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2011年01月13日 イイね!

“探究者”の20年

“探究者”の20年FJLが、エクスプローラーに国内販売20周年記念の限定モデルを設定しました。事実上、現行モデルの在庫一掃モード突入で、いよいよオールニュー・エクスプローラーの日本導入も間近に迫って来た印象です。

エクスプローラーが日本で販売を始めた1991年当時、国内市場ではパジェロ、ハイラックス、ビッグホーンといったいわゆるRV車が支持されていた頃でした。それらほどハードな印象ではなく、アメリカ車といっても日本で手に余すほどではない、「今よりもちょっと豊かな暮らし」をイメージさせる程度の絶妙なサイズ感のエクスプローラーは、アメリカライクな人と車との関係に潜在的な憧れを抱いていた人たちをうまくすくい上げたと言えるでしょう。それに、SUVというジャンルがいまほどポピュラーでなく、輸入車にもレンジローバーのような極端なモデルくらいしか選択肢がなかったことを想えば、エクスプローラーが恰好の受け皿になったことも想像に難くありません。

私はエクスプローラーのステアリングを握ったことがありませんが、インプレッションなどによれば、サイズのわりに運転がしやすく、むしろアイポイントの高さが効いて街乗りもたやすいようです。そうした実用上の美点に加えて、エクスプローラーで感心させられるのは、そこはかとない洒落っ気も備えていることです。特に現行型の最終モデルにはある種のきらびやかさもあり、ハイクラスのホテルなどに乗りつけても充分似合いそうです。

後から出て来たX5やカイエンといった“度を過ぎた”ようなSUVに対して、あくまでSUVの本流を踏み外さない、抑制された商品性こそがエクスプローラーの真髄です。あらゆる要素のバランスのよさに、こういう多用途車はさすがにアメリカに一日の長があるなあ・・と素直に納得させられます。写真で見る新型もかなり好印象ですが、現行型の最終モデルの、長年にわたり育まれて来た末の究極形とでも言いたい、エバーグリーンな熟成感も実にいいものです。


Posted at 2011/01/13 22:41:01 | コメント(2) | トラックバック(0) | Explorer | クルマ

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