●「テクニック」なんて副題付けてしまったが(苦笑)
いつも書いている様に私バイク操るのはヘタである、
でも、ヘタでもヘタなりに楽しんだり、
ライテク向上なんて名目で練習(?)したりする、
今回は
前回のブログ「第3期 ドリーム」の項で少し書いた、
「ドリーム(を初めとする小排気量車)で速く走る(コーナリングする)のに、どうしたか」を、
詳しく書いておきたい、
コレはドリームだけに留まらず、
同じ様な小排気量車にも応用ができると思いつつ・・・。
●コレを書くにあたって(キッカケみたいなモノや注意点)
まずは、安全運転、安全第一、
法令順守、マナーやモラルを尊重しましょう、
・・・多少表記・文章が怪しいトコロあるカモしれませんが、
ノークレームでお願いします、
で、ナゼにコレを書くかと言うと、
バイクのライテク本と言うのは無数に発売されていて、
雑誌の記事でも良く見かける、
でも、ソノ多くは中型(250~400cc)や大型バイクをモデルとして、
サーキットの攻め方とか峠の攻略方法なんて名目である、
他にはオフ車で林道走破テクニックと言った、
マニアックなモノだったりする、
私もこれらの本を多数読破して参考にしたが、
唯一見ていないモノとするならば、
ドリームみたいな小排気量(~125ccくらいまで)のライテクの本である、
もしかしたら、昔は世界GPで50や125ccクラスがあったので、
そんな本があったカモしれないが、
私はこれまで数冊のライテク系古本も手にしたが、
小排気量車の乗り方的な記述は読んだコトが無い、
今更こんな内容を書いても役に立つのはまず無いだろうと思われるが、
(しつこいが小排気量のバイクに対する内容だ)
私とドリームの20周年、思い出のひとつとして、
書き留めておきたいと思った次第である。
●とにかくパワーが無い
当たり前であるが、小排気量である、
私のドリームで5.6馬力、
(4ストロークDOHC4バルブ)
2サイクルのヤツでも規制イッパイの7.2馬力がいいトコロ、
ココから繰り出される最高速は80~90キロ程度、
最高巡航速度(平均速度みたいな)とするならば60~70キロがいいトコロ、
上り坂になりば10キロ程度は平気でダウンする、
そんなバイクである、
エンジンをレッドゾーンまでブン回して、
パワーバンドをキープする様に素早くシフトアップして、
場合によっては半クラを長く使って、
とにかく全開で加速・疾走していくイメージである、
そして速度が乗る迄かなりの時間と距離が必要になる、
直線はそんなカンジで良いのだが、
問題はコーナーである、
大きなバイクであれば、
スロットルを一捻りするだけで爆発的なパワーが出るので、
多少速度を落とし過ぎたとしても、
バイクの加速力を持ってすれば、
あっと言う間にコーナーを脱出できる、
でも、小排気量車はチカラが無いので、
加速に時間が掛かり、
大きな駆動力も掛けれないので、
コーナーの奥でアクセル開けて向きを変えるとかもできない、
やるコトはひとつ、
いかに速度を落とさずにコーナリングするかである。
●では、どうするか?
まずは、大きなバイクで時速60キロで直線を走ってきて、
カーブ入り口で40キロに減速、
そのままコーナリングに入り、
出口が見えたら60キロまで加速して・・・と言うような、
そんなコーナリングをイメージしてもらいたい、
小排気量車で同じコトをすると・・・、
40キロでコーナリングして出口で60キロまで加速・・・したいが、
まずはムリである、
出せるとすれば高速コーナーで走る距離が長ければである、
40キロまで落とすとすれば、
まぁまぁキツいカーブなので、
出口までの距離も短い・・・と考えてもらえればと思う、
先にも書いた様にとにかく非力なので、
一旦速度を落としてしまうと、
以前の速度まで加速するのに大変な時間と距離が必要になるのである、
なので、どうするか(どうしたか)、
私は、ココで速度をなるべく落とさない様にコーナーへ侵入する、
40キロまで落とす様なカーブでも、
出来る限り高い速度でコーナーへ入る、
減速するならば、必要最小限だ、
(減速のテクニックは後述)
出来るならば、減速せずそのまま60キロでコーナリングしたいが、
コレをやるとならば、
かなりムズカシイのはお分かりいただけるだろう。
●肝はブレーキング
大きなパワーのあるバイクならば、
良く効くブレーキはありがたい、
でも、小さいドリームにはそんな効くブレーキは必要無いカモ・・・?
と言うのも、
自分のカラダを使った「風圧ブレーキ(笑)」を多様するからである、
やり方はカンタン、
ドリームを初め、小排気量車で速く走るならば、
上体を突っ伏したポジションを取る必要がある、
少しでも空気抵抗を減らす為だ、
で、伏せた上体を、コーナー手前で上げると、
コレが場合によっては良い塩梅のブレーキとなる、
私が試したトコロ、
上体をイッパイに持ち上げるだけで最大(メーター目測)3キロ、
ヒザを開くのでも2キロ(笑)、
合わせれば5キロ以上の減速となる、
カラダ動かすだけで数キロも減速できるのであれば、
手足のブレーキ操作はほぼ不要だ、
そしてできるならばこのままコーナーへ突っ込んで行くのである。
●あとはライン取り
減速して向きを変えるなりのコーナリングラインと、
ほぼ減速無しで突っ込むコーナリングでは、
ライン取りが大きく違うのも、
攻める向きの方ならばお分かりいただけるだろう、
クルマもだが、
急に向きを変えるのも大きな減速となる、
だから自然に傾け素直なコーナリングをココロ掛けないとイケナイ、
コレが中々ムズカシイのである、
バイクの場合、バンク角を一度に増やすのも減速の原因となるので、
ユックリと、そしてあまりバンク角が深くならない様に、
(深過ぎるのも減速の一因になる)
そしてコーナー中はなるべくカラダを伏せ、
(空気抵抗落とす為だ)
スムーズに旋回していくのである。
●つまりは、
大きなバイクでやっているコーナリングのやり方では、
全くダメと言うコトだ、
パワーが小さいから使いたくても使える程のチカラは出ない、
いかに減速(ブレーキング)を最小限にして、
そしてコーナリング中も失速しない様に、
カラダを小さくまとめ、タイヤのグリップを使い過ぎない様に配慮するコトだ、
コレができる様で中々ムズカシイと思う、
小排気量で速く走られる方ならばお分かりいただけるだろうか・・・。
●こんな走りを数年やりました
新車装着のタイヤ(インドネシア製ピレリーマンドレイク)から、
ブリヂストン
「アコレード」に変更して、
これだけでコーナー速度が数キロUPした、
そこから面白くなって、
もっと速くなるかと試行錯誤(練習)したのが、
上記に書いたような内容である、
今では、前後のサスが完全に抜けてしまったので、
もうあんな走りはできないし、
今の私にはそんな走り方もできないが、
とても良い経験となり、
コレが小排気量車を楽しむコツと知った、
リトルだベンリィだと小さいバイクを楽しめるのも、
こんな経験があったからこそと思う、
「ただ、ウロチョロするだけの街乗り的な小さいバイク」が、
本気で考えてやらないと速く走れないのは、
バイク運転のスキル向上には良いのではないか?
私はそう考えるのである、
50のカブを70や90のエンジンに乗せ替えたり、
モンキーをボアアップすれば、
ソレはカンタンに速くなるし、
ソノ速さと言うのは見方を変えれば安全な速さとも思う、
(50の速さと言うのはやはりアブナイ・・・30キロ制限であるし)
でも、ライディングの楽しみは無限大、
50でひたすら速さを追求するのも楽しいのだ、
私は20歳を過ぎてから50に乗り始めたので、
余計にそう思うのカモしれない、
そして10年・20年と時が過ぎたが、
小さいバイクは面白いとカンジる、
ワクワク感がある・・・と言い換えようか、
そんなこんなをドリームを20年乗るコトによって学び、
そして今がある・・・と思う。
小さいバイクならば体力的にも経済的にも負担が少ない、
長く乗るのも、いくつになっても乗り続けられる、
そんなバイクだと思う、
50は法律的限界があるのでムズカシイが、
ソレより少し大きいヤツは十二分に楽しめる、
まだまだバイクで遊べそうだ、
では、また次回。
この記事は、みん友さんであるcomachanさんの
バイクを乗りこなすというコトを読んでアップしました。
注・コレは1年前に書いてアップせず
そのまま保存していたブログです
なので、文中に書かれている内容と
現在違う点があるトコロをご了承下さい
ドリームは前サスをOH、後ろサスは新品に
そして故・堀ひろ子嬢が50ccについて書かれた書籍を読みました
今回みん友さんのcomachanさんがバイクを乗りこなすコトについて
書かれておられましたので
良い機会と思い、みん友さん限定で公開するコトにしました
稚拙な文章とライディングテクニックですが(笑)
若かりし頃ドリームで楽しんでいた私をご想像いただけると幸いです
Posted at 2018/10/24 19:51:22 | |
ドリーム50関連 | 日記