• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

ロボ部長のブログ一覧

2024年09月28日 イイね!

こころ浮き立つB299フィエスタとの出逢い

こころ浮き立つB299フィエスタとの出逢い今日はフィエスタの半年点検。今年の3月に車検を受けて以降はともかく厳しい暑さの季節をくぐり抜けてきたから、機械にとってはなかなか厳しいコンディション下であったと思うが、特段の不具合も見られず快調を維持している。さすがに強い陽射しを浴び続けて、ボディ表面や特にヘッドライトカバーの艶は落ち着いてきて、相応の歳月を物語るものの、きらびやかなフロントグリルの輝きを見れば、10年を超えている車歴を感じさせないのは大したものだ。

フォード2台体制となって久しく、半年ごとの定期点検の間に重ねる走行距離が大して伸びていない。もともと毎日車を走らせるような生活パターンでなく、遠出だってさほど多くないし、家族で運転をするのは私だけと、そもそもが何で2台も車があるの?といった境遇だから、フィエスタにもさほど負荷はかかっていないのは確かだ。むしろ、たまには高速クルージングに連れ出して本領を発揮させてやらないと宝の持ち腐れかもしれない。
とまれ、みんカラでも時折目にするこのフィエスタに固有のトラブルに見舞われることもなく、安心して日々接することができているのはありがたい。さすが基礎体力が高いフォードである。守谷店さんもいつもよく面倒を見てくださり本当に感謝である。

さていつも守谷店へ行くと、その近隣でフォードに出会う度合いが高いのだけど、今日は我がフィエスタと同じB299に5台も会うことができた。うち1台は守谷店の敷地内でそれ以外は街中での遭遇で、特筆すべきはそのいずれもが異なるボディカラーであった点である。その顔ぶれは見た順に以下の通り。
・パンサーブラック
・ムーンダストシルバー
・キャンディレッド
・ブルーキャンディ
・レースレッド
特にキャンディレッドは後期の限定車で設定されたボディカラーで、我がコッパーパルスに次ぐレアカラーと言える。余談だけど、フォードでは「キャンディレッド」と「ブルーキャンディ」と称していたが、なぜ「レッドキャンディ」でないのだろう?
ちなみに掲載写真は、守谷店からの帰路の道沿いの中古車店でたまたま売られていたレースレッドの販売在庫車である。地元柏のナンバーを付けた、まだまだ見目麗しい好コンディションの1台であるように映った。

今でも街中でB299のキラキラした顔に気づくと、とてもワクワクする。自分の車と同じ仲間が元気でいるからということも大きいけど、それ以上にこの車が、フィエスタという名に相応しい快活で、小粋な存在感を今なおその周囲に放っていることに心が浮き立つ想いがするのだ。
Posted at 2024/09/28 19:17:43 | コメント(0) | トラックバック(0) | Fiesta | クルマ
2024年09月22日 イイね!

元気な非北米系フォードの最右翼

元気な非北米系フォードの最右翼私見では、非北米系フォードで今なお一番よく目にできるのは明らかにエコスポーツだと思う。少し前まではクーガもそれなりに見られたがいつの間にか減り(みんカラでもクーガを降りた方が多い)、フィエスタも然りゆえ、フォーカスなどは言うまでもなく。そんな中でエコスポーツには殊のほかしぶとく街中で出くわす。少なからぬエコスポーツが女性が運転しているのも特徴的で、いくらかの偏見を承知の上で、特に熱心なフォードフリークの寵愛を受けていなくても、エコスポーツがごく当たり前にユーザーの暮らしに取り入れられている様が伺えるのだ。

エコスポーツは日本で使いやすいフォードとして最右翼だったのではないか。そのサイズとパッケージはもとより、フォードが言うところの水深50cm程度の冠水状態でも走行ができるというのは、昨今のゲリラ豪雨多発の状況下などでは実に心強いはず。エコスポーツは4駆ではないが、そもそもが日本では本気な4駆が必要なシチュエーションなど限られているから、FFであっても高い走破性が身上なのは、むしろ簡潔な構造でありながら実使用上のメリットが大きい点で、他のいかなるフォード車にも備わらないアドバンテージだと言える。

エコスポーツが日本で公式に販売された期間は結果としてごく短いものであった。とはいえ、その僅かな期間でもフォードの車種別の登録実績で一時はトップ3の一角を占めたくらいだから、もしフォードが日本市場から撤退せず販売を継続していればさらに台数を伸ばしていたに違いない(ちなみに2017年モデルのエコスポーツに施されたマイナーチェンジで、大掛かりなフェイスリフトやリアのテンパータイヤの撤去が成されたが、それらが果たして日本のユーザーにどのように受け止められたのかは、今となっては知る由もないものの興味深いところだ)。

エコスポーツのスマッシュヒットは、日本のユーザーがフォードに対して妙な色眼鏡を持つことなく、純粋に有用で扱いやすく、頼りになる商品性をエコスポーツに見出していたことを物語る。ブランド力だとかリセールバリューだとかそんなことは抜きに、日々の暮らしを支える伴侶のようなフォードとしての地に足が着いた存在感が、今なお生き続けるエコスポーツには確かにある。

今日はちょうどフィアットのドブロにも会えたのだが、そのフロントはどこかエコスポーツに相通じた表情ではなかろうか?


Posted at 2024/09/22 21:13:56 | コメント(1) | トラックバック(0) | Ecosport | クルマ
2024年09月09日 イイね!

イギリスの血をジャーマン・エンジニアリングで昇華させる

イギリスの血をジャーマン・エンジニアリングで昇華させる仕事の関係で今日からまた、来年の1月まで週に一度の世田谷詣でが始まる。毎年この時期になるといつも決まって、季節労働者のような感じでかれこれ10年来続けてきたが、それも今年が最後になる。これまではふだんあまり馴染みがない世田谷の地でフォードと会えるのを楽しみにしてきたが、最後の年はフォードによらず、自分が好きな1台との思いもよらぬ遭遇を期待するとしようか。

で、さっそく今日出会えたのがこちらのローバー75。MGローバーになる前の初期型だ。いかにもブリティッシュ・グリーン的に濃い目のボディカラーが洒落ている。この車はデビュー当初から本当に好きで、というかデビュー前からとても関心があったので、以前にもこのブログで記したように、ワールド・ローンチより前に都心の明治通りで偶然出くわした覆面テスト車の写真をスクープ撮影して、マガジンXに売り込んだくらいである(笑)
この車のどこに魅力を覚えるのか?それはジャガーほどステレオタイプな英国像を強調せずとも、内外のそこかしこから放たれるイギリスらしさがあって、しかもそれらが懐古調でなく、ちゃんと現代的なディテールとトーンでまとめられていること。この車の開発当時はBMWがMINIとローバーを配下に収めていたから、初代New MINIとローバー75は実は、BMW流解釈に基づいたイギリスらしさの表現という点で共通していた。しかしMINIがいかにも若者をターゲットにしたややあざといスタイルを売りにしたのに対して、ローバー75はこれ見よがしでなく、至って自然な、それでいて紛れもなくドイツでもイタリアでもフランスでもないテイストを誇っていた。登場当時はものすごい高度なデザインだなぁ・・と感心させられたものだ。

こちらのローバー75は本当に惚れ惚れするような外装のコンディションだった。室内までは覗いていないけど、内装の状態も決して悪くなさそうなのが、写真からも読み取れる。初期型だから国内で売られたのは99年頃のはず(その後ローバーがBMWから安値で身売りされたのに伴い、国内販売開始後、ほどなくストップする憂き目に遭っている)。以来四半世紀を経て、よくその美麗な姿を保っているものだ。そう考えると、ちょうど我がフォーカスに相通じるものを覚える。
ローバー75も初代フォーカスも欧州デビューは98年。日本での発売はローバー75の方がいくらか早かったけれど、我がフォーカスも2000年生まれでどちらもほぼ同世代だ。ますます親近感が湧くというもの。ローバー75と同列に語るのはおこがましいけど、『イギリスの血をジャーマン・エンジニアリングで昇華させた』存在なのが、両車の最大の共通項ではないかと考えている。




Posted at 2024/09/09 19:12:08 | コメント(1) | トラックバック(0) | Other | クルマ
2024年09月02日 イイね!

マキシマーフォードには望めない感覚を伴ったUSオリエンテッド・サルーン

マキシマーフォードには望めない感覚を伴ったUSオリエンテッド・サルーン私が大好きな日本車の1台、マキシマ。4年前に近場で偶然見つけて以来、今日は久しぶりに近くへ行ったので訪ねてみたら変わらずにそこにいた。いやもう何がすごいって、露天駐車場に置かれていること。そもそも日本ではクラス的にはやや高価格帯車だったといっても、決して大事に屋内ガレージに仕舞い込まれるような類いの車ではなかったけれど、もしかすると登録以来40年近く、ずっとこうして陽の光を浴びて過ごしてきたのだろうか?そのわりにはボディ表面のコンディションは良好だ。金属のボディパネルと樹脂のバンパー部とで褪色度合いの差が出ていたりしても、車輌全体としてはいまだに一体感を保っている。これは奇跡的なコンディションと言っていいのではないだろうか?果たしていま、全国でマキシマのオリジナルコンディションの個体がどれほど残存しているというのか?

マキシマは北米マーケットに向けて日産が送り出したサルーンなので、いかにも北米のユーザーの嗜好に合った商品性だが、この「いい意味で大味な、ルーズな感じ」はいまどきのサルーンには見出せない性質だ。私は実は北米向けのサルーンを昔から好む。かつてのアバロンとかセプターとか、アメリカの風土にハマったゆる〜いサルーンが醸す空気に大いなる魅力を覚える。かつて自分で所有していたフォーカスSEセダンにも、USセダンチックなおおらかさを見出していた。
マキシマはそんなゆるさを備えながらも、日本発の製品らしい精緻で丁寧な仕上げを身上にしている点で、根っから「ブカブカそうな」フォードやGMあたりのサルーンとは違ったキャラクターだったのが魅力だ。同時期のトーラスなどには望めない繊細さをまといつつ、アメリカの雄大なシチュエーションに埋もれないスケール感を伴ったマキシマは、そのバランス度合いで唯一無二な存在であったように感じている。

マキシマが登場した80年代末頃の日産は、いまなお日産の黄金期として語り継がれている。きら星のような様々な名車が生まれた中で、マキシマはあまりに不遇だが、同時期のフェアレディZやシルビア、プリメーラなどと比肩しても少しも引けを取らない存在だと断言する。ちなみにこちらのマキシマがいる場所からさほど遠くない所に、偶然だがS13シルビアも現存している。この2台は私に言わせれば同時期の充実した空気の中から産み落とされた仲間たちだ。
(トップ写真ともども、どちらも撮影は2024年9月2日。)

Posted at 2024/09/02 21:53:24 | コメント(1) | トラックバック(0) | Other | クルマ

プロフィール

「まさしく、日本の景色の中にいるフォード。Viva !」
何シテル?   01/17 15:18
自然体で、気兼ねも気負いもなく付き合えて、けれど愉しいクルマ。フォードを40年近くにわたって乗り継いでいます。2016年をもってフォードは日本から事業撤退しまし...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2024/9 >>

1 234567
8 91011121314
15161718192021
222324252627 28
2930     

愛車一覧

フォード フィエスタ フォード フィエスタ
2014年に国内80台限定で販売されたレザーパッケージの第一弾、うち20台の割り当てとさ ...
フォード フォーカス (ハッチバック) フォード フォーカス (ハッチバック)
生涯で8台目のフォードとして、2000年式・日本発売極最初期のC170フォーカスを202 ...
フォード フィエスタ フォード フィエスタ
「均整」「端正」「抑制」いまのカーデザインが忘れた3つのSeiを備えた小粋な実用小型車で ...
フォード フォーカス (ハッチバック) フォード フォーカス (ハッチバック)
Ford Focus SE/2003 year model/Zetec 2,000cc/ ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation