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2021年07月17日 イイね!

地元で欧州フォード祭り・Kaまでも!

地元で欧州フォード祭り・Kaまでも!今週は地元での欧州フォード祭り!こちらのBE146Kaにも3日前に会えました。このKaの野生種と街中で出会うなんて本当に久しぶりのことで、しかもそれが、自宅からさほど遠くない場所だったのが実に嬉しい。

ご覧の通り、決して外見上のコンディションは良好とは言えません。ラジアントレッドのボディカラーこそ案外色艶が保たれていますが、フォードのオーナメントはKaではもはや定番の白色化に見舞われ、特徴的なバンパー部は、表面が塗装仕上げの日本仕様ならではに褪色&色ムラが進んでいます。ホイールのカバーもなくなって鉄チン剥き出し・・しかしこんな姿のKaは、それこそヨーロッパのどこかの街角に立てば、いくらでも見ることができる、彼の地ではごく当たり前な姿にきわめて近いものです。その意味では本来のKaのあるべき姿か?オーナーさんもそうした自然な経年の趣を受け入れて楽しんでいるのではないでしょうか?

このBE146、すなわち初代Kaは私にとって特別な存在です。自分で初めて手に入れた欧州フォード車がこのKaでした(それ以前の愛車だったフォードは日本フォードで、純粋なフォード車というにはやや疑問符が付きました)。よく、初めての車の記憶はいつまでも薄れないと言われますが、私にとっての車遍歴の起点は、実質的にこのKaであって、フォードを駆る愉しさを身をもって実感させてくれた存在として、自分の中で「フォードの基準車」となっているからです。

このKaの登場後、欧州フォードは急速にグローバル・ビジネスとアライアンスの波に呑み込まれていきます。C170フォーカスがヨーロッパのみならずアメリカでも販売され、B256フィエスタやC307フォーカスはマツダとプラットフォームを共用しました。それ以降の各車は軒並み、One Fordの戦略に基づいた国際展開となったことはご承知の通りです。
2代目のKaであるB420も、フィアット500の兄弟車の位置づけだった点で、もはや純粋フォードとは異なる成り立ちであったと言えます。
だから、生粋のヨーロピアン・ベーシックであったBE19フィエスタをベースに、ヨーロッパで誕生し、ヨーロッパで売られ、ヨーロッパの人たちに受け入れられ、ヨーロッパで生を全うした、BE146Kaは、まさしく欧州フォードの血の濃さが凝縮された存在であったように感じられます。そして、そんな車を過去にここ日本で味わうことができて幸せだったと、今も強く思っています。
Posted at 2021/07/17 21:40:44 | コメント(1) | トラックバック(0) | Ka | クルマ

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「まさしく、日本の景色の中にいるフォード。Viva !」
何シテル?   01/17 15:18
自然体で、気兼ねも気負いもなく付き合えて、けれど愉しいクルマ。フォードを40年近くにわたって乗り継いでいます。2016年をもってフォードは日本から事業撤退しまし...
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