第1回ヨーロピアン・ロック・フェスから約2年と4ヶ月ぶりとなる第2回フェスの開催が決まった。出演はアトール(Atoll)、カイパ(Kaipa)らのヴェテラン勢に、フラワー・キングス(The Flower Kings)とパイナップル・シーフ(The Pineapple Thief)の21紀のプログ・シーンを牽引する2組。まさに新旧のロック・シンフォニーを代表する計4組での開催となった。会場も前回のクラブチッタから東京国際フォーラム・ホールCに移り、より多くのファンの皆様に見ていただくことが可能になった。
コンサートの第一の見どころは、初めての来日となるカイパのステージだ。フラワー・キングスのロイネ・ストルト(Roine Stolt)が17歳で加入したことでも知られるバンドで、3枚のアルバムを発表して解散してしまったが、『Inget Nytt Under Solen(セカンド・アルバム)』(※下段写真)はヨーロピアン・プログレッシヴ・ロックの最大の傑作と称されている。来日メンバーは、ロイネ・ストルト(g)、イングマール・ベルイマン(ds)、トマス・エリクソン(b)のオリジナル・メンバー3人を含む5人。彼らのステージはその『セカンド・アルバム』が中心となる予定だ。
必見なのはアトールのステージだ。彼らの代表作の『L’Araignee-Mal(夢魔)』(※下段写真)はカイパのセカンド・アルバムとともに、70年代を彩った数多くのプログレ・アルバムの中でも常にベスト5に入る完成度を誇っている。ヴォーカルのアンドレ・バルゼェ率いるフランスの伝説は『夢魔』の演奏を予定している。21世紀のプログレッシヴ・ロックを牽引する2組もヴェテラン勢も元気だ。前回の来日でプログレ・ファンの度肝を抜いたフラワー・キングスのドラマティックなサウンドは健在だ。今回のダークホースと謳われるのは英国代表のパイナップル・シーフ(※下段最新アルバム)。鋭く切り込んだヘヴィなギターに、メロトロンやストリングスが絡む様子はヌオヴォ・メタルを標榜するキング・クリムゾンにも通底する迫力を持っている。初来日となる彼らの魅力は4月26日にその目で確かめてほしい。
----------------(Strange Days)

たまたま予定が空いていたので行くことにしたものです。プログレはあまり聴いていないし、予習はFlower Kings を少し実質白紙。(ある曲は)昔聴いたEL&Pの香りがするなとは思いました。
さて、東京国際フォーラムに入るとステージには近頃見慣れているマーシャル(ギターアンプ)の壁がない。音が薄いんかとおもいきや、演奏が始まってみるとそんなことは全くなく、今まで聴いたことがないような世界で、ライブでもこんな音出すんだと感銘した次第。5時間近い長丁場。
いちおうFlower Kings に注目して行ったのですが、印象はAtollが圧倒的。HMとは違う世界、ジャンルはプログレなんですが、私なりに表現すると サイケデリックなフュージョン?
今回のライブの雰囲気に近い動画が見つからず
聴いても(HM好きにとっては)それほどではないと思う人もいるでしょうがライブの印象は全然違います。よりライブで聴くべきジャンルなのかもしれません。CDを買わなくてもライブがあるなら行ってみたい、そのような印象です。復習で何枚か買うかもですが。
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Posted at
2015/04/27 22:40:31