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2020年12月16日 イイね!

いつでも、いつまでも「祝祭」的な存在であれ。フィエスタ

いつでも、いつまでも「祝祭」的な存在であれ。フィエスタいまメルカリで「フォード/フィエスタ」と入れると、ちょっと変わったアイテムが出てくるのでぜひ見てみてください。スペインの装飾磁器メーカーとして有名なリヤドロ(LLADRO)が89年に出した3代目フィエスタの磁器製の置物。私も今までこうした製品があることをまったく知りませんでした。ちなみにメルカリでは即、SOLDになっています。少しネットを漁ってみたら、これは相当レアな品らしいことがわかり、海外でもコレクターズアイテムとして珍重されているみたいです。またリヤドロからは、この89年の3代目のみならず、初代フィエスタの置物も76年にリリースされていたようです。つまり、それぞれのフィエスタの登場年にリヤドロから発売されていたこととなり、もしかすると、当時のフォードがフィエスタの発売を記念してリヤドロに特注したのかもしれません。

スペインを代表するクラフトメーカーの手によってフィエスタがモチーフとされる。これは、フィエスタという車とスペインとのつながりの強さを物語るエピソードと言えます。
そもそも76年に初登場したフィエスタはフォードのバレンシア工場でも組み立てられることを前提に、スペイン語で『祝祭』を意味するネーミングを冠したことで、スペインにとって当初から親和度の高い存在でした。最初にフィエスタがスペインで生産され始めた頃から、スペインの人にとりある意味で国民車のような存在であったに違いありません。

このフィエスタというネーミングが、登場以来45年近くにわたり不変であることは特筆できます。ヨーロッパのBセグやCセグにおいて、70年代以来、今日に至るまでそのネーミングを維持し続けているモデルなど、フィエスタ以外ではポロやゴルフくらいなものではないでしょうか。2011年にアメリカ市場に投入された際ですら、フィエスタの名を変えずに踏襲していたのは画期的なことでした。
なんだか、フォードにおけるフィエスタというネーミングには、特別な意味があるような気がします。その名を耳にするだけで、明るく、陽気で走らせて愉しいキャラクターの小型車の姿を想起させてくれる。これから先、時代がいかに変化しようとも、そんなフィエスタの名は変わらずにあってほしいです。フォードにとってのマスタングがそうであるように。
Posted at 2020/12/16 22:05:59 | コメント(0) | トラックバック(0) | Fiesta | クルマ

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