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2020年01月23日 イイね!

直近で入手の2つのカタログをめぐる雑感。

直近で入手の2つのカタログをめぐる雑感。2020エクスプローラー(右上)
昨年から米欧での販売が始まった最新型エクスプローラーのカタログは、横幅がA4相当で、縦もほぼそれと同じの正方形基調。ここ数年来、フォードのカタログは世界的に小判化が進められてきましたが、ついにエクスプローラーというフォードの看板車種でさえも、ここまで縮小されました。1990年の初代エクスプローラー本国デビュー時のカタログが超大判だったことを思うと、まさに隔世の感があります。
サイズに加えて、掲載されているビジュアルに関しても、まるで20年前に戻ったの?と思わせるくらい、データ解像度が低く感じられるもので、印刷の精細度や色再現の度合いもいまひとつ冴えません。そのせいか、せっかくの製品本来の精度感や品質感などがあまり伝わってこない。フォードにとって(他社もそうですが)もはや紙のカタログが力を入れるべきポイントとなっていないことがありありとした、少々残念に思えるカタログです。


ダラーラ ストラダーレ
もし自分が金に糸目をつけずにピュア・スポーツカーを選べる境遇であったら、真っ先に選びたい車。名エンジニア、ジャンパオロ・ダラーラの名をその始祖に頂く一台は、ダラ−ラ氏が、かつてランボルギーニ・ミウラの開発に際してフォードGT40からインスパイアを受けたという逸話、フォードとの密な関係のもと生まれたデ・トマソ・パンテーラのエンジニアリング開発を担当したことなど、フォードとの近さを感じさせる点でまず親近感が湧きます。さらにダラーラ ストラダーレがエンジンに、マスタングやフォーカスRSに積まれる2.3L EcoBoostを搭載しているのも、フォードファンとして嬉しいポイントです。
それ以上に、そもそもダラーラ ストラダーレが、「小型・軽量・シンプル」を地でいく成り立ちであることに共感を覚えています。超高性能を得る代償として、大きく、重装備に、過剰になりがちな今日のスーパースポーツカーたちと比べてなんと潔く、それでいて密度感のある仕上がりであることか!
そんなダラーラ ストラダーレのカタログは、ページが綴じられてなく1枚ずつバラバラの状態でタトウ(紙製フォルダー)に収められたもので、こうした特殊な少量生産車のカタログによくある体裁です。使われているビジュアルも基本的にCGベースであるにせよ、ディテールの写真など一部実写したものも含まれているから、質感表現がリアルであることが嬉しい。いまどきの「全能車」と違って走る目的にピュアに特化されているからこそ、カタログでも多くを語る必要がない分、車の存在がストレートに目に入ってきます。凝ったつくりでなくても、車の魅力が視覚的にしっかりと伝わる。カタログはそれで十分です。
Posted at 2020/01/23 23:10:25 | コメント(1) | トラックバック(0) | Explorer | クルマ

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