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2020年04月06日 イイね!

「Go Further〜」とキョエちゃんが言う

「Go Further〜」とキョエちゃんが言う我がフィエスタのダッシュボード上にいるのは守り神のキョエちゃん。『チコちゃんに叱られる!』で毎週視聴者からのお便りをくわえていて、時には岡村隆史さんの嫁探しで全国を飛び回ったりもする「江戸川の黒い鳥」です。茶目っ気と毒っ気がたっぷりで大のお気に入りキャラです。

キョエちゃんは以前の6代目フィエスタでも、同じようにダッシュボードの上で道中の安全を見守ってくれていました。このたびの車両の入れ替えに伴って妻がキョエちゃんを移し替えた際に、新しい8代目フィエスタはダッシュボード上面が広くて、ウインドウに近い所にキョエちゃんを置くのがひと苦労、手が届かない〜と言っていました。そりゃそうだ、これだけフロントガラスが寝てるんだからね・・外から見ると、キョエちゃんのくちばしとフィエスタのフロントガラス/Aピラーの傾斜角がちょうど同じくらいで揃っているのがわかります。

6代目はAピラーの傾斜がもっと立ち気味でダッシュボード上面積も狭かったから、キョエちゃんまでの距離はぐっと近かったし、くちばしとフロントガラスの角度もこんなに揃っていなかった。そしてこの、キョエちゃんとの位置関係の違いが、6代目と8代目フィエスタの世代間の差を肌で感じさせてくれます。いや、単にフィエスタというより、クルマそのものの世代差までをも感じさせます。

今回の乗り換えが好条件の揃った個体との出会いに恵まれたことが大きかったとはいえ、少し前から自分自身気になっていたのが、クルマに対する自らの価値観念が古いもので凝り固まりそうであったことでした。今でも6代目は、私のクルマに対する考え方や要求、実際の使い方などからすると相当フィットした存在で、それ自体いつまでも乗り続けられそうに思っていました。一方で、最近のクルマへの関心がどんどん減衰していて、それはフォードも例外でなく、近頃フォードから登場してくる各車にさほど興味が湧かなくなっており、それに伴ってますます、かつて好きだったクルマの方にばかり目が向くようになっていました。

私のようにクルマを、趣味嗜好性が必要性を上回る位置付けで所有する立場なら、クラシックカーであろうがスーパーカーであろうが、自分が好きなものを傍らに置いておけばいいのでしょうけど、私の場合は好きなクルマの「自己基準」がはっきりしすぎている(偏っている)と自覚しており、その基準に照らし合わせると、今どきの車種はことごとくふるい落とされてしまいます。
でも、それって果たしていいのだろうか?
少なくとも、リモートキーを持っていれば物理的にイグニッションキーをひねる必要がないくらいの振る舞い(←振る舞いのレベルがこの程度でお恥ずかしい限り・・)は、あたりまえなものとして受け入れる度量がないと、クルマというよりも、世の中全体のすう勢からもこぼれ落ちるんじゃないか?
そんな意識が自分でも徐々に高まっていた中で、新しいヤリスに対してかなりのシンパシーを抱けたのは、本当に久しぶりに最新の車への純粋な興味が呼び覚まされた瞬間でした。このヤリスへ芽生えた関心が、6代目からの移行を自然と促したことは確かです。そしてたまたま、おあつらえむきな8代目の販売車と出会うことになりました。

これまでと変わらず愛車の守り神をしてくれるキョエちゃんのくちばしと、フィエスタのフロントガラス角度との相似関係は、とりもなおさず私とクルマとの関わり方の変化を象徴しています。
そういえば、8代目はフロントガラスやAピラーの角度だけでなく、ボディサイドのプレスラインやヘッドランプの輪郭線など、あらゆる要素がキョエちゃんのくちばし的に、前へ・前へと突き進むような感覚にあふれています。

「Go Further〜♪」ダッシュボードの上でキョエちゃんがそう言っているようです。

Posted at 2020/04/06 19:09:35 | コメント(0) | トラックバック(0) | Fiesta | クルマ

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