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2018年08月18日 イイね!

あのパイクカーの隣で幸せそうな空気を共有

あのパイクカーの隣で幸せそうな空気を共有フォードではないのですが、新宿で実に久しぶりにBe-1と出会えたので書きます。今でもパオやラシーンあたりは意外と走っているし、フィガロだってたまに見かけることがあります。なのに、これら一連の日産のいわゆる「パイクカー」第1号機たるBe-1だけは、さすがにもうほぼ目にする機会がありませんでした。Be-1と同時期のエスカルゴも、商用車だけにまず見ないですね。今日のBe-1は本当に久々で、しかも、見たところかなりオリジナルの趣をよく残していそうな、外見的には状態抜群な個体だったのでもうびっくり。ホイールもオリジナルのまま?ペイントも同色でオールペンしたんじゃないかな??(この写真だとちょっと黄緑がかっていますが、実車はしっかりパンプキンしていました。)

80年代のバブル経済下における自動車産業の申し子のようなパイクカー。当時、私自身はこれらのクルマに対しては批判的な目を向けていました。マーチベースで上物だけをお手軽に作り変えて、もっともらしいストーリー性で稀少感をあおるビジネスが不健全に感じられたからです。メーカーも余裕があるならば、もっと他にすることがあるだろう、と。
でも、未だに愛用しているオーナーさんが付くほど、実は丁寧に作り込まれていたと言っていいのでしょう。「高景気期ならではの企画物」と一蹴することのできない、人のハートに響く普遍的な魅力が備わっていたのが今になってわかります。
今日だって、最近の目尻を吊り上げたような尋常ならざる容貌のクルマと対極にある、ヒューマンな表情をたたえていることに本当に感動させれました。思わず我がフィエスタを隣に並べて幸せそうな空気を共有したくなる、そんな一台でした。

そういえば、その昔徳大寺有恒氏が「間違いだらけのクルマ選び」で、Kaのことをパイクカーと評していたことを思い出します。氏にはKaもフィエスタベースの上物替えグルマに映ったのでしょうか?

Posted at 2018/08/18 22:46:00 | コメント(2) | トラックバック(0) | Other | クルマ

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「まさしく、日本の景色の中にいるフォード。Viva !」
何シテル?   01/17 15:18
自然体で、気兼ねも気負いもなく付き合えて、けれど愉しいクルマ。フォードを40年近くにわたって乗り継いでいます。2016年をもってフォードは日本から事業撤退しまし...
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