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2016年08月11日 イイね!

「革新的」なクルマとフォード

「革新的」なクルマとフォードメルセデスにはほとんど関心がなくても、この初代Aクラスの登場時にはすごく興奮したのを覚えています。メルセデスがそれまでにない小型車のパッケージングに果敢に挑んだ初代Aクラス。メルセデスにとっても不慣れな領域であったためか、登場後すぐに大きなトラブルに見舞われたりとその歩みは順風満帆でなかったとはいえ、将来の都市型モビリティ像の具体化に向けた意欲的な試みであったことは確かでした。Aクラスについては代を重ねるごとにはじめの志が失われたのが残念ですが、初代はちょうど同じ頃にデビューした初代プリウスとともに、世界の自動車の歴史をひとつ前に進めたエポックメイカーといっていいでしょう。

今日はフィエスタが同じようなブルーの初代Aクラスの横に並びました。あらためて、全長の際立った短さと、相対的に高いボディ全高からなるその特異な成り立ちを実感しました。そしてフォードにはこうしたそれまでのカテゴリーに新しい基軸を打ち立てるような、真にイノベーティブな存在としてのクルマというのは意外と少ないように思ったのです。もちろん、フォードには人類にクルマの恩恵をあまねくもたらすきっかけとなった金字塔の「Model T」があり、スペシャリティというジャンルを開拓したマスタングもあります。ただ、どちらかといえばフォードは、すでに確立したマーケットの中で商品性をより高めたクルマを提供することが得意であった気がします。フィエスタだって、偉大なるビートルの後継として小型2Boxという新ジャンルを世に示したゴルフの成功を受けてリリースされたという意味では、ゼロからの開拓者というよりはフォロワーですから。

しかし、つねに一般大衆に対してモビリティの可能性を切り開いてきたフォードです。いま開発に相当のリソースを注ぎ込んでいるカー・インフォマティクスやロボティクスとの融合などで、いずれ革新的な提案を行えるだけのポテンシャルを秘めているはずです。

Posted at 2016/08/11 21:06:39 | コメント(1) | トラックバック(0) | Ford | クルマ

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「まさしく、日本の景色の中にいるフォード。Viva !」
何シテル?   01/17 15:18
自然体で、気兼ねも気負いもなく付き合えて、けれど愉しいクルマ。フォードを40年近くにわたって乗り継いでいます。2016年をもってフォードは日本から事業撤退しまし...
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