●南風結構強風(困)
気温20度超えて暖かでした♪
今朝コレ着てちょうどイイ♪
でも帰り道は少し暑かったナ、
ちなみに下はカッパズボンです(爆)、
さて前回予告した「無くなってしまう危機感からカブを集め出した方々」、
みたいなコトを書いてみましょうか、
これまで
仕事で使われたカブどうなの?とか、
近年のカブ人気はどうして?や、
昔、カブでレースしていたヒトがいた、みたいなコトを書きました、
で、無くなってしまうカブ、とは?
以前も書きましたがカブのデビューは1958(昭和33)年、
出前や配達等々仕事で使われ、
または庶民のアシとして大活躍したカブ、
ソノ中には故障してしまったり事故で大破しちゃった個体も多いでしょう、
修理不能でソノ辺に捨てられたり(涙)、
道端に放置されたり(困)、
果てはスクラップの山の中、
もしくはコンテナ詰めされて海外へと(哀)、
とあるバイク好きのかた=のちの大カブ主(?)さんが、
「昔のカブ、見なくなったナ」と思ったのが、
昭和50(1975)年ごろ?
カブは1966(昭和41)年にフルモデルチェンジを行っていますので、
ココで言う昔とは初代(1958年~)の「C100」系を指します、
で、そんなC100を街中とかで見なくなったと、
ふと見れば、上記のようにソノ辺に捨ててあったり放置されたいた、そうなんです、
ソレはイカンと思ったのか(?)、
そんなカブをもらってきたり拾ってきたり(?)、
山積みのスクラップ、解体屋さんから3台マトメていくら?で引き取ったり、
アレやコレやと集めては、
ソノ当時は種類豊富でたくさん出たという(C100系の)純正部品を注文して、
修理や整備を重ねて乗れるような状態にしていった、
やがて同好の士が集まり(笑)、
今に至るのですが、
大カブ主さんは「ソノ当時カブ集めてるなんて言ったら変な目で見られる」とか、
そんなコトをとある本で語っていましたっけ、
モンキーとかはソノ昔からコレクションの対象になっていたりで、
(ゴリラもそうですね)
また、現在では古いダックスやシャリィを集める愛好家さんも多数おられます、
でもカブは、しかもそんな昔は、
大声で集めてるとは言えなかったらしい(汗)、
しかし今ではご存じのとおり(?)、
古いカブ、特にデビュー直後の1958、1959年式あたりは、
もうコレクターにしか手にできないような?
そんなシロモノになってしまいました、
ホンダコレクションホールにもそんな1958年式がありますが、
(
コチラの記事には宗一郎さんが鈴鹿市長に寄贈したとある)
ホール開設前、ホンダさんには’59年式の車両しか所有していなかった(驚)、
探せど探せど見つからない、さぁ困ったという時に、
大カブ主さん方の協力もあって、
とある街の納屋にあるらしいという情報がもたらされる、
そんな下りがワタシの手元にあるナニかの本に載っていたような?
で、ナントカソレを譲ってもらって、
欠品部品は再生、再生産する等レストア作業ののち、展示物にしたそうです、
コノ時の時代考証等も、大カブ主さんらが持っていた車両や、
当時のパーツリストや広告とかの資料を基に検証したとか、
ソノ昔のホンダは矢継ぎ早に「セッペン(設計変更)」を繰り返しており、
カブも’58年式と’59年式(実際は半年しか違わない)で違う部品が多数あるので(驚)、
ソレがいつどんなタイミングでおこなわれた?
車体番号はいくつから?みたいな、
そんなナゾ解きでもあったようです(笑)、
以前(20世紀)は、主に「C100」系がマニア向け(コレクション向け)でしたが、
時代が流れ、最近ではもう少し新しい車両もマニア向けに仲間入り♪
(と言ってもワタシが生まれる前だから50年以上前ね・笑)、
「鉄カブ」の代名詞と言える「C50」系の初期型(1966(昭和41)年~)、
(矢印部分、「別体(燃料)タンク」が特徴)
「花柄シート」が特徴の「DX(デラックス)」モデル(1971(昭和46)年~)、
コノモデルから「フレーム(ボディ)内蔵燃料タンク」になります、
(別体型も併売~1981(昭和56年)ころまで)
ココ最近人気上昇中なのは「あんどん(行燈)」(矢印部分)と呼ばれる、
ヘッドライト下のスモールランプが点灯する型(1971(昭和46)年のデラックスから)、
あと、「郵政カブ(=MD)」が登場したのは1972(昭和47)年です♪
郵政カブは以前からマニアにはとても人気ありました、
払下げの車両を中古で買うコトもできましたが、
近年はとてもムズカシくなりました(困)、
いずれの車両も希少性が評価される時代がきました、
カブはソノ性格上、文頭のほうにも書きましたが、
基本仕事や日常のアシですから、
乗り潰されたり、故障したまま放置されたり、
また、部品の互換性が高いのもあって、
後年の新しい部品に交換されてしまったりと、
(特にシートは破れてしまうので交換された個体が多いですね)
当時の姿をそのまま残している車両が少ないですから、
現在は上記のようなモデルも、程度によっては高価格で取引されています、
「ゼッツー」や「CBナナハン」等、
もうソノ時からすでにマニアに愛され大事にされているモデルは、
まぁコノ現在ヒジョーに高値ですが(汗)、
どうにか手に入りますし、
人気車種であれば維持もどうにかなります、
カブはソノ点、部品は豊富ですが、
ソノ当時の仕様(例えば花柄シートとか)の部品の入手はムズカシく、
また、車両そのものも、人気車とはいえ、
スクラップになってしまった個体が多いですから、
あるようでナカナカ見つからない、というのが現状なんですね、
もしかしたら、コレを読んでおられるアナタ様の、
親御さんやご親戚、お知り合いさん等々のかたが、
物置の片隅や庭の隅っこに動かなくなったカブを放置されている(苦笑)、
そんな時は廃品回収とかに出さずに、
今いちど、どんなモノかを良くご確認くださいネ♪(笑)
とんでもないお宝の可能性もあります?????
例えカブではなくとも、
他のバイクであっても、
ソレがナニか・・・わからなければワタシへご連絡ください(爆)、
検証だけはナントカやってみます♪
今度のカブのハナシの回は、
「1990年代のカブとソレに関するブーム」を、
ワタシなりに再検証してみたいと思います♪
明日は今日よりもグッと気温下がりそうです、
暖かくしましょう(笑)ではまた次回!!
※ワタシのリトルカブ以外の画像のカブは
キレイな個体はホンダコレクションホール所蔵の車両画像を
廃車体の画像は個人さまのブログ等からお借りしました
ありがとうございました