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ロボ部長のブログ一覧

2020年10月19日 イイね!

似ていると言われたものですが

似ていると言われたものですが昨日、きれいなフローズンホワイトのフィエスタとツーショットを決めたことと、先月末に世田谷でホワイトのシグネットの写真を撮れたのと合わせて、これをやっちゃいます。まったく何の意味も、何の足しにもならないベタなことなんですけどね。いっとき自動車媒体などで気安く「欧州フォードの顔つきがアストンみたい」と評されていたのを、その通りだよなーと思う反面、いやいや、言われたほど似てはいないよ?とも感じたり。さて皆さんはどう思われるでしょうか?



そもそもアストンもある時期はフォードの傘下にありました。PAG(Premium Auto Groupe)としてフォードがジャガーやランドローバーとともにアストンをグループ下に収めていたのが2000年代初頭。ちょうどフォードが創設100周年を祝っていた頃です。ほどなくして2008年のリーマン・ショックに直面したフォードが、経営危機を乗り切るべくPAGを手放し、アストンとの経営面での縁も切れましたが、のちのフォードのワングローバル・デザインにそのエッセンスが影響した可能性も決してなくはないでしょう。

いまフォード各車の顔立ちは、この頃のアストンをストレートに想起させるものからさらに変化して、より抽象的というか、なんとも表しにくいものになっています。個人的には、これからフォードの顔がどんな方向を目指すのかがまったく読めません。ただひとつ言えるのは、一度たりとも「はっきりとした表情」を与えられた車は、それを失うことはもう許されない、ということです。
Posted at 2020/10/19 21:13:03 | コメント(1) | トラックバック(0) | Other | クルマ
2020年10月07日 イイね!

“和製ST220”だと思う一台

“和製ST220”だと思う一台それがこのマツダスピード・アテンザです。今晩久しぶりに見ました。もともとがそんなによく目にする車ではありません。登場当時にはけっこう関心があってディーラーへカタログをもらいに出向いた記憶もありますが、それももうどこかへ行ってしまいましたね。

ミドルクラスの4ドアサルーンを走り志向へと振るーしかしカリッカリのハードチューン・これ見よがしなオーバーモディファイには頼らず、サルーン本来の実用性や日常性を決して損なうことなく、それでいていざとなれば胸のすくようなドライビング・プレジャーを与えてくれる存在って、日本だと決して多くないと思います。このマツダスピード・アテンザは、そうした数少ないサルーンの一台といえるでしょう。
フォードファンからみれば、そのような性格を備えたサルーンとして筆頭に挙がるのがモンデオST220です。一見すると正統派のフォーマルサルーン然としながらも、磨き込まれたドライビング・ダイナミクスを提供してくれる珠玉の存在です。

マツダスピード・アテンザは過給器や4輪駆動を装備することから、モンデオST220とは基礎的な機構面ではだいぶ異なっているし、実のところはアコードのEuro RやレガシィB4 STiの方が、よりST220と近似した成り立ちやキャラクターかもしれない(テーマカラーもブルーで共通ですし)のですが、ここはやはり、当時のフォードとマツダとの強固なアライアンスや、そもそもアテンザという車におけるフォードとの関係の深さなども考えると、この車こそが和製ST220といってもよいように感じています。果たして当時のマツダの開発関係者たちが、ST220をどの程度意識していたかはまったく定かではありませんが。
Posted at 2020/10/07 21:34:24 | コメント(2) | トラックバック(0) | Other | クルマ
2020年10月06日 イイね!

このような状況でも無理やりフォードと絡めてみる

このような状況でも無理やりフォードと絡めてみる今日はそもそもフォードと直接関係ないはずのシチュエーションでしたが、強引にブルーオーバルの話題に引き寄せてしまいます。

職場のあるビルの駐車場で今日目にしたこの光景が、あまりにもコントラストがありすぎで思わずシャッターを切ってしまいました。見た瞬間、なんとも微笑ましい気分にさえなりましたね。新旧英国車の比較の妙というか、親子以上の「開き」を感じさせるこの体躯の差といったら!
もはやオールド・ミニは、カリナンの左右のトレッド内にほとんど余裕で収まってしまうのでは?それだけでなく、カリナンのリアハッチゲートを開いて、その室内へとミニを「入れ子」にすらできそうな印象です。オールド・ミニって小さいんだね・・というより、カリナンがでか過ぎなのか(^^;

この状況を眼前にして、思い出した1枚の写真がありました。それがこちら、フォードのヨーロピアンバンであったトランジットの40年をまとめた写真集に掲載されていたものです。わかりにくいですが、かなり古いトランジットの荷室にフィアットの旧500を押し込んだ様子で、見事なまでにジャストサイズに収まっていますね・・それにしても、一体どうやって荷室から取り出すんだろうか??

出典元:TRANSIT The 40-year story of Britain's best-loved van
(Haynes Publishing 2004刊 / ISBN 1 84425 104 7)

こういうバカげたしょうもないことって結構好きです。で、もしかして今でもこんなことを試している人が案外いるのかもと、Ford / Transit / Fiat500でググってみたら、何と今またおんなじようなことを試している物好き?もPinterestにいるみたいですね。
Posted at 2020/10/06 23:51:16 | コメント(1) | トラックバック(0) | Other | クルマ
2020年09月08日 イイね!

フィエスタのチョロQ的表現?その2

フィエスタのチョロQ的表現?その2


以前のブログでセルボとフィエスタが似通ったテーマの造形だと紹介しました。余談ながら、この時のブログはPCでなくスマホで見ていただくと、双方のサイドビューがちょうど同じ倍率で表されるため、「似たような感」が伝わり自分でも笑っちゃいます(^^

近所のSCのパーキングにセルボがいて、私のフィエスタのコッパーパルスと比較的近い色相だったのをこれ幸い(この色のセルボは初めて見た気がします)と、自宅に戻ってから同じようなアングルを意識してフィエスタを写してみました。まあさすがにサイズもクラスも登場した時期も異なる2車なので、特にディテールやパーツの表現などは全然違うとはいえ、それでも見ようによってはやはり近いラインが感じられますよね。


しかしながら、この2車に直接の相関は何もないだろうと思っていましたが、意外な接点も発覚しました。7(8)代目・B299フィエスタのチーフデザイナーであったステファン・ラム氏が、フォード of ヨーロッパに移籍する前に勤務していたオペル時代に、GM派遣という名目でスズキに短期派遣されていたことがあるそうなのです。有元正存氏によるステファン・ラム氏へのインタビュー記事によると、96年頃に半年間ほど浜松に滞在していたとのこと。ただ、滞在がその通りの時期だとすると、セルボの開発着手にはまだ早いタイミングですし、以前のブログでセルボとフィエスタのスタイリングに大きく影響したと考えられるとして紹介した、セアトのアルテア(プロトタイプ)も登場していないから、まったく関係がないという結論に達してしまうのですが・・。

でも、B299フィエスタのスタイリング開発で主導権を発揮したデザイナーが、スズキのデザインにも何らか関わっていたという事実は、もしかするとセルボとフィエスタの間をつなぐ「何か」があるかもーそんな想像をふくらませてくれるに十分なものです。
ちなみにステファン・ラム氏は、2015年にフォードからセアト(!)へ移籍し、その後ほどなくしてメルセデスのアメリカにあるアドバンスデザインスタジオのチーフデザイナーとなって今に至ります。私は造形力や表現力の面で相当の実力者だと思っています。
Posted at 2020/09/08 18:02:59 | コメント(2) | トラックバック(0) | Other | クルマ
2020年07月18日 イイね!

「普通に質が高いセダン」はどこへ行った?

「普通に質が高いセダン」はどこへ行った?このブログではフォードのことしか書かないと決めていても、実際には私自身はフォードに限らない車好きの一人だから、本当のことを言えばフォード以外でも、街で出会った他社の車について話題にしてみたいなと思うこともあります。それでもみんカラでは様々な方がいろんな車について思い思いに話題にされていて、それぞれの領域にとても詳しい方も多くいらっしゃるので、私はせいぜい「陽の当たらない存在」であるフォードについて駄文をしたためることにしています。
そんな中でも、これはどうしても取り上げておきたい!という一台が近所にいるので、無理やりフォードと絡ませる形ですが紹介させてください。

みんカラをされている皆様には、世代的に80年代末頃の日産の各車に対して思い入れのある方も少なくないと思います。その頃のフェアレディZ、スカイライン、シルビア、セフィーロ、プリメーラ、数々のパイクカーたち・・・今でも折に触れて話題にされますよね。私もそれらの各車はリアルタイムでよく覚えていて、トータルにしっかりとデザインされていた車が多く、特にフェアレディZやシルビアなどはそのデザインのレベルの高さに唸らされたものです。

でも、今なお多くの方が賞賛するその時期の日産車の中で、当時も今もほとんど顧みられない車種がありました。私が当時、フェアレディZやシルビアと並んで日産ベストデザインだと確信していたのが「マキシマ」だったのですが、皆様覚えていらっしゃいますでしょうか?それまでのブルーバード・マキシマからステップアップした北米市場を主なターゲットとしたサルーンでした。はじめから日本市場を主としない3ナンバー専用設計で、ベースが国内向けだったのを立派に見せようと妙な後付けデコレーションを施すこともなく、伸びやかで素直な印象は俗っぽい高級感とは無縁で、洗練された質の高さを感じさせるものでした。

勢いがあった当時の日産としては、出す車のどれもが面白いように当たるので、その流れでマキシマも国内へリリースしたのかもしれませんが、やはりあの「非日本的な」洗練感は広く受け入れられる性質ではなかったようで、売れなかったですね・・発売から少し経ってマイナーチェンジが施された際には、対照的に好評だったプリメーラのイメージを反復したフロントグリルを付けたり、多少のモールディングがリア周りに付加されたりしたものの、抜本的なテコ入れにはほど遠かったはず。

そんな販売当時でさえ数が少なかったマキシマがなんと現役で生息中なのです、しかもMC前の初期型!2桁ナンバーだからもしかするとワンオーナー車かもしれません。もっともプレーンでマキシマらしい個体といえるそれは、今見ても古臭さを感じさせず、サルーンとして十分魅力的に映ります。
このマキシマを見るたび、こういう大人5人が快適に乗れて、トランクにたっぷりの荷物も積めて、乗り付ける場所を選ばない普遍的な趣を湛えた4ドアセダンは一体どこへ消えたのだろう?と思わされます。もともとこうしたラージサイズのファミリーセダンはアメリカ市場で人気があり、日本車でもこのマキシマをはじめトヨタのアバロンとかプロナードとか、派手さはないけど快適に過ごせそうなアメリカ向けの佳車がありましたよね。確かにカムリとか今もありますが、その佇まいはずいぶんと変質し、何か変わったことをしないと認めてもらえなかったような姿になってしまっています。

存在感をいたずらに誇示することなく、普通に、しかし品良く、信頼に足るいい仕事をする。当然、フォードにもかつてはそういうセダンがありましたがほぼ消滅して、SUVに取って代わられています。それを車に対する人々のニーズが変質したと捉えれば仕方ないのかもしれませんが、ことごとくこのような車をなくしてしまったことの喪失感を禁じ得ないのです。

Posted at 2020/07/18 10:54:50 | コメント(5) | トラックバック(0) | Other | クルマ

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「まさしく、日本の景色の中にいるフォード。Viva !」
何シテル?   01/17 15:18
自然体で、気兼ねも気負いもなく付き合えて、けれど愉しいクルマ。フォードを40年近くにわたって乗り継いでいます。2016年をもってフォードは日本から事業撤退しまし...
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