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ロボ部長のブログ一覧

2022年09月22日 イイね!

すわ、モンデオ(フュージョン)?

すわ、モンデオ(フュージョン)?今日、職場前の通りにこの車が停まっているのが遠目から見えた時、一瞬本気でそう思いました。真横から見たのですが、前後の灯火類など細部のディテールはさておき、ボディのシルエット全体とプレスラインやサイドウインドウのグラフィックスをぱっと目にした印象では、相当に近いといえるように思います。


(NetCarShowから画像を引用)

この写真はモンデオです。どうぞ両車を見比べてみてください。

そもそも東京都心ではモンデオなどまず存在しているはずないにもかかわらず、そう錯覚したのは、8月にFLC四日市店さんを訪ねた際に目にしたモンデオ・エステートのボディカラーの印象が近かったことも影響していたかもしれません。



2017年登場のアウディA5 Sportbackのデザインが、それよりも早くからあったモンデオ/フュージョンに影響を受けたのかは知る由もありません。むしろアウディのデザインというのは、ある時期まで世界の自動車メーカーに影響を与える側の一大トレンドセッターでした。フォードなら1990年代後期のJ.メイズやクリス・バード、さらに2000年代初頭のマーティン・スミスといった歴代のデザイン担当の重鎮らは、皆がアウディでのデザイナー経験を積んでいたものです。それだけ、アウディ的なテイストやトーンを各社が欲していたことの証左といえたわけです。実際にフォードだと2000年代に入ってすぐの頃の欧米各車のデザインは、どれも当時のアウディの影響を強く受けていたことは一目瞭然でした。

それが、このA5 Sportbackではアウディの方がフォードときわめて近いスタイリングとなったことに、何だか因縁めいたものを感じます。ちなみに欧州フォードでは、マーティン・スミス以降のデザイン担当ディレクターにはアウディ出身者はいません。現在のディレクターであるアムコ・リナーツはプジョーを経てきています。




Posted at 2022/09/22 23:16:16 | コメント(1) | トラックバック(0) | Other | クルマ
2022年09月19日 イイね!

ホコリを被ったその下には

ホコリを被ったその下には世田谷区内のとある地点を歩いていて、マンションの駐車場にこの車が置かれているのが見えました。1967-68のマスタングのファストバックですね。このかたちのマスタングは私が生まれた年と同じモデルイヤーになります🤗約55年、よく元気にしているねぇ。

駐車されているのが民有地の中だから近くまで行くことができず、遠目の道路沿いからの撮影となりましたが、どうやらほとんど動かされていないようで、車全体がかなり埃をかぶった状態であるのが見て取れました。しかし基本的にはオリジナルの状態を維持していそうで、外見を大きく変えるような手が加えられた痕跡も見受けられません。そしてここが雨露をしのげる場所だからでしょうか(リアだけ屋外へ飛び出していましたが・・)、全体に埃っぽいことを除けば、実は決して悪いコンディションではなさそうなことも想像がつきます。タイヤのエアも抜けておらず、オーナーさんは定期的に空気圧をチェックして、きちんとしたスタンスを保てるよう心がけていらっしゃるのかも?ともかく全体として、原型を非常によくとどめた、レストアベースとして実に秀でた個体なのではないでしょうか。

ニュートラルな印象の白いペイント(たぶんそれもオリジナルペイントではないかと推測します)、後付けの付加物が何もないプレーンなボディライン、それらが相まって、「素なポニーカー」としてのマスタング像がここにはよく保たれています。こういう姿を見ると、本当に白毛のポニーの姿が車の向こうにダブってきそうな、そんな錯覚に陥ります。

Posted at 2022/09/19 17:15:59 | コメント(0) | トラックバック(0) | Mustang | クルマ
2022年09月18日 イイね!

新マスタングにみるフォードの現在地とこれから

新マスタングにみるフォードの現在地とこれから(今回はFord Media Centerからの画像を主に掲載しています。)
マスタングの2024年モデルが発表されました。フォードから公式に示された内容を見て感じたことをいくつか記してみます。
この第七世代マスタングについては、事前にHVなど「電動化」が初導入されるのでは?といった観測が多くされていましたが、蓋を開けてみたら動力源はこれまでの2.3 EcoBoostとV8 Coyoteをそれぞれブラッシュアップだそうです。意外に感じましたね。このマスタングの販売がおそらく継続しているであろう2030年にアメリカの電動車販売比率50%が目標とされ、欧州フォードはヨーロッパ市場での完全BEV化をその年に達成するとしているのに、電動化への布石さえも認められないというのは。いくらカリフォルニア州で新車販売が完全電動化される2035年までは販売されないとはいえ、2ドアクーペのマスタングを未来へ向けてどうしていくのか、という展望が見えないフルモデルチェンジだな・・というのが率直な第一印象です。

そういうことだからマスタングの新型発表にしては、これまでのようにエンジンに関するトピックが前に出されることもなく、それ以上にインテリアが話題の主体になっていることが目を引きます。特にインパネには大型タッチスクリーンを装備して今どきの電動車っぽいインターフェイスを導入しているようで、歴代のマスタングがモチーフとしてきたインテリアの構成や意匠から大きく変化して見えます。ここは確かに新しさが感じられますね。



この写真はMT車のインテリアですが、どうやら6速MTはV8搭載のGTで選択可能で、EcoBoostモデルは10速ATのみになるようです。GTとEcoBoostとのキャラクターの違いがこれまで以上に明確です。外観上も現行のS550以上に、双方の作り分け(特にフロントエンド)が入念に行われていそうです。ちなみにトップ写真はEcoBoostです。



(写真は開発途中の試作クレイモデル)

その外観ですが、やはり意外なほどS550の面影が強いもので、意地悪な見方をすればビッグマイナーチェンジと言いたくなるのもわかります。私が最初に写真を見た時に受けた印象は「いかにもデジタルエイジ感覚の造形」でした。中身は旧来からの成り立ちがベースでも表層は今どきのBEVなどが発するトーンに近い、クールな印象の造形に映ります。これまでマスタングが一貫して備えてきた有機的・情緒的なマッスル感を、デジタルの0/1的な表現によって新たに解釈してみせた部分がありそうで、実際の仕上がりに興味があります。個人的にはヒュンダイのアイオニックあたりと共通する造形処理が成されているように感じています。



フォードデザインの現在地とこれから先に進む方向性がともに体現されるのがマスタングです。このマスタングから次のフォード各車の像が読み取れるのか?興味が尽きないポイントですね。


ところで、今回のフォードからの発表には、新型マスタングの国際的な販売計画に関して何ら言及がないことが気になります。現行S550からグローバル・カーとして北米以外の各地でも販売が開始され、ヨーロッパなどでも相応に好評を得ているから、おそらく新型もこれまで通り世界各地の市場へ投入されると推測します(いくら純内燃機関車とはいえ、まさか今さらアメリカ専売に戻すという経営判断はないだろうと・・)。インテリアデザイン開発中のスケッチでは右ハンドル仕様も認められるので、右ハンダー車も設定されるのでしょう。一部で「日本やイギリスで販売される右ハンドル車・・」みたいな報道がされていたのには苦笑しましたが、イギリスやオーストラリアで継続して販売されていくのではないでしょうか。



その他にも、新しく設定されるパフォーマンスグレード「ダークホース」について、これまでのシェルビーとの関係がどうなるか?など、興味は多々あります。ともかくHV化がされなかったことで、日本で並行輸入販売する上での大きな障壁が一つ無くなったことは確かだろうから、来年以降、独自に国内へ持ち込む販売事業者も現れてくるでしょう(その頃に円相場はどうなっているやら・・)。日本でも新型マスタングの姿を見られるのを期待します。











Posted at 2022/09/18 11:29:34 | コメント(1) | トラックバック(0) | Mustang | クルマ
2022年09月17日 イイね!

B299フィエスタに関する積年の疑問、氷解!

B299フィエスタに関する積年の疑問、氷解!先頃B299フィエスタ登場時のドイツ版カタログを入手しました。2008年9月の発刊でB299フィエスタのスタートイヤーに当たる2009年モデルが紹介されています。そのページを見て、長年にわたり密かに抱いていたB299フィエスタに関する疑問が解けました。

『B299フィエスタGhia存在説』はみんカラ上でも交わされたことがあり、ヨーロッパの中古車サイトなどを見ると、グレード名をGhiaと記された掲載が相応に認められます。しかし日本でも中古車サイトに掲載されている個体のグレード名表記が誤っていることなんてしょっちゅうですし、掲載写真を見てもGhiaに固有のバッヂも見えない。そもそもフォードの公式情報として当時のB299フィエスタにGhiaを設定していたという記録が見つけられず、信憑性が今ひとつつかめず確信を持てずにいました。
それが、2008年ドイツ版カタログには、Ghiaが確かに掲載されているではありませんか。同じく2008年に発刊されたイギリス版カタログは以前から所有していて、そこにはGhiaの紹介はなかったので、おそらくドイツ市場に限った設定(もしくはイギリス市場以外での設定)であったのだろうと推測します。

双方のカタログを比較してみます。トップ写真の左がドイツ版、右がイギリス版のページです。当時フィエスタに設定されていた基本的なグレードは、ドイツがAmbiente、Trend、Ghia 、Titaniumで、イギリスはStyle、Zetec、Titaniumとなっています。ドイツ語が読めないため断言はしませんが、車両本体や装備に関する写真や説明を見る限り、どうやらドイツでのGhiaはイギリスのZetecに相当するグレードとして理解ができそうです。
ただし双方で大きく異なるのが室内の意匠です。Zetecがブラック基調のカラースキームとドットパターンを配したシートなどでスポーティーな印象であったのに対して、Ghiaはステアリングを含めてベージュが基調で、シートもベロアっぽいファブリックが採用されています。このインテリアの全体感は私も愛用していたB256フィエスタGhiaのそれとも相通じる、Ghiaならではのウォームトーンです。
当時のNokiaの携帯を連想させるセンタークラスターに象徴される、B299フィエスタの躍動的なインテリアに、落ち着いたベージュカラーの組み合わせがかえって新鮮に映ります。さすがにかつてのGhiaでよく見られたような木目調パネルまではこの空間には似合わなかったのでしょうね。採用がありません。
あと、伝統のGhiaバッヂも外装のどこにも見当たりません。このことが、私がネット上でGhiaと紹介されていた各車の写真を見ても確信が持てなかった理由の一つでした。




2008年頃の欧州フォードといえば、キネティック・デザインの展開を本格的に推し進めていて、それ以前のスタティックなイメージを脱して、より若い世代やアクティブ志向のユーザーから積極的に選ばれることを狙っていました。それ故、たとえ長い伝統があるサブネームでも、ともすれば保守的・守旧的なグレードとして扱われたGhiaから訣別したのがこの時期のフォードでした。にもかかわらず、各車の中でも最も大きく前世代からジャンプしたと言っても過言でないB299フィエスタにおいて、たとえマーケットと販売時期が限られていたとはいえGhiaの名を残したことに、当時のフォードユーザーがあまりの急変化に戸惑わないよう、旧来のトーンを折衷させた「穏健な」仕様をあえて設けた配慮のようなものが伺えます。

Posted at 2022/09/17 10:32:45 | コメント(0) | トラックバック(0) | Fiesta | クルマ
2022年09月14日 イイね!

シンプルなポニー、スタイリッシュなひと

シンプルなポニー、スタイリッシュなひとつい先ほど出会えたこのマスタングこそ、実は私が最もシンパシーを抱くマスタングの像なのかもしれない・・Living Legendのテーマに則り、初代マスタングの趣を巧みに取り入れつつ、いかにも2000年代初頭らしいクリスプでクリーンなラインにまとめ上げられた不世出なS197前期型のスタイルが、あえてのV6・ベースグレードだからこそ、控えめに、しかしストレートに、その持ち味を発揮しています。
しかもこちらはご覧の通り、ホイールに至るまでストックをよく保っており、まるで当時のカタログから抜け出たままのような原初感も瑞々しい。

ちょうどドライバーさんとその場でお話しすることができました。もうずっと乗り続けていらっしゃるそうです。けっこう傷んでいる部分も多いんですよ(とてもそうは映りませんでした!)ーと笑顔で仰っていたその女性は、実にチャーミングで、このマスタングに本当によくお似合いでしたね。写真を撮って紹介することも快くOKしてくださいました。

このあたりの場所では女性が走らせるGクラスやカイエンなども多々目にしますが、側から見ればそんな大きい車で空気でも運んでいるの?と言いたくなるくらいムダ感が半端ない(これは男女関係ないですが)のに対して、お気に入りのマスタングをナチュラルに愉しんでいらっしゃる姿は、スタイリッシュでかっこよく、惚れ惚れしますね。
Posted at 2022/09/14 20:05:53 | コメント(1) | トラックバック(0) | Mustang | クルマ

プロフィール

「まさしく、日本の景色の中にいるフォード。Viva !」
何シテル?   01/17 15:18
自然体で、気兼ねも気負いもなく付き合えて、けれど愉しいクルマ。フォードを40年近くにわたって乗り継いでいます。2016年をもってフォードは日本から事業撤退しまし...
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