ロボ部長のブログ一覧

このクルマのデビュー当時、テルスターとして初めてV6を積み3ナンバー枠になったこともあり“国際水準”みたいなコピーで売り出されていたことを覚えています。ベースのクロノスがバブルに浮かれた開発方針で無意味な上昇志向に走ったのを正当化する詭弁でしたが、マーケットに出たタイミングはすでにバブルも終息期、そんなセールストークが通じなかったのは言うまでもありません。
この頃マツダが市場に乱発したサルーン各車は、出来の良し悪しはともかく開発コストはそれなりに投じられていたと思うのですが、案外物理的な寿命が短かった印象があります。いまでも残存するのはユーノス500くらいでしょうか？

Black on Blackがなかなかハードな印象のシェルビーGT500。と思いきや、室内をちらっとのぞいたらホワイトボールのシフターでなくATのセレクターが。。「ん、シェルビーにオートマ？」ネットで調べてみると、独自にシェルビーGTのAT車をデリバリーしている専門店がある一方で、標準のマスタングにシェルビーのディテールをかぶせたシェルビーパッケージなるものも流通していることがわかりました。
この個体はタイヤが18インチだったのでもしかすると後者かもしれません。いずれにしても、本家シェルビーほどパワフルでなくても、そのムードを味わいたいというオーナーにはうってつけですね。こういう豊富な選択肢があるのもマスタングならではだと思います。

なにやらかつてのマガジンエックスのスクープショットみたいになっちゃいましたが・・フォード江戸川で外交官ナンバーのフォーカスセダンが整備を受けていました。これまでもいろいろな方に目撃されている右ハンドルの2.0セダンです。先日のUSエスケープといい、都心に近い江戸川は外交官ご愛用の“レアフォード”メンテナンスを引き受けているようですね。

クルマの本を久々に買いました。全編にわたって古今東西各社の「RS」を網羅したムックです。冒頭でポルシェのRS（レンシュポルト）に続いてフォードの初代エスコートRS（ラリースポーツ）が出てくるあたり、なかなかツボを得た構成でニヤリとさせられます。ラストは80年代に全日本ツーリングカー選手権を荒らしたシエラRS500コスワースが締めるのも、ブルーオーバル党として満足度が高いものです。
フォードに限らず、ネーミングに「RS」を冠したクルマは、それが付かないごく普通のグレードの上に成立することが前提だけに、両者のコントラストが鮮やかであればあるほど、 “至上を追い求めてやまない”ロマンが感じられるのがいいですね。

久しぶりに街中でKaを見ました。真正面からじ～っと眺めると、実にすっとぼけた顔つきで思わず頬がゆるみます。「かわいくしてやろう」的なあざとい技巧に頼ることなく、素材の持ち味を活かしたプレーンなラインと面を持ちながら、この表情豊かな存在感！プロのデザイナーにKaのファンが多かったこともうなずけます。

ところで、フォードエンブレムが“シルバーオーバル”になってしまうのはKaに特有の現象でしょうか？他の車種ではあまりみられない印象があるのですが・・