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ロボ部長のブログ一覧

2019年03月03日 イイね!

トーラスの郷

トーラスの郷つい先だって、札幌の北海自動車工業本社を訪ねてきました。北海自動車工業といえば京都の日光社と並んで日本でのフォード販社の老舗です。同社のウェブをご覧になるとおわかりのように、北海自動車工業さんではFoMoCoの日本撤退後も、リンカーンのサルーンを独自に輸入するなど熱心にフォードビジネスを継続されています。

今回の訪問時も、ショールーム内にはリンカーンのMKZとコンチネンタルがディスプレイされていました。どちらも最新のアメリカン・ラクシャリーとはこういうものだ!と感じさせる雰囲気にあふれていましたが、特に驚かされたのはコンチネンタルです。いままで見たことがないような独創的な内外装のディテールの宝庫で、これについては機をあらためてブログでも取り上げたいと思います。

例によってショールームの展示車以上に私が心惹かれるのは、屋外のバックヤードに置かれている車両たちです。今回は現行トーラスが2台、標準的なSEL?Limited??と高性能版のSHOがいました。どちらも北海自動車工業さんが輸入したAWDモデルで、社用車として使われているそうです。
私は、トップ写真の標準車が気に入りました。サイズは大きくても豪華さや威厳を誇ることなく、実用的にガンガン使われていそうな風情がいいです。かつて自分で乗っていた北米仕様のフォーカスセダンもそうだったのですが、アメリカのごく一般的なユーザーが乗りそうなセダンが妙に好きで、トヨタで言うならかつてのアバロンとかプロナードみたいなサルーンが持っている、どこかユルい雰囲気がいいんですね。

今回はさらに、仕事の訪問先近くにあった石狩の支店にも寄ってみました。こちらは4年前にも店の前を通り過ぎていたところです。
すると、ここにはさらに一世代前のトーラスが駐車されていました。このトーラスもやはり北海自動車工業さんが独自に入れたもので、確か2000年代末頃、天然ガス対応のバイフューエル仕様に改造されて販売されていましたね。フューエルキャップ下にNGVの表示があります。



こちらのトーラスは、アメリカで「ファイブハンドレッド」として売られていたモデルにフェイスリフトを施した上で、トーラスへと改名したものです。ちょっとアウディっぽいラージサルーンで、当時すでにSUVなどに押され始めてセダン需要が縮み出した状況を受けて、ユーザーのセダンへの回帰を狙った意欲的なものでしたが、市場の評価はあまり盛り上がらなかったようです。

確かに、ボディサイズは結構な大柄なのに、よくいえばプレーンで破綻もない分、悪くいえば淡白で強いアピールを伴わないことで、セダン離れを食い止めるまでには至らなかったのでしょう。くどいようですが、私自身はこういうキャラクターに欠けたラージサルーンが好みだから、このトーラスも大いに気に入りました。

なお2枚目の写真では、トーラスの背景にあるウインドウに貼られた、懐かしいモンデオのステッカーにもどうぞご注目を。北海自動車工業さんのフォードとの長い関わりがうかがえる逸品です。
Posted at 2019/03/03 10:37:36 | コメント(1) | トラックバック(0) | Taurus | クルマ

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「まさしく、日本の景色の中にいるフォード。Viva !」
何シテル?   01/17 15:18
自然体で、気兼ねも気負いもなく付き合えて、けれど愉しいクルマ。フォード車を40年近くにわたって乗り継いでいます。2016年をもってフォードは日本から事業撤退しま...
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