかかれないところへ、4ドアセダンの「シャマード」、しかも初期型のグリルレス・・と、超絶希少の3乗な出会いにただただビックリ!あまりの不意打ちで写真も撮れず残念だったのですが、そのまま歩くと、次には初期型のエグザンティアが。これも最近ではめっきり見なくなったモデルで、今日はもしかしてフランス車のミーティングでもあったのかも?さらに歩くと、今度は古いアルピーヌやらオースチンやらフィアットやら、複数のヒストリックカーたちが散発的に走ってくるではありませんか。
これはもう何らかのイベントが開かれていたに違いない。調べたら、今日と明日、汐留のハリボテイタリア街(失礼!)でヒストリックカーイベントが開催されているようです。なるほど、目にした車の多くが世田谷ナンバーを掲げていたことから、イベントを終えて汐留から外堀通りを246方向へと進んでいたわけですね。
(それにしても本当に世田谷ナンバーが多かったです。世田谷に歴史的価値の高い車を温存している人が多いことがうかがえました)

公式サイトでエントリーリストを見たら、アルファやマセラティ、ランチア、フェラーリなどイタ車が多く、次にイギリス車やフランス車ですかね。日本車もチラホラ、一方でフォードはというと・・60'sのマスタングとサンダーバードという「いかにも」な顔ぶれだけで、ちょっとガッカリ(T_T)。しかしせっかくなので、もっと他にも面白い車がやって来ることを期待して、そのまま外堀通りを霞ヶ関方面まで歩くことにしました。そうしたら途中の溜池付近で出会ったのがこちらの1台です。
私なんかはこれがオリジナルのロータス7なのか、それともケーターハムのスーパー7なのか、こうして見たくらいでは全然わかりません。でも、この車ならもしかすると・・・せっかく赤信号で止まられていたので、歩道上からドライバーさんに「エンジンは何ですか?」と尋ねてみました。そうしたら「ケント!」と高らかな返答が。おー、やはり!このスパルタンな1台のハートはまさしくフォード、数多くのイギリスのライトウェイトスポーツカーに搭載されてきた銘機、ケントエンジンですか!
そうか、何も完成車でなくたって、こういう形でフォードもちゃんと存在感を発揮しているわけですね。なんだか妙に嬉しい気分になりました。
ほどなく信号が青になり、こちら、ケントエンジンを高らかに響かせて走り去って行かれました。
Posted at 2020/11/22 18:29:20 | コメント(1) | トラックバック(0) | Other | クルマ
2020年11月10日 イイね!

実はものすごいパンテーラが駅近くの歩道沿いに

実はものすごいパンテーラが駅近くの歩道沿いに仕事で出向いた先のすぐ近くに、国内でパンテーラのサービスといったらここ!とされる専門店があるので、目的地の一駅手前で降りて通りを歩いて行くと、いきなりこの写真の光景が目の前に・・そりゃあ驚きますよ。駅からそれほど離れていない、人の行き来も多い大通り沿いに、パンテーラが突如こうしてお尻を向けているんですからね!

この真後ろからの写真だと一見わかりづらいですが、相当のオーバーフェンダーっぷりであり、しかもそれは後付けのボルトオンでなく、ボディパネルと完全に一体化されています。リヤタイヤの異様なまでの太さを見ればそのマッシブ度合いも想像が付きますよね?さらに、それに伴っての、ホイールのリムの深さといったらなかった・・そしてこれまた巨大なリアウイングの間からはエアクリーナーの突き出しも・・その下には当然のことながらフォードのV8が鎮座しているのでしょう。
これらの特徴的なディテールの数々から、最初にこちらを見た時は「ずいぶん派手な、手の込んだモディファイがされたパンテーラだな」と率直に思ったのです。

パンテーラはイタリアン・エキゾチックカーであるとともに、フォードとの関係の深さもあって、アメリカン・マッスルカー的なキャラクターも有する稀有な車です。それだけにオーナーさんによって思い思いのモディファイを施された個体が多いというイメージをパンテーラに対して持っていて、こちらもきっとそうした一台なのだろう・・くらいにしか感じなかったのですが、甘かった!帰宅してパンテーラの文献をめくってみたら、どうやらこの個体はGT5Sという、1985年にリリースされたデ・トマソ純正の稀少なハイパフォーマンス仕様のようです。オーナー個人によるカスタマイズというレベルを超えた一台で、もしかして今日は朝から何気にすごいモノを目にしていたのかも?
Posted at 2020/11/11 00:00:52 | コメント(2) | トラックバック(0) | Other | クルマ
2020年11月09日 イイね!

ファミリアとレーザー、カブリオレは共通!

ファミリアとレーザー、カブリオレは共通!ファミリアとレーザーがバッジエンジニアリングによる双子車であるのはご承知の通り。それにしたって、ファミリアに設定されていたカブリオレまでもがレーザーに設定されていたことは驚きです。決して数が多く出る車型ではない、「遊びグルマ」のカブリオレでさえも双子車をキープするなんてね・・さて一昨日前、六本木を歩いていて不意に目の前に現れたのが、なんとこちらのファミリア・カブリオレ!はっきり言って、この界隈でこの車と出会うのは、R&Rのオープンカーであるドーンと会うよりもはるかにレア度が高い(^^;)。そもそもいま現在、国内にファミリアのカブリオレなんて何台現存しているというのでしょうか??

ここからは一気にマニアックばなしです。ファミリアとレーザーのアウタースキンは各世代ごとに微妙に作り分けられていました。特にこのカブリオレがあった代の両車はフロントエンドとリアエンドだけでなく、サイドパネルさえもそれぞれのオリジナルにされ、意外と印象が大きく異なっていたものです。
しかしカブリオレに関しては、さすがにボディパネルを作り分けるほどの投資はできなかったようです。リアエンドがファミリアとレーザーとで共通であることを、今回ファミリアのカブリオレを見て確かめられました。これがハッチバックのレーザーなら、ファミリアとは全く違ったテールランプのはずだし、そもそもリアエンドのボディパネル自体が違っていました。その意味では、ことカブリオレに関しては、ファミリアとレーザーはフロントグリルとエンブレムを変えただけと言っていいのでしょう。
いまから10年近く前に撮影したレーザー・カブリオレのリアからの写真をご覧ください。ファミリア・カブリオレとバッジとエンブレム以外は共通であることがおわかりですよね。ちなみにこのレーザー・カブリオレは、今年の夏にも走行中の様子を撮影することができたので、たぶんいまもバリバリの現役であると考えられます。今回六本木で出会ったファミリア・カブリオレともし2ショットできたら悶絶しそうだな・・



Posted at 2020/11/09 20:39:45 | コメント(0) | トラックバック(0) | Other | クルマ

プロフィール

「まさしく、日本の景色の中にいるフォード。Viva !」
何シテル?   01/17 15:18
自然体で、気兼ねも気負いもなく付き合えて、けれど愉しいクルマ。フォードを40年近くにわたって乗り継いでいます。2016年をもってフォードは日本から事業撤退しまし...
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