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ロボ部長のブログ一覧

2023年03月28日 イイね!

2つのエクスプローラーが現れる

2つのエクスプローラーが現れるヨーロッパでエクスプローラーの名を冠したBEV新型車が売り出されるということで、そうなるとアメリカでのエクスプローラーはどうなるのだろう?今日、街中でエクスプローラーを目にした時にそんなことに思いが及びました。

エクスプローラー・・・フォードにとって押しも押されぬ定評のブランドです。ヨーロッパの後進へその名を譲ってアメリカのマーケットから消滅する、などということはまず考えられないでしょう。そうなると、アメリカとヨーロッパとで同一のネーミングで異なるタイプの車種が展開されると想像するのが自然です。ヨーロッパでは完全電動のミドルクラスのSUVとして、アメリカではこれまで通りの大型SUVとして、2つのエクスプローラーが存在するということです。

これまでフォードには欧米双方の市場で販売されてきた車種が種々ありましたが、それらは基本的に同一の車名で、かつほぼ同時期の販売であれば、いくらかのローカライズは施されるものの共通の仕様であることが前提でした。
そういう点で、まったく同じ車名ながら全然異なるタイプの車種を欧米市場で同時期に展開するというのは、フォードにとって過去にあまり例がないパターンと言えそうですが、近年でのそうした事例にフュージョンがありましたね。ヨーロッパでフィエスタベースのスペースユーティリティ指向の小型ハッチバックとして2002年に登場したフュージョンに対して、2006年からアメリカで販売が始まったフュージョンはトーラスより一回り小型の4ドアサルーンでした。
ちなみにこれらフュージョン同士は、ネーミング以外に何ら共通点が無いかのような2台であっても、実は特にUSフュージョンの初代とEUフュージョンとで、ご覧の通りフロントのヘッドランプ部の造形がうり二つなんですよ。これは同じ名前を戴く者同士ということで意図的に似せたのではないか?と推察しています。




下はNetCarShow.comの画像を掲載

今日のトップ写真、U502・ホワイトプラチナムのLimitedとえいば、あまりにも日本における典型的なエクスプローラー像です。この写真のようなエクスプローラーは、少し前までならこの国でごく普通に至るところで目にできたものですが、気がつけばそうしたシチュエーションも少しずつ、着実に減少してきていますね。
Posted at 2023/03/28 22:36:33 | コメント(0) | トラックバック(0) | Explorer | クルマ
2023年03月26日 イイね!

退屈でなく、気軽に好きになれる存在

退屈でなく、気軽に好きになれる存在AUTOCAR JAPANの直近記事に、Ford of Europeのデザインディレクターを務めるアムコ・リナーツ氏のインタビューが掲載されています。最近のこの手の外語ベース記事の配信は、翻訳が結構粗っぽいので、和文表現に無理があったり、そもそも原文の趣意がどこまで保たれているか?いくらか疑ってかかるくらいの方が良いと思っています。それでもなお、今回の記事でのリナーツ氏の発言には興味を引かれる部分があり、特に『電動化が始まったことで、1990年代後半の「ニューエッジ(デザイン)」以来となるデザイン改革の機会を得た』というくだりには、私としてはちょっと反応せずにはいられません。

英独フォードの一体化でFord of Europeが立ち上がって以降、そもそも「欧州フォード」としての強いデザインのテーマというものは見当たりませんでした。それが80年代のシエラを皮切りにしたエアロフォルムの導入を契機にデザインのテーマを明確にしてきて、その後は90年代のニューエッジ、2000年代のキネティックと、その時々で固有のテーマを打ち出してフォード車のイメージをアピールしてきました。しかしキネティックが世界共通のワン・グローバル・デザインへと発展した以降、2015年くらいからは、欧州フォードのデザインテーマは明らかに足踏み状態になり、顔つきやボディパネル表面の造作をいじるような変化に終始しているだけも同然でした。結果として近年の欧州フォード車は、顔だけ見ているとフォードだかアウディだかプジョーだかわからない・・どっちつかずな存在であるかのようです。
それはまさしく2017年にリナーツ氏が欧州フォードのデザインディレクターに就任してからの傾向だったのですが、もしかするとリナーツ氏自身、誰よりもそういった傾向を歯痒く感じていたのかも?そんなリナーツ氏が、欧州フォードにおけるデザイン改革の過去の成功事例としてニューエッジ・デザインを意識しているとしたら、これは面白いことになりそうだ、と個人的には思わされます。
つい先頃発表されたEUエクスプローラーのデザインは、BEV化により、現在の欧州フォードのデザインとは一線を画した新しい方針に基づくものとなり、今後の新型車もこの方針に沿うとのこと。また欧州フォードとして顧客が『気軽に好きになれる』が退屈でないデザインを目指す、とも。何となく、リナーツ氏には初代Kaのデザインが意識にあるのではないかな?それが決してありふれてなく、明らかにそれまでの存在とは異なったワクワク感を発しながらも、決して尖りすぎておらず手を伸ばしやすい、絶妙なバランス感覚を備えていたように・・エクスプローラー以降の欧州フォードのデザインにも要注目です。

そういうわけでトップ写真には、かつての私の愛車であったKaを。とてつもなく新しいのに親しみやすい、本当にタイムレスで稀有なデザインだと今なお思います。
Posted at 2023/03/26 13:11:57 | コメント(0) | トラックバック(0) | Ford | クルマ
2023年03月25日 イイね!

街を行くミニワゴン

街を行くミニワゴンこの車に関してはフォードの尺度でなく、あくまでもかつてのマツダのそれで見做すのが適正であることは承知しています。その上でなお、この車にはフォードが根本で備えていた大衆性や実用性といった要素が、ある意味で純粋なフォード車以上によく露呈しているように思えてなりません。「家庭のための良き道具」感が半端ないのですよね。だから今でもこうして街中で元気に活躍している様子を見かけると嬉しくなります。
低めのフロアとベルトライン、広大なウインドウ面積、程よい全高、小ぶりなタイヤ・・そのどれもがもはや最新の小型乗用車には望めないものばかりです。前回のブログでも目を向けた新生EUエクスプローラーのような、これからの車の成り立ちの意義を認めつつも、こうしたひと昔前の車が備えていた、扱う人にあくまでも優しそうなディメンションが持っていた普遍的な良さというものも忘れてはいけないような気がします。
Posted at 2023/03/25 12:12:52 | コメント(0) | トラックバック(0) | Festiva Miniwagon | クルマ
2023年03月23日 イイね!

これからの欧州フォードに期待させてくれる「開拓者」

これからの欧州フォードに期待させてくれる「開拓者」(画像はNetCarShow.comから掲載)

3/21に発表された、Ford of Europe開発/発売車として第一号車となる一般乗用BEVに、エクスプローラーのネーミングが付くとは・・全くの想定外でした。『2035年には内燃機関乗用車の新車を売れなくなる』ヨーロッパ市場を主戦場としなければならない欧州フォード、好むと好まざるとに関わらず課せられたその厳しい現実に向き合う中で生まれた重要な車種に、フォード伝統の車名を冠してきたことに、タフな意志と覚悟を感じ取りました。

言うまでもなくエクスプローラーはVWとのアライアンスに基づく、VWの純電動車用MEBプラットフォームを土台とするBEVであって、その点でフォード純度こそ高くないものの、そんなことはどうでも良いと思えます。この一大変革期においては、有効に活用できるリソースはコモンズとしてどんどん生かすべきで、その上でエクスプローラーがまずはVWのID.3とID.4のちょうど中間に位置するサイズを伴って現れたことに、賢明な判断がされたことを窺わせます。
エクスプローラーの全長4.5m未満という成り立ちは、BEVとして絶妙な落とし所であるように映ります。私がBEVの将来的な存在意義を認めつつも、どうにも共感できずにいるのが物量面での過剰さなのですが、BEVの宿命とも言える「アンダーフロアに敷き詰めたバッテリー+それに伴う車高増加+重量増をカバーする大径タイヤ」が今の時点で避けようがない条件であるなら、せめてそれを合目的的に活かせるパッケージングを備えることが、これからBEVが市民権を得ていく上で必須の作法ではないか、と思うのです。この点では新しいエクスプローラーは、具体的なボディサイズは示されていないものの、Cセグ相当のディメンションの中で、過剰な商品性ー必要以上の豪華さとかコネクテッド性能の追求ーを指向していなさそうに見えるのが健康的です。イメージ動画ではクロスカントリー的なキャラクターが強調されていても、その実、ヨーロッパの稠密な都市部での使用に適した日常的なパッケージングこそがこの車の本分ではないでしょうか。

今の時点でフォードオフィシャルのムービー/スチルイメージを見ている限り、エクスプローラーで最も納得度が高いのが、現行の“迷いまくって隘路に陥った”かのような欧州フォードのスタイリングからの鮮やかな脱却です。完全BEVとして既存の商品ラインナップとの連続性をあまり意識しなくて良い前提だからでしょうか、エクスプローラーのスタイリング自体は、いかにも最新のBEVの典型と言えそうな造形のモチーフが散見されるも、欧州フォードとして新たなスタイリングの境地へ明らかに踏み出しています。清潔感があって、清新さを伝えてくる造形表現が為されているように感じました。ともかく、いま欧州市場で販売されている欧州フォード各車の流れを一旦断ち切ったことは大正解だと思います。
個人的には、ドアハンドルがコンベンショナルなタイプでありそうなことと、特徴的なCピラー部がメクラでなくちゃんとガラスで抜けていて後方視界が確保されていそうな点に、実用車たるフォードらしさを感じ取れて嬉しい(これは実際にどうなのかは不明です、あくまでも画像からの推測です)。
グリルレスのプレーンなフロントエンドに、これまでと変わらないFordのブルーオーバルが掲げられていることにも頼もしさを覚えます。多くの自動車メーカーがCASEの到来に合わせてメーカーロゴやブランドロゴを刷新させてきている中で、変わらぬスクリプトを保つFordブルーオーバルが、新しい顔の上で誇らしげに輝いて見えます。ブルーオーバルがこれほど堂々として見える車は久しぶりなように感じます。

BEVの領域に踏み出す欧州フォードが、いま改めてフォードという存在のアイデンティティを自覚し、アメリカ起源のエクスプローラーの名を冠してきた。それはおそらく、ただ単にメジャーな自社ブランドの力を手っ取り早く借りるといった浅薄なレベルの産物でなく、BEVというこれまでの自動車分野の常識で言えば差異化がしづらいカテゴリーにおいて、フォードの強みを示していく気概を象徴していると考えたい。これからの欧州フォードに期待が持てる一台です。

Posted at 2023/03/23 22:05:06 | コメント(2) | トラックバック(0) | Explorer | クルマ
2023年03月22日 イイね!

つい5分前、自宅そばのコンビニにて

つい5分前、自宅そばのコンビニにて仕事帰りのつい今しがた、自宅すぐ至近のコンビニに駐車されていたS550マスタング。若いオーナーさんとお話しができました。こちらの50YEARS EDIT.を1年くらい前に入手されたそうで、とても気に入っていて楽しい!とのこと。そうだろうなあー🤗
実はこのすぐ近くにシェルビーGT350もいますよ、と言ったら驚かれていました。昼間ならその場所までナビゲートしたんですけどね。。「GT350の音がいいですよね、乗りたいですね」と、マスタングにかなり詳しい方とお見受けしました。

少しの間話していて、私の愛車がフィエスタであることも伝えたら、ちゃんと理解してくださったので、マスタングのみならずフォードに通じた方なようです。お若いのにフォードに関心を持ってくださっていて嬉しい限り。
別れ際に「ぜひいつかマスタング仲間になりましょう!」とまで言ってくださり、今日一日の仕事の疲れも吹き飛ぶ気分です。
Posted at 2023/03/22 23:49:34 | コメント(1) | トラックバック(0) | Mustang | クルマ

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「まさしく、日本の景色の中にいるフォード。Viva !」
何シテル?   01/17 15:18
自然体で、気兼ねも気負いもなく付き合えて、けれど愉しいクルマ。フォードを40年近くにわたって乗り継いでいます。2016年をもってフォードは日本から事業撤退しまし...
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