●まだ1台も見ていない新型カブ
正確に申しますと、フツーの新型カブのナンバー付き個人所有の車両を見ていない、
となるのですが、
お店に置いてあるのや、
先日発売されたばかりの↓「クロスカブCC110」は走っているのを見かけたんです、
でも、フツーのカブがフツーに走っているのをまだ1度も見ていないんですョ・・・(汗)、
発表されてからもうすぐ半年近くになるのですが・・・、
同じ時期(昨年のモーターショウ)にデビューしたコチラ↓「カワサキZ900RS」、
コレはですね、休みの日なんかに1台くらいは見かけるのですョ、
コチラ南房総へツーリングにいらっしゃったのでしょう、
大型免許が必要で車体価格130万を超えるモデルですが、
これまでに数十台は見ていますよね、
「売れてるナ~」と実感します、
でも、しつこいようですが(汗)新型カブが走っているのを1度も見ていない、
「なんでだろう♪(笑)」とチョット真剣に考えてみたのですョ、
で、私の出した答えが・・・?
●でも、本題に入る前に
カブの歴史をサラッと復習しておきましょう、
と言っても、60年に渡る歴史と物凄いバリエーションを振り替えっていたら日が暮れます(苦笑)、
なので、ココでは「カタチ」(と50ccモデルを基準)にポイントを置いて、
「ひと目で大体のモデルの判別がつく・・・」みたいなカンジにまとめました、
まずは初代、
1958(昭和33)年~1966(昭和41)年までのカタチです、
特徴はレッグシールド間にマウントされたヘッドライトでしょう、
現在のカブよりも低い位置にあります、
コノせいか、見た目小さく見えますが、
大きさ(長さ等)は今も昔もそんなに代わりありません、
次いで2代目、
1966(昭和41)年~2012(平成24)年の長きに渡って販売されたカタチ、
ヘッドライトがハンドル部へ移動したお馴染みのカタチ、
上の画像は初期型で、
皆さん(私も)におかれましてはコチラ↓のモデルのほうが馴染みがおアリかと、
サイドカバーの形状やシート下にあるタンク等に大きな変更を受けています、
初期型は別体タンクですが画像のモデルになるとフレームにビルドイン構造となっており、
初代に似た角ばったサイドカバーは丸っぽくデザインされています、
でも、基本的には同じ代のモデルです、
また、コノ時代には「カスタム」↓と称する全体がシャープなデザインのも併売されていました、
コイツは1982(昭和57)年に登場しています、
そして3代目、
2012(平成24)~2017(平成29)年まで造られたカタチ、
先の「カスタム」がフルモデルチェンジした様な印象が特徴です、
そして2017(平成29)年秋に登場した現在の4代目、
2代目に先祖返りした様なデザインですね、
3代目はグローバルデザインと称し、
カブが良く売れるアジアン地域で人気のデザインを採用したとのコトですが、
我が国での反応はイマイチ(?)、
生産も国産から中国へ移管したのも影響したのでしょう、
価格は下がりましたが品質がチョット・・・(?)、
そんなこんながありまして(?)現行モデルは再び国内生産に戻されました、
と、50を振り返るとこんな4世代になるのですが、
大きなカブ(90~110cc)になると、
ひとつ型が増えるのです、
50で言う2代目と3代目の間に入るモデルとなります、
赤色の「郵政カブ」として良く見かけませんか?
郵便屋さんが比較的良く使われているのがコノ型のモデルだったりします、
(地域によっては50で言う3代目のトコロもおアリでしょうか)
90が排ガス規制の関係で2009(平成21)年に110へモデルチェンジしました、
完全国内生産ですとコストがネックとなっていた様で、
一部の部品生産や組立をタイで行い、
最後の組立を日本で行う生産方式を採用、
コレが契機となって(50の)3代目が中国生産となったのですが・・・、
まぁザックリ振り返って、
50シリーズが4世代、90~110の大型カブが5世代のカタチになる訳です、
カタチ的な判別はこれくらいで十分でしょう、
長く生産された2代目はステッカー類やエンジンの色、マフラー等を見ると、
細かい年式も分かるようになると思いますので、
ジックリ見る機会がありましたらソノ辺も見てみると面白いかと(笑)。
●で、2代目があまりにも長く売っていたので
ソイツが当たり前の光景に・・・、
新型を見落としてやいないか・・・、
いえいえ、一応カブ主ですから(笑)そんなコトはありません、
新型はヘッドライトはLEDですから走っていれば目立ちます、
そして思いました、
「カブって新型が出たからと言って、早々買い換えるモノで無い」と、
先にも書きましたが2代目は45年余りも販売していました、
さすがに2代目の初期型カブはマニアに珍重されていますが、
30年くらい前のカブ(それでも平成になった頃だ)は、
まだまだ平気で現役で走っています、
ウチの近所を時折走り去っていく「ガチャンガチャン」とチェーンをたるませた(苦笑)カブは、
調べてみると1980年頃のモデルの様で、
もうチョットで車齢40年、
でも、きっと事故ったりでグシャグシャにならない限り、
ソイツは走り続けるでしょう、
ソレがカブの使い方・・・だと思うのです、
なので、1台買ってしまえば、
壊れてどうしようもない限りはソレを使い続けるのカナ?と。
●だから、新型は売れない???
新型カブそのものが悪いのではありません、
今と言う時代もあるかと思いますが、
カブがこれから売れていく・・・のは今のままじゃチョットキビシイのカナと、
最近のホンダのテレビコマーシャルと言えば、
N-BOX、ヴェゼルにスパーダ、
ホンダジェットに耕運機・・・が良くオンエアされている様ですが、
カブのコマーシャルって1度も見たコト無いなぁ・・・そう思うのです、
そしてバイク雑誌にはカブの広告を時折見掛けますが、
クルマ雑誌やファッション誌等ではまず見ない、
なので、世間一般では「カブが新型になった」コトを知らない人が大多数・・・と思われます、
2代目と良く似たカタチであれば尚更です、
ココはテレビコマーシャルを多く流して、
バイク雑誌以外の本や新聞等に広告を載せないと・・・と思いました、
私はホンダ関係者じゃありませんが(笑)、
新型カブが売れないのはチョットマズイんじゃないの?と思いまして、
今回こんなブログを書いてみた次第です、
ホンダの広報さん、ひとつ真剣に考えてみましょうョ(笑)、
バイク雑誌への広告ではカップルの若い男女を使ったり、
可愛らしい女のコのイラスト使ったりしてるのですから・・・、
※江口寿史先生のイラストですョ~超カワイイや・笑
女性ファッション誌とか(モチロン男性誌にも)、
撮影小物として起用してもらったり広告出すなりして、
「新型カブ」を広めていかないと・・・そう思っていたココ数ヶ月です(苦笑)、
YOU MEET THE NICEST PEOPLE ON A HONDA(素晴らしい人々、Hondaに乗る)
まだカブに乗っていないかた、コノ機会に1台いかがですか?(笑)
しつこいですが私はホンダの人間ではありません(苦笑)。
それでは、また次回、
ひとりでも多くのカブ主が増えるコトを願いまして(笑)。