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2024年05月15日 イイね!

CBナナイチ、自由研究?

●「CB71」の総まとめ?後編です

以前「ナナイチ」に憧れてると書きました、



30年も前に書かれた雑誌の記事を覚えているンです、

当時思い返せば衝撃的だったのでしょう、

さてそんなナナイチは試作の段階でお蔵入りとなってしまった、

操縦安定性に問題がある、そんな理由と言われています、

ホンダさんの公式な文章や写真も残っていないとされる車種なので、

ホントのコトはワカラナイのですが(汗)、

ナナイチマニアの間ではそんな風に言われ続けているみたいです、

で、ソノ比較対象として、



ヤマハの「YDS-1」をまずは挙げてみます、

コレは「CB92」と並んで、

日本で初めてと言える「レーサーレプリカ」、

当時そういうコトバは無かったですが、

私がコノ手のバイクを知った昭和終わりの頃はそんな風に雑誌に書かれていました、

でも、正確に言うと、コレはレプリカではなく、

レース用部品を組み込むとレース仕様になるスポーツタイプ、と言えるでしょう、

両車とも、1959(昭和34)年の発売ですが、

時代を思えば、かなり過激な性能を持ったバイクと言えるでしょう、

恐らくですが、ホンダさんはCB92と同時にCB71も発売したかった、

私はそんな風に思えます、



実車のフレームの画像が手に入らなかったので、

モデルカーの画像になりますが、
(モデラーさんのブログより拝借しました)

↑がYDS-1のフレーム、

コレ、もう(ソノ当時の)レーサーそのまんまと言えるフレーム形状です、

正直、私コレ見た瞬間、「コレはナナイチはダメだ(爆)」と思いましたね、





上の画像は「CA77=305cc」、下は「CB92」のフレーム、
(共にネットオークションの画像より拝借)

コノ時代のホンダさんのお家芸とも言える「プレスフレーム」です、

CB71もコレに準じた形状でしょう、

ホンダさんはコノ時、大きな工作機械(プレス機)を購入して、

大量生産を可能としていました、

実用的な市販車にはモッテコイとも言えるプレスフレームですが、


※画像は「CB72」のレース仕様車です


※画像は「CR71」

レース用、レース向けの車両にはパイプフレームを使用しています、

プレスフレームの性能の限界を知っていたのカモしれませんね、

更に遡り・・・1957(昭和32)年、



YDS-1のベースとなった「YD-1」が発売されています、

ヤマハさんがドイツ車を参考に、

扱いやすい操縦性を持ったバイクとして開発されたそうです、

実物を見ると、こじんまりとした感を受けます、

操縦性を優先したので(ライダーの乗車位置とかにこだわったらしい)、

燃料タンクの前後方向の大きさが決まってしまい(汗)、

容量を稼ぐために、上下方向に大きくした・・・、

のちに「分福茶釜」とか「赤カブト」等の愛称で呼ばれました(笑)、
ヤマハのメーカーHPに解説あります


※メーカーHPより転載・YD-1フレーム基本構造の図


※レストアラーさんのHPより・YD-1のフレーム

フレーム形状を見るとオドロキです、

リアフェンダー部分はプレス構造ですが、

メインとなるバックボーン部分はパイプ+プレス材?(コの字断面の鋼材?)で補強された、

かなり強靭に見える構造です、

恐らくは、ホンダさん、YD-1を研究用にと購入して、

試乗(テスト走行)、分解する等して(CB71と)比較研究されたかと思います、

そしてYD-1の持つ優れた(と思われる)操縦性を体感して、

プレスフレームのCB71じゃダメだろう、

そんな風に判断したと私は思うのです、





ホンダさんのオートバイが当時(1955・昭和30年~)、

性能の割に、レース等で思うような結果が出ていなかった反面、

ヤマハさんのオートバイはソノ優れた操縦性を武器に、

画像のようなレースに勝った、と広告に大きく載せた時代、

ご存じのかたもおられるでしょうが、

「ハンドリングのヤマハ」として知られる一面は、

きっとコノ時代から始まっていたのでしょう、

一方、ホンダさんは、高性能車を大量生産、

更には世界GPにドンドン進出して成果を挙げてイクのですが、

ソレはもう少しあとの時代(1962・昭和37年~)、


※イチバン左の人物はヤマハの社長さんです・YD-1テスト風景・メーカーHPより)

ヤマハさんは、ホンダさんよりひと足先に、

操縦性の重要性を理解していた?


※マニアさんが製作された、YDS-1のプロトタイプ

YD-1のよさを更に引き出したYDS-1、
(発売当初は単に「250S」と呼ばれ、3000台余りを生産した後、YDS-1となる)





プレスフレームのCB71ではダメだろうと判断して、



レース用の即戦力となるパイプフレームの「CR71」は40台余り生産して、

一方で販売の主力となるべく、



やはりパイプフレームを使った「CB72」を、

YDS-1より少し遅れて1959年末に発表、

翌年に発売にこぎつけましたが、

ホンダさんがコノ後、本格的なレーサー(RCシリーズ)の、

一部の高出力モデルでの操縦安定性を出すのに苦労をした、

そんな逸話も残っているみたい、


※画像は「RC181」=500ccレーサーです

整備性を上げるためか、ホンダRCシリーズは、

エンジン前~下部に掛けてのダウンフレームがありません、

(2サイクルに比べて)重量の重い4サイクルエンジンを、

フレームから吊り下げる構造を採っています、

それでも、多気筒高回転エンジンの威力と、

ソレを駆る、名手がたくさんおられましたから、

世界選手権全クラス(50・125・250・350・500cc)を、

成し遂げたりもできたのでしょう、
(1966・昭和41年のコトです)

そんな栄光の歴史の少し前、

もしかしたら初の「CB」として華麗にデビューしたカモしれないCB71、






※画像はいずれも「CB71」レプリカ・マニアさん製作の逸品

皆さんもアタマの片隅にご記憶いただければ嬉しいです(笑)、

ではまた次回に♪


追伸・今回多くの画像をお借りました、感謝致します
   今日も快適に楽しくツーキングしました(笑)
   明日もできるカナ???
Posted at 2024/05/15 21:17:44 | コメント(6) | トラックバック(0) | オートバイ関連 | 日記
2024年04月25日 イイね!

30年余り、恋焦がれて(?)

●お蔵入りになってしまった「ナナイチ」のコト(中編?)

昨夜のブログで「ホンダドリームスーパースポーツCB71(ナナイチ)」の誕生から終焉まで書きました、



「CB90」(と思われる車両)の、メーカー広報資料(?)の写真みたいなイラストはあるのですが、



「CB71」に関する写真は残っていないようで、

検索すると「CB71」風に改造されたC70系の画像が出てきます、

当時、開発に関わった方々くらいしか「ナナイチ」を見ていないでしょうから、

実際どんなカタチなのか、

想像するしかありませんね♪

で、今回は上の画像、「CB71の部品を組み込んだC71改(だったと思う)」のついて、

「1993年6月号の別冊モーターサイクリスト誌」に書かれていた記事の内容を、

私の脳内に残っている記憶をもとに、書いてみたいと思います、

前回のブログで、CB71は「パワーアップしたエンジンと
プレスフレームの愛称が悪く、開発中止となり、お蔵入りした」等々を書きました、

ココからは私の推測も少し交えますが、

恐らくですが、メーカー(販売担当側も開発陣も)はナナイチをどうしても市販したかった、



コノ「CB92」のアニキ分として、発売したかった、そう思うのです、

というのも、CB71用の部品の多く(?)が生産され、

キチンと部品番号も振られていた、

部品番号があるというコトは、

CB71の機種コード番号もあって、

多分ですがパーツリストもできていたのでしょう、

開発途中ではありましたが、売る気満々でいたと思うのです、



しかしテストライダーさんから「ダメ」と言われ諦めた・・・、

試作車は数台あったと思いますが、全て廃棄になったでしょう・・・、

本来ならココでナナイチは終わりです(涙)、

だがしかし、ナナイチ用部品のいくつかは、部品番号がキチンとあって、

ある程度の管理下に置かれたのでしょう、

ホンダさんの部品庫の中で、長い長い眠り(=長期在庫)について、

そのまま時が流れます・・・、

で、件の車両ですが、とあるオーナーさんが、

コノ手(=神社仏閣系やコノ時代のホンダレース車)を得意とするお店に製作を依頼したモノ、

車両オーナーさんと、ショップオーナーさんが、

ドコで知ったのか、「CB71」のコード番号を知り、

「コレは」と思える部品番号を片っ端から注文(凄)、

長い年月が経っていたので(1980年代あたりに注文したと思われる)、

部品番号も更新され、無くなっているものもあったらしいですが、

「旧部品番号」を使ってオーダー入れると、

「かなりの数(種類)の部品が出た」、
(いらない部品=違う部品も相当来ちゃったらしい・汗)

確かそんなやり取りが雑誌の記事に書かれていたと思います、

ご存じのかたも多いかと思いますが、

本田宗一郎氏が逝去する前は、
(1990年ごろまでは)

古いホンダ車、特に4輪の「Sシリーズ」とか、

宗一郎氏が特に思い入れのあったモデルの補修部品の在庫が結構あって、
(「S」については外装部品もあったらしい)

ソノ当時(=1990年ごろまで)は「ホンダ旧車の部品入手は他に比べて容易」と言われていました、

宗一郎氏が特に関わったのは1960年代終わりまでの車種ですから、

ソノ時代の車両の部品はかなり残っていた(作っていた?)そうです、

今回のナナイチも、そんな理由から、部品が残っていたのでしょう、

そして集まった「ナナイチ用」部品を惜しげもなくたくさん投入して、

足りない部分はCB92用部品を使って製作されたのが、



コノ車両になるワケです♪

私的には、ソノ当時(1993年)全く知らない試作車みたいな、

部品集めて作った車種がどうして存在するのか、

全然理解できなくて(汗)、

記事を何度も読んで、他のホンダに関する手持ちの資料も読み漁って、

ようやく理解できたのであります、

コノ時代、まだインターネットは無かったですから、

コノ「CB71の部品を使ったC71」が、

どれほどのインパクトを与えたかはわかりませんでしたが、

時は更に流れて(雑誌の記事から30年以上が過ぎましたね)・・・現在ですが、

私がネットで検索してワカッタ範囲では、

国内に5台程度の同様の「ナナイチ風」(失礼な言い方でほんとスミマセン)が存在して、
(イチバン新しいのは2年くらい前に完成したみたい)

海外のサイトにも複数台見られましたので、

意外に知られた存在になっているのカモ?と思いました、

まぁ、コノ車種が好きなマニアの間のハナシでしょうケドね♪





コノ「ナナイチ風」を、もし作るとしたら、相当困難ですね(汗)、

まずベース車両(C70、C71、C72あたり)が必要で、

カタチだけ似せるにも、CB92の外装部品やブレーキ周りの部品が必要、

CB92はコレクターズアイテムになっていて、

数も少ないですし、値段も高い(150万以上?今はもっと高いカナ?汗)、

ソイツの部品使うって(汗)ナカナカできないですね、

そもそも部品、どうやって揃えるの???
(ネットで探せばあるのカナ?)

以前は「キューニー」用のレプリカタンクやシートはあったのですが、
(売っていたお店、今あるのカナ?ネット検索できず・涙)

ホンモノのキューニー用部品を使うって・・・(恐)、

更にコダワルのであれば、当時のレース用部品(=Y部品)を調達して組み込む・・・、

作ったヒト、オーナーさんの熱意、スゴイなぁと思います、



ホンダドリームスーパースポーツ「CB71」、

まず実車を見かけるコトは無いでしょうが、

こんな車種が試作されて、ソレに惚れて作ったかたがおられる、

そんな風に思っていただけるとイイのカナ♪



次回「後編(!)」は、どうしても売りたかった「ナナイチ」の理由を、

私なりに考えて書いてみたいと思います、

ヒントというか、答えは↑上の車種(笑)、

そして補足!!(爆)

前回のブログで、みん友さんのこまんぴゅーさんから、

「YB-1ぐらいしか知らない」とコメントいただき(嬉)、

で、私、YB-1と言われ、コレ↓を思った♪



コレですか?こまんぴゅーさん、

でもね、気になったので調べたの、

そしたら、



ナントオドロキ!!!「YA-1(125cc通称「赤とんぼ」)」の上級モデルとして、

「黒トンボ」と呼ばれる、
(ヤマハのHPの解説文にアクセスできます♪)

「YB-1」なるモデルがあったのですね!!

コイツは知らんかったなぁ~、

1955(昭和30)年のモデルです、



↑コチラはベースとなった「赤トンボ」、

ヤマハ車の画像はヤマハさんのHPより拝借しました、

ホンダ車の画像は前回に続き、マニアさんやメーカー史料より拝借、

ありがとうございました。
Posted at 2024/04/25 20:48:27 | コメント(5) | トラックバック(0) | オートバイ関連 | 日記
2024年04月24日 イイね!

脳内の記憶を絞り出す(汗)

●お蔵入りになってしまった「ナナイチ」のコト(前編)

先日購入、読破した「ダブワン本」がキッカケとなり、

1960年代を改めて見直しイイなと思った

ソコから記憶が呼び起され溢れ出た脳汁(爆)は「キューニー」

そして今回はコチラです、



先日のブログに載せた画像、記憶の中の1枚、

今はホントにイイ時代になりましたよね、

しつこく検索していたら、かつて読んだ雑誌の写真が出てキタ!!

そしてさらに調べたら「1993年6月号の別冊モーターサイクリスト誌(略して「別モ」)」だというのもワカリマシタ!!

そう、ソノ雑誌、当時購入して、もしかしたら処分しちゃったか(涙)、

まだ実家の倉庫に眠っているか???

まぁソイツはさておき、ソノ画像のバイクは「ナナイチ」、

ホンダCB71、です♪



「ナナイチ」と聞いてマークⅡ三兄弟を思い浮かべたかたのはソコのアナタですね(笑)、

さて、本題の「ナナイチ」、

まず掲載した画像についてですが、

ソノ雑誌に書かれていた記事の内容・・・私の脳内の記憶ですと(笑)、

「CB71用部品を、C71の車体に組み込んだ、CB71レプリカ」

ザックリ書くとこんな内容です、

で、雑誌の記事の詳細については次回(後編?)について書くとして、

今回は「CB71」が誕生してどうなったか?の歴史編、

ベースモデルとなった「C71」とは、
(コノ「C系」のモデル群は250ccクラスの車両になります・例外は「C♯77系(305cc)」です)



アノ「本田宗一郎」氏が「ヒトのマネするな」とデザインに関わったとされる、

「神社仏閣デザイン」の名車(?)、

「C70」に始まりセルモーターが付いたのが「C71」です、
(正式名称はドリームC7♯~・・・アタマに「ドリーム」が付くのですが省略します・)

そしてソレを圧縮比アップさせ、アップマフラーでパワーアップしたのが、
(18馬力から20馬力へパワーアップです)



「CS71」になります、

そんな「神社仏閣ドリームC系」のオートバイが発売されたのは1957(昭和32)年から、

そう、時代は「アサマ」の時代、

メーカーが「浅間火山レース」の為に高性能車を開発・販売していた頃ですね、

ホンダさんも、レース用の車両と、市販車(レースにも使える)をどうにかしたい、

しかし「CS71」だと、車体が重い(約160キロ)のと、チカラ不足、

ソコで、更にパワーアップしたエンジン(推定24馬力)を、

アルミ製のタンクやフェンダーで軽量化した(C71の)車体に、

200ミリ径の大径ドラムブレーキで武装した「ドリームスーパースポーツCB71」を開発します、
(コノ時代の「CB」は「スーパースポーツ」なのです)

コノ手法って、

以前紹介した、「C90→CB90(のちのCB92)」の開発手法に似ているンですね、







「CB90」は以前書いたように、出場予定だったクラスのレースが中止になってしまい、

「オクラ入り」となりますが、

のちに「CB92」として市販された、

今回の「CB71」も、同じように市販される予定でした・・・、

だがしかし、「ナナイチ」は市販されるコトなく、「オクラ入り」となりました(涙)、

時代を再度検証してみると、ソノ当時は多くのメーカーが、

「アサマ」のコースを借りてテスト走行したり、

更には仮ナンバーを付けて一般公道でテストしていたおおらかな時代(笑)、

ホンダさんは他のメーカーに先駆けて「荒川テストコース」を所有していました、



埼玉県に流れる荒川の河川敷を舗装した、約1.5キロの直線路・・・、

こういった場所で「ナナイチ」はテスト走行したと思いますが、
(荒川テストコースは1958年5月開設らしいので、「ナナイチ」も走ったと思われる)

そんなテストした社内ライダーさんから、

「操縦性に問題がある」等々言われたようです、

コノ時代をリードするとされた設計の「プレスフレーム」では、
(ホンダさんは、コノ時代、プレスフレームに絶対の自信がありました)

パワーアップしたエンジンには相性が悪かったらしい・・・、

125ccの「C90→CB90」が、「11.5馬力→15馬力」のアップでしたが、

「神社仏閣デザインのプレスフレーム」でも対応できたので、
(検証できなかったですが、125と250のフレームはサイズが違うので別モノ、と思われます)

250の「CB71」もイケるだろう、

そんな風に考えたのでしょうが、

実際は無理だったようです、

しかし現実は、「浅間火山レース」の開催が迫っているので、

どうにかマシンを造らないとイケナイ、



得意のプレスフレームを諦め、新たにパイプフレームを製作、
(すでにレーサー用としてパイプフレームの製作実績はあったが
「CB71」は「市販車」の位置づけだったので
プレスフレームを使いたかったと思われる)

更にパワーアップしたエンジン(公称馬力は同じだが、より高回転型となる)を載せ、
(カム駆動方式をチェーンからホンダお家芸の「カムギヤトレイン」に変更)

誕生したのが「CR71」です、

ホンダレーサーの称号、「CR」の名前を初めて冠したモデルですね、



本田宗一郎氏が乗車している写真も残っています♪

「CB71」はコノ時点で完全にお蔵入りとなってしまいましたが、

「CR71」で使われたパイプフレームの技術を使い、

更に開発を進め、のちに誕生するのが名車「CB72」となります、



「ナナニイ」は1960(昭和35)年発売、

「トップ(=4速)では、(時速)70キロ以下は走れません」と豪語する、
(180度クランク仕様のエンジンは、最高速向きの設定なので
コノ宣伝文が使われた、と言われています)

当時としては超高性能車です、

「CB92」より1年ホド発売が遅れてしまったのは、

プレスフレームが使えず、新規のパイプフレームが必要だった、

そんな理由からですね、



さて、そんな歴史の中へ「オクラ入り」してしまい、

実車も残っておらず廃棄されてしまったとされる「CB71」、

一部のマニア以外はほとんど知られなかった「ナナイチ」を、
(当然ですが、当時の私もコノ記事読むまで全く知りませんでした)

蘇らせたのが冒頭のほうに書いた雑誌「別モ」の記事、

当時はわからなかったですが、

コノ記事がマニアに与えた影響はかなり大きかったようです、

次回はソノ辺をチョット書きたいと思います♪

それではまた次回に!!


※画像はC系マニアのサイトやメーカー史料等よりお借りました
ありがとうございました
Posted at 2024/04/24 21:26:13 | コメント(5) | トラックバック(0) | オートバイ関連 | 日記
2024年03月26日 イイね!

アナタはきっと知らない(爆)

●ダイジョウブ、知らなくても(笑)

オートバイ好きなヒトだって、

「あ、ソレ知ってるゥ」という車種もあれば、

「ナニソレ?知らン」というのもありますね、

さて、ひとつ問題、

「ホンダCB90」と聞いて、思い浮かべるのは・・・、



ハイ、コレです、

小排気量のホンダ「タテ型エンジン」の元祖とも言える車種、

下は50ccから、上は230cc・・・そう、私のXLのエンジン♪
(正確には223cc・笑)

90→125→175→200→230と排気量アップされていきます、

で、「CB90」と聞かれてコレを思い浮かべるのは正解です、

でもですね、

同じ名前ながら、違う「CB90」があるのですョ、





ハイ、コレです、「CB90」、

ソノ本間違っているンじゃないかって???

いえいえ、コレ、CB90なんですョ、

しかも、初めての「CB」がコレなんですね、



一般的に、そして確かホンダさん自身も、「CB92」が初めてのCBと言っておられます、

ソレは間違いではありません、

でも、注釈をつけるとすれば「一般に市販したCB」と言えるでしょうか、



ちなみにアニキ分の「CB95」もあります、
(先日のブログの画像でも使ったヤツです)

で、最初の画像の「CB90」と今回のお題の「CB90」、

見た目の違いはまあイイとして、

名前の意味が実は違う、



コレは先にも書いたように90ccなのです、



でも、コレは125ccなのですね、

ややこしいのですが、コノ時代のホンダは、

90番台=125cc

100番台=50cc

70番台=250cc~

を意味しています、

なので、お題の「CB90」と「CB92」は125ccで、

「CB95」は150ccです、

「92」と「(お題の)90」の違いは「セルモーターの有無」、





〇印の部分を見ていただけると一目瞭然ですね、

ソノ部分がセルモーター、



ちなみに我が大ベンリィも同じ位置にセルモーターあります(笑)、

で、本題の「CB90」ですが、

コノ時代のホンダあるある?で、

(レース向けとして)試作したんだケド、

肝心のレースが中止になってしまって(!)、

仕方なく(?)造った分(ごく少数と言われてます)を販売した・・・?

らしいのですね、



ソレは右の本に詳しく書かれています、



1994(平成6)年の出版の本です、

当時新刊で購入しました、

ココから、私の「CB90」への思いが膨らみます(爆)、

ナゼって?コレ以上の情報がつかめないからです(困)、



「CB90」のベースはコノ「C90」、

エンジン前側、エキマニ付近をご覧いただければワカルと思いますが、

セルモーターありません、

コノ後、追加モデルとして「C92」が発売されます、

そしてソノ「C92」をベースにして、



「CB92」は誕生します、

商品として、「C」のスポーツタイプの「CB」ですから、

より高級バージョンなので、

セル付きで売ったほうがいいだろう?

そんな思惑もあったのカモしれません、



先ほどの本、今度は左のほう、

コレは洋書を翻訳したものです、
(いつ購入したか忘れましたが古本です)

コノ中に気になる写真があります、



コチラ↑、〇印、セル部分のハウジングはありますが、

モーターは付いてないみたい、





右の「CB本」、コチラにもハウジングはあるケド、

モーターの無い車両が写っています、



タイトルは「CB90」とありますが、

コノ画像のCBにもセル部分の丸みが確認できますね、

と言うコトは、コレは「90」ではなく「92」、



つまりはコレです(爆)、

オカシイな、「CB90」は存在しないのか、

コレが、長年のモヤモヤでした(笑)、

しかし、ネット検索すると、「90」に関する情報は・・・?

件の本の文章を写したモノから(爆)、



あとはコノ画像、正しく「CB90」?と思われるソレ、
(表記では「プロトタイプ」と書かれている海外のモノ)

まぁコノくらいの情報しか見つかりませんが(汗)、

多分存在はしたのだろう、と思います、





中学の時、「あいしてる(守村大・著)」という漫画を読んで、


©講談社

第1巻の主人公(のちの主人公のお父さん=右)が愛車として乗っていた「キューニー」、

正式名称は「ベンリィスーパースポーツCB92」、

1959(昭和34)年登場の、初めて(市販車として)「CB」を名乗ったモデル♪



ソノ「キューニー」の、遠い血筋の末裔「ベンリィCD125T」に乗るのが私です(爆)、

「キューニー」のスゴイトコは、

まぁ性能もですケド(笑)、

フロントのドラムブレーキがですね、「200ミリ径」なんですョ、



より大きな「ダブワン」でも「180ミリ径」なのです、

「キューニー」がレース(サーキット)走行を前提に開発されたのは、

お題の「CB90」があったからこそ、



ナゾ多き「CB90」ですが、
(しかもコノ画像、よく見ると前ドラムブレーキ小さいナ・C90と同じ???)

まぁこんなモデルもあるんダね、くらいのご記憶に留めていただければ嬉しいですね♪

今日は雨降ってカミナリ鳴ってと1日もみくちゃにされた感ありました(疲)、

明日以降穏やかにお仕事できればと思います、

ではまた次回に。
Posted at 2024/03/26 20:36:40 | コメント(4) | トラックバック(0) | オートバイ関連 | 日記
2024年03月21日 イイね!

改めて見るとやはりイイね♪

●ダブワンって響きがイイじゃない、ねェ(笑)



先日購入した「カワサキダブル」の本、

寝付き推進効果があるのか(爆)ようやく半分以上を読み終えたのですが(遅)、

これまでに知らなかったコトを知るコトができたりと、

新しい発見があったのは嬉しいコトです、

好きな車種ではあるのでそれなりに本やネット記事を読んだりしていましたが、

やはりこういう専門書的なモノは資料としてありがたいナとカンジた次第、

で、私がダブワンを好きになったというか、

憧れの対象になったのは今から30年以上前(爆)、

中免を取った(18歳、高校卒業前)直後、

平成5年3月末にヨコハマからコチラキサラヅへ引っ越ししてスグの頃ですね、

免許取り立てで運転ヘタッぴだったので(笑)上手くなりたいと、

で、ドコ走ればイイのか教えてと、

専門学校のバイク乗り友人に聞いたか、

当時お世話になっていたバイク屋さんの社長さんに聞いたかは忘れましたが、

「清澄走れば?」と教えてもらい、向かった次第、

コチラにお住まいのかたはご存じでしょうが「清澄ライン」は、

クルマがすれ違うのがムズカシイくらい狭い場所と、

七曲り的なカーブが連続する区間と、

バイクのテクを磨くにはイイ場所(?)、

そんな清澄に、当時の愛車だった「スズキグース350」で向かい、

ソノ狭い区間の待避場所で休憩していた時、



コレ(W1SA)か、



コレ(650RS=W3・ダブサン)か、

ソノ時はドッチかワカリマセンでしたが(爆)、

コノ青いタンクのソレが、これまたスバラシイ排気音と共にやってきて、

目の前を通過して過ぎ去っていったのであります、

ええ、カッコイイ♪ヤラレちゃいましたね、

ソノ後、「ダブワン」系を詳しく知るにつれ、

イイなと思ったのは、



初期型のW1S、シートがツートンの(白い部分がある)ヤツですね♪

コレが私的にはイチバン「アガる」ダブワンになるでしょうか、

ダブワンをご存じじゃないかたの為に、





対米輸出用の「W2」系をご紹介しておきますね(笑)、

「W2TT」なんて左2本のサイドアップマフラー!!

私大好きな「スクランブラー」スタイルですね♪

ちなみに「W1S」は上の「W2SS」の国内向け、と覚えていただけると(嬉)、

さて、「カワサキダブル」シリーズはダブワン(と、名称違いとも言える輸出向けダブツー)、

シリーズ人気作の「W1SA」(ダブワンを扱いやすく改良したモデル)

そして最終型の650RS=ダブサンの、

大きく分けて3つの機種となるのですが、

今回、カワサキ本を読んで知ったのは、

アメリカでは売れなかったW2(=W1)を生産中止にして他のを造れと、

アメリカカワサキから来たお偉いサンが言ったそうですが、

ニホンカワサキのかたが、「メグロの血を引いてるダブルは無くせない」と、

日本でどれだけダブルが人気あるかを、

各地の販売店へ連れ歩いたそうです(驚)、

コレを見たアメリカカワサキのかたが、「じゃ日本だけ売れ」と、

そんなこんなで「W1SA」そして「650RS」が販売されたそう、

コノエピソード、、イイですね、とても気に入りましたね私♪





で、「メグロ」さん♪

これまた私が好きなメーカーのひとつ、

メグロの名前を聞いてときめいちゃうかたは、

もうかなりの高齢のかたと思われますが、

古いバイクお好きなかたはご存じでしょうね(笑)、

そんなメグロ、



かつて、叔父(母の妹の夫=現在70少し手前くらい)が若かりし頃(笑)、

昭和46年ころ?でしょうか、

画像の「カワサキマッハ」、500SSの「H1A」を新車で買って乗っていたそうですが、

「メグロなんて当時もうほとんど見なかったかな」

「ダブワンなんて遅くてね(笑)」と言っていました、



当時国内最速と言われたメグロとダブワンの白バイですが、

「マッハ」とかホンダさんの「CBナナハン」が全開で飛ばしたら追いつけない(笑)、

そもそも、メグロよりも、同じ時代のホンダやヤマハの250のほうが速い(爆)、

そんな笑いバナシ(オマワリサンは笑えないハナシ)を聞かせてくれたのを思い出しますね♪



なんで「メグロ」が出てくるのかは、

カワサキさんとメグロさんが合併したからですね、

メグロはカワサキに吸収合併されちゃうんです(涙)、

でも、カワサキ陣は、国産最高のオートバイと言われたメグロを、



見事、設計し直してダブワンとして花咲かせた、そんなおハナシです♪
(メグロのエンジン部分を見比べていただけると、似ているのが良くワカルと思います)

歴史に「もし〇〇がなかったら」とか良く言いますが、

「もしメグロがそのまま消滅していたら」

「カワサキがメグロを活かさなかったら」

名車「ダブワン」は生まれなかったろう、そんな風にも思ったりします、

そしてアメリカカワサキのヒトが言うままに、

「ダブルを生産中止にしていたら」

ソノ後の歴史も無いワケで(涙)、



現在新車で買える「W800」と「メグロK3」も存在しないのカモ?と、

思ってもしまうンですね、

こうして見て(読んで)みると、

血の通ったアツいニンゲン味のあるバイクなんだなぁ、と思います、

18歳の私が、アノ時見たダブワンにナニかカンジたとすれば、

そんなトコロなのカモしれません(笑)、

今日も風吹き荒れて、空気冷たくの1日でした、

バイクツーキングも諦めた次第(涙)、

でも明日は乗るゾ、ぶぉんぶぉん♪

ではまた次回に。


画像はメーカーカタログや広報資料
そしてウェブサイト等から拝借しました
ありがとうございます
Posted at 2024/03/21 21:12:51 | コメント(6) | トラックバック(0) | オートバイ関連 | 日記

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何シテル?   08/09 21:36
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