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2020年01月11日 イイね!

作品を観ぬまま、○○○の遠吠え?

作品を観ぬまま、○○○の遠吠え?生活の中に映画鑑賞というプログラムが存在しないゆえ、『フォード vs フェラーリ』もまだ観ていません。それゆえ以下は、映画の内容やそこで描かれた作品世界についてまったく知らないままの、勝手な物言いとして読んでいただければ。

ちょうど上映開始日にあたる昨日の夕刊にこの作品のレビューが出ていました。その書き出しに「文句なく面白い」はさておき、「簡素で無駄がない」「恍惚」「純粋な歓び」といった表現が並ぶのが、ちょっと意外に思えました。私なりの思い込みで、歴史的なル・マンの攻防を舞台にしたストーリーであれば、もっと男臭い、オイルの匂いや色艶・メカの咆哮が画面から溢れてくるようなものを想像しているからです。「恍惚」なんてボキャブラリーがまさかこの作品を言い表すのに選ばれるとは思いもしなかった。

いろいろな事前情報を見ていれば、この作品が大そうな評判を得ていることは映画音痴の私でもわかります。その上でこのレビューではこう記されています。・・・ただひとつ、本質を外している気がするのはこのタイトルだろう。」要は、ここで描かれている人間たちのドラマを前に、フォードとフェラーリというある意味で個人の存在を超えた・抽象化されたかのような無機的な記号をタイトルに持ってくるのは、せっかくの作品をシンボライズするのに適していないという趣旨なのでしょう。とはいえ、原題も基本的にFord v Ferrariのようだから、よくあるダメダメ邦題にもあたらない。

ここで私は思います。もし仮に『ポルシェ vs フェラーリ』という作品であれば、このレビューを記した評論家はどうとらえただろう?
フェラーリに対するイメージや偶像は一定程度世の中に構築されています。一方で、フォードにはそれと同じようなレベルのイメージも偶像もまったくない。そのことが、「恍惚」を誘い「没入」させられるほどの稀代の人間活劇のタイトルとして、不十分と理解されたのかもしれない。平たくいえばフォードでは力不足ということではないか・・なので、フェラーリのようにやはり一定以上の存在感があるポルシェが一方の主役だとしたら、もしかするとゴージャスなVS劇のタイトルとして成立していると評価されたのかも?

・・って、自分で書いていてしがないフォードフリークのナントカの遠吠えみたいな気がしてきた(T_T)そもそも作品自体がフォードとフェラーリの闘いというノンフィクションを土台に成立しているのだから、こんな詮索まったく無意味なんですけどね(^^;)ま、いずれにしても、この作品についてはちゃんと観ておこうとは考えています。果たして「恍惚」となって「没入」できるかな?
Posted at 2020/01/11 11:14:48 | コメント(3) | トラックバック(0) | Ford | クルマ

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