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2018年08月02日 イイね!

キャンバストップに埃は積もり・・

キャンバストップに埃は積もり・・千葉県内のとある場所で二代目フェスティバを見ました。二桁ナンバーにボディ全体を覆う埃の層・・この趣ではおそらくお不動さんなのでしょう。ちょっと珍しいなと感じたのはキャンバストップです。今でも稀に見る二代目フェスティバはほぼ例外なくキャンバストップでない、ノーマルルーフで、おそらくキャンバストップ車は耐候性などの面で不利なのではないかと想像します。

二代目フェスティバが「世紀の大失態モデルチェンジ」(さらに売れるためのモデルチェンジが、まったくその逆に作用すること/ロボ部長造語)の産物であったことは論を待たず。いま見れば、このクルマのスタイルはいかにも90年代初頭のフォードらしいものです。造形の隅々にSN95マスタングや初代モンデオなどに相通じる、ソフトシェイプが見受けられる。おそらくSN95マスタングとこのフェスティバがガレージに並んでいたら、何の違和感もない、熱心なフォードフリークのガレージとして印象付けられたでしょう。しかしそれが、日本では受け入れられなかった。

初代フェスティバはフォードの国際戦略のもとで、マツダに開発の主導権が与えられ、結果として当時のマツダの持ち味だった実直さが花開いた、日本人に好まれるテイストのコンパクトカーでした。二代目はやはりフォードの戦略でフォード本体がスタイリングを担ったことで、小型車に対する米日の価値観や嗜好の違いがモロに出てしまった。初代フェスティバが築いた数々の美点がことごとく失われる中、「これだけは譲れない」ポイントだったのがキャンバストップで、二代目にかろうじてキャンバストップが設定されたことは、フェスティバがフェスティバである所以が唯一残された、と言ってもいいでしょう。
Posted at 2018/08/02 23:47:07 | コメント(2) | トラックバック(0) | Festiva | クルマ

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「まさしく、日本の景色の中にいるフォード。Viva !」
何シテル?   01/17 15:18
自然体で、気兼ねも気負いもなく付き合えて、けれど愉しいクルマ。フォードを40年近くにわたって乗り継いでいます。2016年をもってフォードは日本から事業撤退しまし...
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