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2019年01月12日 イイね!

Classicと呼びたい存在、S197

Classicと呼びたい存在、S197昨年末から自宅至近のパーキングで見るようになったこちらのS197は、どうやら数日にわたりそこに留まった後いったんいなくなり、そのうちまた同じ場所へ戻ってくるといった動きをしているようで、その後もちょくちょく見かけます。おかげで朝、通勤の自転車を走らせるいつものルートをほんの少し外れて、このS197に会ってから駅へ向かうのが楽しみになりました♪

この写真はそんな出勤前に写したものです。まだ朝早めの時間帯ならではの、波長の長い光がボディに映り込んだ様子は、背景のごちゃついた感じさえなければ、かつてアメリカの自動車広告などで好んで使われたイメージークルマが赤っぽい陽光の中に置かれてボディサイドにくっきりとしたリフレクションを描くような表現ーを彷彿とさせますよね。

これまでに幾つもの世代を重ね、さまざまなトピックを有するモデルが数多く生まれてきたマスタング。そのヒストリーの中でも、このS197は間違いなく「クラシック」となりうる世代だと思っています。その理由は大きく3つ、まず初代マスタングFBの印象を巧みに反復させた「レトロフューチャー」なスタイリングがマスタングの正当な系譜を示すこと。次に、2005年のS197の登場とヒットにより、フォード以外のメーカーがポニーカーを復活させる契機となったこと。最後に、この次の世代となるS550からマスタングが国際商品となったのに対して、S197は「純US仕立て」のマスタングとして、リアのリジットアクスルなど伝統の成り立ちを踏襲した最後のモデルであること。こうしたインパクトは、S197を初代と並ぶ程度の位置付けにするに十分だと考えます。

日本だと「クラシック」、特に自動車についてクラシックと表現すると、=クラシックカーとしてものすごく古い存在であったり、何か特殊な存在のように受け取られがちですが、欧米では「スタンダードとして根ざす存在」とか「永遠に古びずにいる存在」といった、より人々との距離が近いところでその価値が認められていることを示す称号です。1964 1/2に始まる初代マスタングが今なおクラシックとして愛されているように、S197もまた将来にわたりクラシックとして存在するはずです。



Posted at 2019/01/12 11:20:12 | コメント(3) | トラックバック(0) | Mustang | クルマ

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