ここで毎月書き続けている読書感想文を、ふと最初から読み返してみてました。
8年前からほぼ毎月か…
まー…随分長いこと続いてるなぁ。( ゚д゚)ヒトゴトカヨ
「あー、こんなん読んだな。もっかい読んでみたいな」と思ってももう売り払っている物多数。
月に6冊とか読んでる時とかすげーなw
どんだけ暇やねん
それと、
『プロの素人 RedXIII』シリーズ。
…これスゲェな…こんなん書いてたんかぃワタクシ…( ゚д゚)ポカーン
今書け言われてもたぶん無理。
まぁ、それに関してはもうだいぶ前から思ってる事があって。
創作活動やそれに関する芸術的センスって、自分と向き合う時間の多さと比例するよねっていう。
要は独居環境じゃないと無理じゃね?って思う。
だいたい芸術家って基本的にそういうモノだし、小説家も執筆期間は家族を閉め出したり、宿に引き篭るってのはよく聞きますしね。
アレイスター・クロウリーによれば「芸術家は魔術師」ですから。作品に魔法を掛けて観るものを己の世界に引き込むのだと。
魔法を唱えるのは独りで静かにやらねばなりません(笑)。
芸術家は家族を持ってはいかんという事だと思うのですよ。
ワタクシももう殆ど魔法は使えない(笑)。ナンヤソレ
んま、その代わりに得ているものも色々あるからOKですけど。
人生は全てトレードオフ。
多趣味人間Red13で御座います←
今でも凝った文章をコネくり回したい気持ち(というか欲求)はたまにありますが、
どうも昨今、
その “安全性” が脅かされかねない時代になってきたのかもしれません。
今年は
AIの年なんて言われています。
数年前から既に我々の生活の中には様々な形でAIが存在しているので、今さら何を?と思うかもしれませんが、
今巷で話題になっているのが
ChatGPT という会話型AI。
ChatGPT(チャットGPT)とは、ユーザーが入力した質問に対して、まるで人間のように自然な対話形式でAIが答えるチャットサービスです。2022年11月に公開されてから、回答精度の高さが話題となり、利用者が増加しています。イーロン・マスク氏をはじめとした実業家達が出資している人工知能の研究開発機関「OpenAI」により開発されました。
ワタクシ触れてないし、人から聞いた話だけなんでアレですが…
無料版があり、「とりあえず試しにどんなもんか」触れてみてる人が多いようで…
これがなかなかレベルが高いようで…
文章の添削はおろか、論文を1本書き上げる事も出来るらしい。
これは…どうなの…
いやね、確かにね、
それを開発する側の人間にとっては自分の技術・知識の結晶として最高の作品を創るという意味で非常に素晴らしい成果だと思う。
正に「そんなことまで出来るんですか!?」の世界。
なんだけど、
開発した張本人でもあるイーロン・マスク(をはじめとするグループ)が「リスク管理ができるまでAI開発の停止」という話を出してきたのも当然だと思う。
だって、ここまでの話だけでも
そのChatGPTっての使ったら色々楽できるやん♪どころか
悪用できるんちゃうん?ってなるやん。
現に “学校の勉強” レベルなら全部対応できるそうで。
宿題やるのにAI使いだしたら本末転倒でっせ。
宿題ならまだいいわ。大学の卒論とかやりだしたらどーすんね。
「手書き原稿で提出せよ」の時代に逆戻りすんでw
脳ミソにシワを刻む為の活動をAI任せにすると脳ミソツルツルのノータリンの出来上がりでっせ。
そして、下手すると作家という存在も危うくなりかねないのでは。
作品一本まるごとAIに書かせるなんて事は(パフォーマンスとして以外は)無いと思いますが、
細かい添削や構成なんかはAIにやらせるような事も出てくるかもしれない。
「そんな事は作家のプライドが許さない」という層が多いことを望みたいものですが、AIを取り入れる層も確実に出てくると思う。
現に、
絵師(グラフィッカー)、広告モデル、アナウンサーといった辺りは既に一部AIに仕事を奪われている部分があります。
「AIは電卓みたいなもの。電卓も最初は計算力が落ちる危険なモノだと言われたけど、結局当たり前の道具になった。AIもそうなっていく」という意見も目にしましたが。
なんかさぁ…
それで “良いもの” が出来たとしてもなんか違うやん。
喩えたらアレですよ。
ガンプラ上手に作るより、ガンダムブレイカー(ガンプラを題材にしたゲーム)でカッコいい機体作る方が早いし楽だし綺麗だし凄くね!?
って言ってるようなもん。
いや、違うやろってw
それでどんなにクオリティ高いモノが出せようが
それはテメーが凄いんじゃねぇ。
やっぱりそこは手作業で道具と技術を総動員して作られたガンプラの方が価値あるでしょ。
将棋AIがプロ棋士に勝ってもさほど話題にもならんでしょ?
将棋AIと将棋AIを戦わせてどっちが強いかなんてなると、それは将棋の勝負ではなくプログラムの味付けの勝負。全く別の競技。
とはいえ、まだ少なくとも現時点ではそれほど悲観する事も無いのかなとも思う。
AIが出してくる “答” “完成品” は、
結局は “模範解答” “ニーズの平均値” “最も好ましいとされる統計的最頻値” に集束していかざるを得ない。
それが商品価値なんだから。
しかし人間の脳はそれはすぐに「面白味がない」と言って飽きる。
アイドルや俳優が全員同じ顔、同じ体型、同じ声では「そんなもん要らんわ」になるでしょ。
(ニュースの読み上げアナウンサーAIなんていうのはそれで良いと思いますが)
喩えとして合ってるかわかんないけど、
ロボコンと鳥人間コンテスト。
ロボコンは、表面上は玉入れとか相撲とかをロボットにさせるけど、実際に競っているのは開発思想や制御技術で、各チームそれぞれ独創的なアイデアでロボットを作ってきて、同じ目的の為でも姿形が全然違ったりする。
対して鳥人間は(初期の頃はロボコンと同じような雰囲気やったけど)、どんどんノウハウが蓄積され、“最適解” が確立された。
最早どこのチームの機体も全く同じ形で見ていて面白くない。
芸術に関してもそう。
人が芸術に求めるのは
味や
差異。
むしろ平均値から逸脱した部分、場合によっては普通は欠点と捉えられる部分を魅力と感じる。
AIにそれをカバーすることは出来るのか?
出来たとしても、わかる人はちゃんとわかって騙されない(というか、“響かない” )と思う。
いずれ、AIも次の段階ではそういう所も乱数で触れ幅作って来るんだと思いますが、それはパラメータ設定の味付けの差であって根本的には全く何も生み出していない。
最終的にはいつもの「使う側の問題」という着地点に行き着く話だとは思うんですが、
…世の中アホな人間多いからなぁ…←
…なんだかんだ言っても、
今後確実にAI化は進んでいくだろうし、
人類は更にアホになっていくよね。
そして、恐らく思っているより早く
シンギュラリティ(被創造物が創造主を超えること。またその転換点)は起こる。
イーロン・マスクが「リスク管理」と言っているのはその事でしょう。
“未来” って、こんな息苦しいものだったのか?
最後に1つだけ笑い話。
件のChatGPTを最も有効活用できる場面は
「迷惑メール・詐欺メールの相手をさせる」だそうですww
それは確かにやってみたいw
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Posted at
2023/04/01 18:18:23