8/11にトライしたZ4Mのユーザー車検
リヤのコントロールロアアーム(BMW的正式名称)の社外品への変更が”構造変更”に当たり ”改造届け出’が必要との判断になってしまいました。($・・)/~~~
車検の紙を見てもらえばわかりますが、基準的には何一つ悪いところは無く優秀な結果だったんですが・・・・
写真の下にボールペンで書かれた”ロアアーム”の文字が悪いのです。
ちなみにこのロアアーム 11年前に装着して今まで5回の車検を何の問題もなく通過してます。
納得できなくても通らないものは通らないし、 リヤのアームのデフ側ボルトを抜くのはかなり大変なんで・・・
非常に素直な僕(^^;;; は3時間ほどかけて”改造届け出”の書類を作成し
翌朝1番で陸運に持ち込みまして
・・・・まあ 3時間で作った書類なんで いろいろ手直しが必要で翌日にはまたもや陸運まで行ったわけですが・・・・・
この書類というのがめんどくさい
第1号様式、第2号様式、第3号様式(保安基準適合検討書)をそろえなければなりません。
まず2号様式には改造に関係あろうがなかろうが
車の諸元を全部記入しなければならず これが地味にハードル高いです。
(後ほど出てくる改造自動車審査結果通知書を見てください)
車検証に書いてない数字が結構あります。
第3号様式(保安基準適合検討書)が審査の肝となるんですが・・・
僕は下記のように書きました。
これにメーカーの試験書を添付したんですが・・・・
この試験書は 実際の加重繰り返しに対する耐久性を評価した試験で 部品自体の物理的強度を測定したものでは無いので 求められる物理的強度試験書では無かった。
普通は 純正品との強度比較をした”強度検討書”が必要になるようです。
このメーカーの試験書は材質強度試験よりも より実際的な試験なんでより現実的で適正だとは思いますが、求められる内容とは異なってました。
計算値で出そうかと思いましたけど ・・・めんどくさいので省略しました。
"改造部分詳細図”は 下記のように写真に加工して簡単でOKです。
これのAとCのサイズを入れて
ネットから新品の写真と 比較用に純正の写真添付しただけ。
意外にめんどくさいのが 外観図 すべてのサイズを入れるのは当然のこと図面に方向指示機とかすべての灯火機関係を書き込まなければなりません。
これも カタログコピーに記入しただけ
なんだかんだで10枚ほどの書類になります。
書類がそろえば担当車検官の審査を経て 上の判断になるようです。
通常2週間くらいと言われてましたけど 僕の車検期限も考慮してもらい8/19には決済をしてもらったようです。
8/20に決済通過の連絡をもらい 8/24に現車確認となりました。
構造変更を伴い車検は 通常の継続車検とは異なり 残存車検期間がカットされます。
ところが継続車検で受験した検査内容は検査から2週間以内であれば”審査継続”となって合格した項目はパスできます。受験予約も必要ないです。
陸運に行って まずは
この”改造自動車審査結果通知書”をもらいます。
この書類と継続車検で受けた 自動車検査証に追加の300円の印紙を貼って
レーンに並びます。
車検の項目自体はオールクリアなんで レーンの入り口近くにある
「ABSH通過」のボタンを押してハザードを付けながら 下回り検査に進みます。
そこで 写真と相違ないか? 寸法が合っているか?確認するんですが
ロアアームの長さを正確に測るには カバー関係を外さないと正確には測定できないと思うけど メジャー横から突っ込んで大きく違わないか?だけ見てました。
車検官から「昔BM乗ってたけど このロアアーム換えるとなんか違う?」
と聞かれ
「いや~気分が違いますよ♪ こんなことになっちゃってめんどくさいですけど・・・・」 というやりとりがあり
最後に 重量など諸元確認をしてもらう列に並びます。
前に来たときはヒマそうだったんですが この日は福祉車両と思われる構造変更の車が多くてかなり時間食いました。
我がZ4Mの重量は ガソリン1/3くらいで 前730Kg 後680kgでした
・・・が車検証には 前740Kg 後690kg 総重量1430kgと書かれました。
ガソリン量を聞かれたときに 前+10 後+10と書かれたので その分の補正?
どうやら ガソリン半分くらいの重量が 車検証の重量になるみたいです。
諸元確認が済んだら ようやく書類作成へ・・・
「1時間くらいかかります」と言われ 暇つぶしに10分ほど歩いてコンビニに行って昼飯代わりのパンとおにぎり調達。
それを食べたころにようやく書類が出来上がり
ようやく車検の受付へ進みます。 この時点で11時25分 午後は会議だヤバい
番号が呼ばれ 修正と追加の印紙@350を要求される。
走って 印紙買って修正してると「午前の受付もうすぐ終了・・・」のアナウンスが・・・・
再提出して 無事車検証もらったのが 11:55 ギリギリ午前中でおわりました。
ともあれ 無事車検証をもらうことができました。
ATA-BT32改 この”改”の文字が入ったやつは構造変更した車です。
車検通ったらもうこっちのもんだ!
早速 ホイールを元に戻したんですが・・・・
・・・・純正ホイールセット馬鹿みたいに重い
その重いホイールを4階のサンルームまで運ぶのは
ここ数年で味わった肉体的苦痛の中で文句なく1番でした。
まあ 純正に戻すのがめんどくさいということで申請した”改造届け出”なんですが
・・・実は 審査通るとは思ってませんでした。
このブログを読まれた方は「な~~~んだ 改造申請って楽勝じゃないの!?」
って思われたかもしれません。
僕の場合は たぶんものすごく運が良い?
確実に言えるのは最初に出した書類では絶対に通らなかったことと担当車検官が別の人だったら申請は門前払いになったかもしれないということです。
第3号様式(保安基準適合検討書)については 当初に書いたのは情緒的に恨みつらみも書いたんですが、カットした方が良いというアドバイスを受けてすごく長かったのをカットして形にしました。
・・・・が これをポンと出して通るとは思えないんだよな~~
想像ですが 親身になってくれた車検官がかなりフォローしてくれたと思います。
なので 似たような事案で僕と同じように申請して審査をパスする確率は実は低いと考えてます。
今回 めんどくさいことになったんですが おかげさまでカーライフ的興味としてはすごく勉強になりました。
(今なお 過去5回の車検で問題無かったものを”改造申請必要”とされた判断には納得してませんが・・・・)
また陸運の車検官の方たちの車検制度の内容を疑問視しながらも自分の仕事を懸命にこなす姿勢には感心したと同時に感謝しています。