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2024年08月04日 イイね!

(自分のではない)フォーカスの後ろ姿を見ながら

(自分のではない)フォーカスの後ろ姿を見ながら国内最後のフォーカス(C346)、それもMC前の2.0Lエンジン搭載車はかつて自宅の近隣エリアに、多いときだと5〜6台が同時に生息していたものである。当時は「あまり売れていない」とされたフォーカスだったが、こと自宅のまわりでの集積度合いはなかなかのものだったように今でも思える。それから10年以上が経ち、その間に櫛の歯が抜けるように1台、また1台と姿を消していき、今ではついにこの写真の1台を残すのみになってしまった。こちらはC346フォーカスで最初にイメージカラーとされたキャンディレッドの個体、まさに久方ぶりとなるフォーカス国内復帰当時の熱気を今に思い起こさせてくれる1台だ。オーナーさんはもうよほど肌に馴染んでいるか、それとも開き直って意地で乗り続けているか、どちらかのスタンスだろう。いずれにしたって消極的な境地で維持し続けられるような車種ではないはずだから、オーナーさんのある種の「気骨」をこちらのフォーカスの背後に感じ取ってしまうのである。
そんなオーナーさんの存在がダブらされる後ろ姿を、この先もなるべく長く拝みたいものだと思う。

ところで、最近になってフォードが2021年に打ち立てた、2030年の欧州フォード車完全電動化/内燃機関車全廃の方針が見直される可能性が取り沙汰されている。「欧州フォードは2030年には(乗用車は)モーター駆動車のみを提供する」この極めて大きな経営判断のもとで、歴史あるフィエスタがBEV開発・生産へリソースを譲るかたちで一足早く退いたのに続き、フォーカスも2025年には消滅予定とされているが、ヨーロッパ市場における電動化の進展度合いとその見通しからは、もしかするとフォーカスが想定よりも延命されることだって考えられなくもないのではないか。さりとてこれからフォーカスがPHEVメイン車種として新規に開発されることは考えづらく、現行フォーカスが多少の手を加えられて、BEVへ踏み切れないユーザーへの選択肢として予定を改めて残されるというのが現実的ではなかろうか。個人的にはフォーカスというブランドには大きな思い入れがあるので、サイレント・マジョリティのための良性能車として簡単には消えて欲しくないと思っている。後になってからヘリテージ扱いでその名を復活させるより、今すでに定着している価値をしっかりと活かすことだって大切なはずだから。
Posted at 2024/08/04 10:41:19 | コメント(0) | トラックバック(0) | Focus | クルマ

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