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2021年01月09日 イイね!

その足下にSTのヘリテージ

その足下にSTのヘリテージ昨年末のFord Media Centerで報じられていたマスタングに関するニュースがちょっと嬉しく感じられました。発表によると、今月から北米で販売が始まるマスタングのマック1(マッハ1)に設定されるハンドリング・パッケージが装着する専用アルミホイールは、大径化と軽量化という相反する要素を満たすべく、市販車用ホイールとして珍しい3層構造を採用したとのこと。その独特なデザインは、担当デザイナーのマーク・コスキによれば、「鳥の巣」や「橋のトラス構造」にインスピレーションを得たことに加え、フォードのSTモデルが装着するホイールにも影響されているそうです。なるほど確かに、3層のもっとも上層面にあたる部分のY字型スポークは、歴代フォーカスSTなどが履いていたホイールのY字型形状を直感的にイメージさせるものになっています。


(トップ写真と合わせて、2020/12/29付Ford Media Center発表記事より転載)

私が特に嬉しく感じたのは、RSでなくSTのホイールイメージが反映されているという点です。
STモデルの専用ホイールは、一番初めのSTであるモンデオST24はさておき、次のモンデオST200からST220、初代フォーカスST170、2004年のフィエスタSTまでは、基本的に細かいフィンを切ったタイプでした。それが2005年の2代目フォーカスSTで、初めてY字型スポークのホイールが登場し、それは「Y-design」ホイールとして、最新のフォーカスSTとフィエスタSTに至るまで継承されています。



さらに「Y-design」ホイールはSTだけでなく、非STの高性能系グレードにも採用されるなど、フォード車のハイパフォーマンスを誇示する定番となっています。
ちなみに、日本向け3代目フォーカスのSportにも「Y-design」ホイールが装着されていましたね。

パフォーマンス至上指向のRSとなると、もはやホイールの設計も自由度が少なくなり、そもそも近年ではRSといえばフォーカスのみだから、「RSのホイール」というほどの固有のイメージも存在していません。それよりは、今では北米やアジアでもラインナップされ、フォードのスポーツモデルの代表的な称号となったSTのアイコンを積極的に生かそうとする姿勢は大いに納得できるものです。

伝説のブランドを提げたマスタングが、ST=スポーティング・フォードへのヘリテージを携えて再登場する。かつて、自分でもSTモデルを愛用していた一人として何だか誇らしい。


Posted at 2021/01/09 11:56:37 | コメント(0) | トラックバック(0) | Mustang | クルマ

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