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ロボ部長のブログ一覧

2017年03月30日 イイね!

よく似た印象の2台ですが

よく似た印象の2台ですが現行フォーカスとボルボV40、この2台は成り立ちやディメンションがとてもよく似ています。実際、遠目にV40を見たときにシルエットをフォーカスと勘違いしたこともあります。記憶が定かでありませんが、両車は共通プラットフォームを踏襲でしたっけ?
しかし、日本におけるセールス実績の面で両車は大きく異なります。フォーカスは売れ行きにおいてまったくV40の敵ではありません。V40は街でよく見かけるし、いまなお増えている印象があります。仕事で時々世田谷方面を訪ねることがあるのですが、メルセデスやアウディなどに伍してV40がガレージに収まった邸宅がとても多いです。

V40を見るたび、このクルマは実にうまいポジショニングにあると痛感します。古くからボルボを知る人なら、ボルボが積み重ねてきた安全神話に対して全幅の信頼を置いているでしょう。しかし、V40はそのことを声高に叫ばなくても、新しいユーザーを引きつけるだけのポイントを十分に訴求できている気がします。それは洗練されたスカンジナビアンデザインであったり、コンパクトなクーペライク・フォルムであったり、比較的手頃な価格帯であったり、充実したアフターサービス体制であったり。
日本だと輸入車といえばドイツ車に信頼を寄せる人が多いとはいえ、逆にジャーマンブランド特有の硬質なタッチに違和感を覚える人だって少なくありません。ボルボは、そういった人たちが目を向ける恰好の対象になっています。さらに、いまの時代の空気に対するフィット感も絶妙です。無理な背伸びはしたくない、あくまでもスタイリッシュで、けれどもクールにすぎず、ヒューマンな心地よさがほしい。V40はそんな「抜け感がある、ちょっとプレミアム」な気分の受け皿として、心憎いほどにハマッています。

翻って、フォーカス(フォード)には強いブランド力もイメージ発信力も欠けたことは今さら言うまでもありません。世界的にはマジョリティど真ん中という立ち位置のフォードが、日本ではマイノリティを対象とせざるを得なかったという構造的な課題を乗り越える術はなかったのか?毎度のことながら、そんな答えのない(答えが同じ?)問いを繰り返してしまいます。
Posted at 2017/03/30 23:41:23 | コメント(6) | トラックバック(0) | Other | クルマ

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「まさしく、日本の景色の中にいるフォード。Viva !」
何シテル?   01/17 15:18
自然体で、気兼ねも気負いもなく付き合えて、けれど愉しいクルマ。フォードを40年近くにわたって乗り継いでいます。2016年をもってフォードは日本から事業撤退しまし...
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