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2016年04月26日 イイね!

エクスペディションに感じる「ちょっと古い」仏車の匂い

エクスペディションに感じる「ちょっと古い」仏車の匂い少し古めのエクスペディションって妙に好きなんです。特にこの個体のように、あまりカスタマイズされていないオリジナル度をよく保ったモデルだと、趣味の対象というよりこのクルマ本来の「実用的なギア」という印象が強く、よりエクスペディションの本質に近い気がします。そしてそれは、アメリカにおける自動車像のひとつの典型であるようにも感じられます。

日本だと、よほどのフリークでもなければ「デカい」のひとことで片付けられてしまわれそうなエクスペディション。しかし、私はこのクルマのたたずまいに、少し古いフランスの大衆車—たとえば80年代までのルノーやプジョーのベルリーヌ・ブレークなど—に一脈通じるものを覚えます。仏車好きからすれば?かもしれませんが、古めのエクスペディションを見るたびに私が連想するのがルノーの4なのです。

そのクルマがおもに使われる地域の風土に根ざし、文化が色濃く反映された一台として、結果的に強い「らしさ」を感じさせる。サイズの大きい小さいの違いはあれど、あくまでも人びとの暮らしの場面で便利に使われる道具としての成り立ちを素直に追求した一台として、高級感や必要以上の機械的精巧さの獲得にはあまりこだわっていなそうな点も、ある時期までのフランスの大衆車の設計思想と共通するように思えます。

古いエクスペディションはパネルの組み付け精度がわりと大雑把に見えて、パーツどうしのギャップも大きく、人によってはそれをアメリカン・クオリティと称するのでしょうが、私はそうした点にもむしろ好感をもっています。
Posted at 2016/04/26 21:24:14 | コメント(0) | トラックバック(0) | Expedition | クルマ

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