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ロボ部長のブログ一覧

2024年08月31日 イイね!

眼福の後ろ姿

眼福の後ろ姿今日はフォーカスの12ヶ月点検でフォード守谷店を訪問。その道中、少し前にYorupikuさんが取り上げていらしたフォーカスGhiaが駐車されているのに気づいた。実はこのフォーカス、いまのフィエスタを購入して守谷店へ通い始めるようになって初めて出会ったのが4年前。その後、しばらくの間は守谷店を訪ねるたびに目にできていたのが、昨年くらいだろうか、姿を現さなくなっていたので、ついに引退かーと残念に思っていた。そこへYorupikuさんのレポートがあったので、もしや?と今日は目を光らせていたところ、久方ぶりの再会となったのである。こちらは赤信号停止中で少し離れた地点からの撮影となり、ごく小さくしか写すことができていないが、後ろから見るだけでフォーカスとわからせるのは初代ならではである。
もうこの後ろ姿に街中や路上で出くわすこともほぼなくなった中で、自分の以外のそれを目にできるのは眼福だ。しかも、初代フォーカスらしさを強く放つムーンダストシルバーはいかにも、インパクトの塊であった「フォーカス原初の像」を思い起こさせてくれる。これからいつまでそのキュートな後ろ姿をここで見せてくれるだろうか?オーナーさん、お互いにがんばりましょうね。

我がフォーカスは12ヶ月点検の結果、リアのナンバープレート脇ランプの球切れが見つかり左右とも交換。そういうパーツならおそらく汎用品なのだろう、すぐに交換ができるのね・・あとはブレーキパッドの減りがそろそろ大きくなってきたようで、来年の車検時には以前ヨーストさんから譲っていただいたパッドに交換してもらおうか。ことほどさように特段の不具合はなく、オイル一式を交換してもらい快調である。ちなみに半年前の点検時に「次の点検時にはオドメーターが10万に達しているだろう」みたいなことを書いていたのが、今日の時点でもまだ10万キロまであと200キロくらい足りていない。実際にフォーカスの用途はご近所周回メインだから、前回点検以降の走行距離もたかが知れたものである。それでも私にとり、近所をフォーカスで走り抜けるのは日常の至福のひとときだ。
Posted at 2024/08/31 19:50:00 | コメント(2) | トラックバック(0) | Focus | クルマ
2024年08月24日 イイね!

デロリアンがフォードエンジンを積まない理由

デロリアンがフォードエンジンを積まない理由自宅からわりと近いエリアにあるショップの店先にこんな車が。デロリアンは不思議で、すでに誕生から40年以上を過ぎて今なお結構な台数が生き延びている。各地のオフミーティングなどでもちょくちょく目にされるようだし、売り物だってたまに出てくる。いくらフリークによる世界的なネットワークが形成されているとはいえ、そもそもメーカーがとうの昔に消滅していることを考えれば異例の長寿ぶりと言えるのではないだろうか?デロリアンを象徴しているステンレスのボディ外板がサビや腐食に強く、無塗装ゆえ褪色の心配がない点などは、物理的にこの車を長持ちさせる要因の一つになっているのかもしれない。

昔からデロリアンについてどうにも不可解だったのが、搭載されるエンジンが通称ドゥブランV6、すなわちPRVのV6であることだ。ジュージアーロによるスタイルをまとうデロリアンは、ハードコアなスーパーカーでこそなくても、見るからに俊敏なスポーツ性能を備えたスーパーGTカーという印象なのに、当時はプジョー604などの大型サルーンにも積まれていた重たくてパワー不足のV6を採用するなんて、いかにもミスマッチングではないか。
これについては、デロリアンのエンジニアリングをロータスが担当したということで、もしかするとロータスヨーロッパの最初期にエンジンをはじめとした主要なコンポーネンツをルノーから調達したことに倣ったのかも、とも思った。もしそうだとしたら、ロータスヨーロッパはその後エンジンをフォードベースに切り替えたのだから、デロリアンの設計においては当初からフォードエンジンを選択することだって十分に成立したのでは?
そう、デロリアンには、フォードのエンジンが載るのが相応しかったように思える。フォードのエンジンは、多くの小規模なスポーツカー専業メーカーやバックヤードビルダー的なつくり手から恰好の素材として選択されてきたし、他ならぬフォード自身がそうした立場へ積極的に自らのエンジンを差し出してきた(今だってそうだ)。デロリアンの組み立て工場がアイルランドにあったのも、フォードUKからのパーツ供給を受けるには好都合な条件だったはずだ。

自分で考えれば考えるほど、デロリアンとフォードエンジンとのマッチングに何も不自然なことはなさそうなものだが、しかしそうならなかったのは、結局のところデロリアンの創設者にしてそのネーミングの始祖であるジョン・デロリアン氏が、GM出身であったという一点で、フォードのパーツを採用することなどはじめから完全な想定外であった・・と推測するのが自然ではなかろうか。

Posted at 2024/08/24 10:42:16 | コメント(1) | トラックバック(0) | Other | クルマ
2024年08月10日 イイね!

紙の総合カタログがもたらす充実

紙の総合カタログがもたらす充実いつも2台のフォードのサービスでお世話になっている守谷店から、現行のプジョーとDSのラインナップ総合カタログが届いた。旧フォード守谷店は現在ではプジョー/シトロエンのディーラー業務がメインである。なので我がフォードたちの車検が近づくタイミングなどに、こうして「プジョー/シトロエンへの乗り換え、そろそろいかがですか?」的な案内がやってくることがしばしば。

DSは要するにシトロエンのプレミアムブランドだろうからほとんど関心外で、カタログを眺めても何も思うことはなかった。対するプジョー、フォードに接する前はプジョーフリークだったこともあって、カタログもそれなりに興味を持って眺められた。昔日と比べればずいぶんと表現過多気味ではあっても、208やリフターなど質実な実用車の薫りもあって好感を持っている。

今回は車のことでなくカタログについてである。紙のカタログ制作を取りやめるメーカーがどんどん増えている。今どきの車のように示すべきスペックが多く、間断ないアップデートを施される対象ならば情報処理性に優るデジタル化は自然な流れと思うし、オンスクリーンベースの制作フローも考えればむしろ当然だろう(あえて環境負荷低減などと見え透いたことは言わない)。
それでも、今回送られてきたようなメーカーの商品ラインナップを網羅した総合カタログ的な媒体に関しては、紙の体裁を維持するのがよいと考える。こうした総合カタログは、作り手/供給側がユーザーに商品やサービスの内容を一堂に示すことが目的であって、見る側(ユーザー)はそこからメーカーやブランドが提供する「全体感」を適切につかみ取りたいのである。
ユーザーからすると、この「全体感」はワンストップで、なるべくシンプルな手続きで見渡せることが望ましい。全体感を把握するために別な階層に入り込ませたり、余分なアクションを要求することはインターフェイスとして未成熟である。そしてこのようなワンストップ・ワンパッケージこそ、紙媒体が得意とするところである。必要にして十分・適正な情報で完結されているのが紙媒体で、それ以上の詳細な情報へアクセスしたい人向けには、今ならページに二次元コードを記せばよいのだから。
ここで大事なのは、紙の総合カタログにかつての車種別の紙カタログのような「豪華さ」や「表現性」を求めないことだろう。それらに色目を使うと、とたんに”帯に短し・たすきに長し“な中途半端な存在になってしまう。

私はだから個人的に、カタログコレクターからすれば価値の対象外とされるような総合カタログが昔から好みだった。限られたページ数とレイアウト範域だからこそ盛り込む情報の量と質が限られる。そのような条件下でいかに全体感が保たれているか、実は知的な判断と構成力・表現力が求められるのが総合カタログだと思う。車ならば、まずは最低限その車の姿かたちが明瞭に表されていればよく、そのためには多くの写真やイメージを用いる必要などない、いわゆる「切り抜き」のカットが1点あれば十分なのである。あとはごく基本的なスペックが示されることが必要だ。

プジョーつながりで、トップ写真の右側に写っているのは、かつてスズキが日本でプジョー車の販売を手がけていた時に発行したプジョー車総合カタログだ。これは名古屋輸入車ショー会場での配布用だったらしく、ページ数も限られた、至って簡便な仕様である。しかし当時扱われていた205、309、405といった各車・各グレードの姿がきちんと掲載され、それぞれの基本スペックも示され、これで十分。ページを眺めているだけで充実した気分になれるのは紙媒体ならではだ。

一応フォードとも絡めよう。93年に欧州フォードがUKマーケット向けに発行した英語版総合カタログを紹介したい。こちらは総合カタログというにはあまりにも大著であり、ページ数はゆうに120ページを超える。もはや「ムック」級なしつらえといえるが、基本がUKで販売される一般乗用系フォード全車全グレードの紹介を目的とするだけに、掲載されている写真と文字情報は精選され、水膨れ感も欠落感もないのが見事である。これまたページを繰っていると言われようのない充実した気持ちにさせてくれる一冊である。











Posted at 2024/08/10 19:25:59 | コメント(0) | トラックバック(0) | Other | クルマ
2024年08月04日 イイね!

(自分のではない)フォーカスの後ろ姿を見ながら

(自分のではない)フォーカスの後ろ姿を見ながら国内最後のフォーカス(C346)、それもMC前の2.0Lエンジン搭載車はかつて自宅の近隣エリアに、多いときだと5〜6台が同時に生息していたものである。当時は「あまり売れていない」とされたフォーカスだったが、こと自宅のまわりでの集積度合いはなかなかのものだったように今でも思える。それから10年以上が経ち、その間に櫛の歯が抜けるように1台、また1台と姿を消していき、今ではついにこの写真の1台を残すのみになってしまった。こちらはC346フォーカスで最初にイメージカラーとされたキャンディレッドの個体、まさに久方ぶりとなるフォーカス国内復帰当時の熱気を今に思い起こさせてくれる1台だ。オーナーさんはもうよほど肌に馴染んでいるか、それとも開き直って意地で乗り続けているか、どちらかのスタンスだろう。いずれにしたって消極的な境地で維持し続けられるような車種ではないはずだから、オーナーさんのある種の「気骨」をこちらのフォーカスの背後に感じ取ってしまうのである。
そんなオーナーさんの存在がダブらされる後ろ姿を、この先もなるべく長く拝みたいものだと思う。

ところで、最近になってフォードが2021年に打ち立てた、2030年の欧州フォード車完全電動化/内燃機関車全廃の方針が見直される可能性が取り沙汰されている。「欧州フォードは2030年には(乗用車は)モーター駆動車のみを提供する」この極めて大きな経営判断のもとで、歴史あるフィエスタがBEV開発・生産へリソースを譲るかたちで一足早く退いたのに続き、フォーカスも2025年には消滅予定とされているが、ヨーロッパ市場における電動化の進展度合いとその見通しからは、もしかするとフォーカスが想定よりも延命されることだって考えられなくもないのではないか。さりとてこれからフォーカスがPHEVメイン車種として新規に開発されることは考えづらく、現行フォーカスが多少の手を加えられて、BEVへ踏み切れないユーザーへの選択肢として予定を改めて残されるというのが現実的ではなかろうか。個人的にはフォーカスというブランドには大きな思い入れがあるので、サイレント・マジョリティのための良性能車として簡単には消えて欲しくないと思っている。後になってからヘリテージ扱いでその名を復活させるより、今すでに定着している価値をしっかりと活かすことだって大切なはずだから。
Posted at 2024/08/04 10:41:19 | コメント(0) | トラックバック(0) | Focus | クルマ

プロフィール

「まさしく、日本の景色の中にいるフォード。Viva !」
何シテル?   01/17 15:18
自然体で、気兼ねも気負いもなく付き合えて、けれど愉しいクルマ。フォードを40年近くにわたって乗り継いでいます。2016年をもってフォードは日本から事業撤退しまし...
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