ロボ部長のブログ一覧

六本木のとある地下駐車場にディープインパクトブルーのフィエスタが駐車されていました。ナンバープレートを見れば、つい先ごろ誕生したばかりの話題の「世田谷ナンバー」！文字通りピカピカのナンバーと、ピカピカのクルマとのコンビは、なんだかとても初々しい感じがします。いいですね！

ところでフィエスタの背後左右に見えるポールは、駐車中にEVやPHVにチャージしておくための充電ステーションです。これもつい最近になって設置されたもので、これからはだんだんこのような設備も当たり前なものになっていくのでしょうね。

先日のアメリカンモーターフェア会場でいただいたフォード車の総合パンフレット。イベントでの配布に間に合わせるための急ごしらえだったのかもしれませんが、オフセット印刷でなくインクジェットの簡易な印刷物で、全体に安普請なつくりなのがちょっと残念です。車体の発色やインテリアの微妙なトーンの再現性にやや難ありで、せっかくのクルマのクオリティ感が伝わってこない。文字の表記も、同じページ内でTitaniumとTITANIUMが混在していたり、そもそも発行元の表記すらされていなかったり・・・。

フォードも気がついてみれば、リンカーンを含めると国内で8車種をラインナップするまでになったので、そろそろフルラインを紹介するツールが必要でしょう。特にフォードの場合、販売拠点の少なさをSCでの出前展示などでカバーする機会も多く、そうしたときに足を止めたお客さんにさっと手渡せるコンパクトなパンフレットなどがあれば有効なはずです。それは過剰にハイクオリティである必要はありません。手に取った人がページを開いたときに「ちょっといいな」と思える程度の充実感があればいいのです。せっかく強力なプロダクトイメージが備わりつつあるのだから、適切に伝えないともったいないですよ、FJLさん！

横浜に用事があったので、ちょうど横浜美術館前で今日明日と開催中の「アメリカンモーターフェア2015」を訪ねてきました。アメリカの代表的メーカーがテスラを含めて国内の主だった最新ラインナップを出品していました。嬉しかったのは、フォードが新型マスタングを限定色のコンペティションオレンジを含めて2台揃えていたのをはじめ、エコスポーツのブライトイエローやフィエスタなども出品していたこと。まあエコスポーツやフィエスタがアメリカン？というのはさておき（^^;）、ダークトーンの出品車が目立った他メーカーに比べて、ぐっと彩り豊かな世界が繰り広げられていました。しばらくの間会場にとどまりましたが、ひいき目であることは百も承知のうえで、ひときわたくさんの人がフォード車の周りに集まっていて、活気づいているように見えました。やはりマスタングの人気は高く、写真を撮ったりドアを開けて乗り込む人が引きも切りません。一方、フィエスタもなかなかの人気っぷりだったのが頼もしかったですね。

今日見かけた35周年アニバーサリーのマスタング・コンバーチブルです。この1999～モデルとその前身の1994～モデルが案外好きなことはこれまでもお伝えしている通りで、マスタングとはいえさほどオリジナルモデルのイメージにとらわれていないところが気に入ってます。ボディサイドのCスクープのような初代から継承されるディテールも散見されるものの、基本はライトなスポーティークーペという趣で、マスタングの偶像に過剰によりかかっていない。そのあたりのバランスが身軽に思えるんですね。
この後継となる2005～モデルは初代のシルエットやモチーフを大胆に取り入れました。とはいえ決してレトロ路線でなく、むしろ相当モダンなタッチであるにも関わらず、いにしえのマスタングのイメージがしっかりと伝わってくる。これもまた見事なもので大いにリスペクトしているのですが、時に初代の呪縛のようなものを感じ取ってしまうことがあります。それは最新の2015モデルも同様で、グローバルプロダクトとなってマスタングのアイデンティティがある面ではより強化されたことが、やや重くのしかかって見えるかもしれません。

しかし、こうした想いはいわばどちらがどうと言えるものではなく、クルマにとっての「伝統」をどのようにとらえて表現するかという、ある意味でメーカーの哲学に対する距離の取り方なのでしょう。古くからの伝承をより尊重するのか、そうしたものからより自由に解放されるのか。マスタングを見るたびにそんな己の中の価値の振れ幅も自覚させられます。

近所のSCの駐車場にレーザー・リデアがいたので横付けしてみました。ファミリアをフォード版に仕立てるにあたり、フロントフェイスは当時のフォードのデザインテーマであったニューエッジ・デザインを応用したと思われます。「ニューエッジの本家」我がフィエスタと並べたら、やはり造形の方向性が近しいことが実感できました。ちなみにこのリデアのグレードがバッジでGLXだとわかり、その響きもいかにもかつてのフォードらしい。リデアに対してはいままでファミリアのお面替え程度の認識だったのが、急に同じブルーオーバルとしての親近度がアップしました。