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2022年02月05日 イイね!

エンジンにロマンを覚えない男のBEV観

エンジンにロマンを覚えない男のBEV観小学生の頃はスーパーカーブーム真っ盛りでご多聞にもれず「LP500Sだ、BBだ」、車以外のことの方に傾注した思春期を経て、高校生で当時のシトロエンに入れ込んでからはプジョーへ、その後は今に至るまでフォード一筋。「シトロエン→プジョー→フォード」と自分が好きになった車に共通するのは、どれも一部のスペシャルな車種を除けばエンジンが大したことないこと。エンジンは車を構成する要素のひとつであって黒子に過ぎず、黙って必要な仕事をこなせばそれでよしーイタリアや某ドイツのメーカーみたいな「官能性」とか「物語性」をエンジンに求めない姿勢が快く思えました。私にとって車のエンジンは、ことさらにロマンやストーリーが必要のない対象に過ぎません。
マスタングだってやっぱアメ車はV8でないとねーみたいな拘りはまったくなし。むしろV6や4気筒のEcoBoostの方が鼻先が軽くなってよっぽどバランスが良さそうです。

そういう指向性からすれば、モーター駆動のBEVに対するアレルギーは全然ないのですが、今のBEVにどうにも納得できないのがその重量です。ハイパワーと持久力を求めて大量のバッテリーを敷き詰めるほどに車重が増します。マスタングのMach-Eだって標準仕様でも2.2t近くあるんですから・・車を電動化する目的が環境保全であるはずなのに、過剰な重さは路面へのダメージを増させ、それを支える大径のタイヤやホイール・広い面積のシートメタルなどはそれだけ多くの物資を必要とする。これでは本末転倒ではありませんか(ちなみにここでは、BEVを走らせるのに必要な電力をどう確保するか?というそもそもの課題にはあえて触れないことにします)。

車がBEVへシフトすることには違和感がなくても、そのBEVが「速く・立派に・強そうな」という旧来の自動車の価値観念を引きずることには大いに違和感があります。何より身軽であることを身上としてきたロータスでさえ完全BEV化に舵を切ったご時世ですが、考えてみればそのロータスだって、エンジン自体はフォードをはじめ他の量産メーカーから調達した上で独自に味付けをしていたことが多かったのだから、エンジンそのものに強い執着があったようには思えないんですよね。だったら「エンジン指向」とは違う、新しい気持ちのいい車像を開拓して欲しいものです。それはエンジンに過剰な重きを置かずにきたフォードだって共通です。


Posted at 2022/02/05 21:47:12 | コメント(3) | トラックバック(0) | Mustang | クルマ

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「まさしく、日本の景色の中にいるフォード。Viva !」
何シテル?   01/17 15:18
自然体で、気兼ねも気負いもなく付き合えて、けれど愉しいクルマ。フォードを40年近くにわたって乗り継いでいます。2016年をもってフォードは日本から事業撤退しまし...
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