2009年05月18日
E92M3とOLさんで行く ~信州湯けむり慕嬢~
女子高生とM3に続く、シリーズ第2弾?、E92M3とOLさんで行く湯煙慕嬢レポートです(爆)
お暇な方はお付き合いくださいませ~
「今度、温泉行こうか。」とリップサービスのつもりで口走った一言。
場の雰囲気からでた社交辞令として、さらっと流れたはずでしたが、、、、
つい先日、口約束でも契約は成立するという、痛恨の不覚を取ってしまいました。
それ以来、顔を合わせれば「いつ温泉連れてってくれるんですか??」とカッコウの雛のように口を突いて飛び出し、「ああ、今度ね。」と騙し騙し交わすも、
「来週末でしたら空いてますよ~」など、徐々に差し込まれ、軽い社交辞令がいつしか言質に変わり、「約束を守ってくれないなんて、ひど過ぎます。。。一体いつが空いているんですか??やっぱりVさんはへタレメタラーだったんですね。」と錆びた剃刀のような言葉で気持ちを切り刻まれていった私は「じゃ、日曜ということで。」とついに強制執行させられることとなりました(泣)
ついでに「お蕎麦も寄りましょうね。」と遅延損害利息もつけるしたたかさ。。。(涙目)
こんな弾みで交わした社交辞令を錦の御旗に掲げて私を寄り切ったのは、ネオン輝く海千山千のお姉さま方ではなく、夏川純とaiko風の、20代の婚活中OLさん2名。
「やったー☆」とそれはそれは嬉しそうでして、まんざらでも無かったりしますが、そうは言っても私は既婚者。
ここは一緒に盛り上げてくれる連れを探して、オードリーの春日そっくりの後輩に白羽の矢を立てていたところ、3日前になって、真っ二つに折れた携帯電話を残して家出する事件が発生(驚)
その後、色々声をかけてはみたものの、なかなか予定が合わず、これは1vs2で相手をしなければならないのかと、よからぬ妄想で入浴前にすでに頭がのぼせそうになっていたところ、ある方が頭に浮かび、早速電話してみると「いいですよ。」と快諾していただきました。
実はこの方、E92M3オーナーでして、「車はどうしますか。」と振ってみると、「じゃあ、私が出します。」と願ってもないお言葉が(喜)
E92M3が発表になった時、ガラスケースに入れて床の間に置いて起きたいほど官能的だった名器S52ユニットを捨て、V8にシフトしたことで、既にM3ではなくM4になってしまったとすこぶる懐疑的な私でして、E92M3を同乗者目線で舐めるようにインプレしてやろうとの下心満々だったりします。
前日がひどい荒天だったため、天気が心配でしたが、私の日ごろの行いをどなたかがチャラにしていただいたおかげで、時々雨が止むぐらいにまで回復。
待ち合わせ場所に早めに着き、待つこと10分。
野太いV8サウンドがする方向を眺めていると、視界に入るのはヘルスブラックのM3。
「ウォン!」とブリッピング1発を残して歩道に横づけし、サイドウインドウがスルスルと降りたかと思うと、「お待たせ。さ、乗って。」と響きわたる渋いバリトン。
むさ苦しいメタラーの私でも、「はい。」とうっかり乙女心が芽生えてしまいそうになってしまいました(汗)
ピックアップに向かったOLさんからも、「すごーい!!」と黄色い歓声が起きるほど。
E92M3とちょい悪親父の組み合わせ、無敵です。
さて、途中雨に振られながらも、中央道を抜群のスタビリティで進むE92M3は、時折V8らしいサウンドがわずかに響くだけで、良く動く足のおかげなのか、路面のピッチが抑え込まれた快適性と普通に会話ができる静寂性を持ち合わせておりまして、これが高性能なM3であることを忘れてしまうぐらいの穏やかさ。
代替わりする都度、高性能化の対価として、どんどん刺激がそぎ落とされていく寂しさを感じながらも、概ねOLさんには好評のようでして、ただ速さだけをストイックに追及した頃よりも懐が広くなったと歓迎すべきことなのかもしれません。
それでも、コンフォートからスポーツモードに切り替えて、一たびV8に鞭を入れると、4000rpm辺りから音の粒子が密集し始め、硬質なサウンドとともに、8000rpmオーバーまで軽々と回り切る、超絶ユニットはMそのもの。
シフトダウン時のブリッピングに、後ろのOLさんたちも「F1みたいで、かっこいい!!」と大絶賛。
後部座席もちゃんと大人二人が座れるユーティリティもM3の美点の一つ。
その後、信州のとあるそば屋にて、名物のお蕎麦とてんぷらを堪能後、公費の無駄遣いとしてやり玉に挙がっている温泉で一休み。
おそば屋さんも温泉も、いつ行っても人がまばらで、隠れ家的な贅沢を楽しめたのですが、ETCの割引で途端に人が溢れたのは少し興ざめです。
それでも、温泉の湯気が香る男風呂と女風呂の入り口で、「じゃあ、1時間後に、ロビーで。」と言葉を掛けると、「はーい☆」と張りのある声で見送られ、温泉というロケーションとあいまってなぜか湧き上がるほのかな期待。
ここの温泉は強めのアルカリ泉で、お湯に入ると途端に肌がヌルヌルし始め、いらない角質が剥けていくような感じです。
外は雨ながらもそのまま露天風呂につかり、女風呂から聞き覚えのある声が聞こえてきたので、
「そっちはどう??」とついつい聞いてしまうと、若干の沈黙が流れ、
「いい湯ですよ~覗かないでくださいね。」とのお決まりの回答。
人生の酸いも甘いも知り尽くして、いまさら何の恥じらいもあるのかと突っ込みたくはなりましたが、
「こっちは別に覗いてもらってもいいよ~。今ならチャンスタイム♪」と返し、
「やだぁ、、、あはははは」とのやり取りがとても楽しい私は、悲しいほどオヤジでした(汗)
小1時間ほどゆっくりつかって、休憩室で波打ち際のオットセイの如くゴロゴロと横になっていると、ほどなくして「お待たせ。」と2人組が到着。
普段はしっかりメイクの2人。
名古屋巻きを後ろに縛り、上気した肌が薄ピンク色に透ける頬をタオルで覆いながら顔を向けるしぐさに、思わず座りなおして、まじまじと見つめていると、「そんなに見ちゃダメ、、です。。。」と恥じらうさまは、普段との落差、野茂のフォーク以上。
ほのかに漂うボディソープの香りが鼻腔をくすぐり、「ゴクリ」と鳴りそうになる喉に、「あ、あかん、俺にはもうすぐ生まれるややこがいるし、、、」とあまりの乙女っぷりに、理性が土俵際までがぶり寄られ、「惚れてまうやろぉぉぉぉぉ」と叫びたくなる気持ちをぐっとこらえていると、E92M3オーナーさんから「全然大丈夫。2人とも可愛いよ。」と大人の受け応えがなされておりました。
湯上り乙女の殺傷能力、大量破壊兵器として認定してください。
雨が降りしきる中、エントランスまでE92M3を横付けしてもらうという贅沢なおもなしにOLさんたちのテンションはさらに上がり、その後、恵那の川上屋本店に立ち寄ってモンブランに大喜び。
帰路の高速ステージは相変わらずのスタビリティと高性能GTぶりは往路以上。
足回りのスポーツモードは、相当ゴツゴツ感がありましたが、後部座席からはなんの苦情もありませんでした。
散会となり、「今日はありがとうございました!!またお願いします☆」と暗におねだりするあたり、やはり20代後半のしたたかさというところでしょうか(汗)
E92M3、実際にハンドルを握るでもなく、同乗者として観察すると、大人4人が快適に移動できTPOを選ばない世界最速のクーペであることは間違いありませんでした。
また、古式ゆかしき温泉街にも意外と溶け込むあたり、BMWのデザインの妙といいましょうか、E92M3は上質なスーツを着こなす生粋の社交界出身といった具合で、E46M3は筋肉質な体にラフなスーツをはおっているイメージを感じてしまいます。
それでも、強心臓はまさしくMの血統。V8のマルチシリンダーになったとしても、回転フィールの節々に躍り出る荒々しさと脈動感に、ちょいちょい鋭い牙が覗いておりました。
婚活真っ只中のこのOL2人組の今後も気になりますが、さらに気になるのはE46M3と比較での女性評でして、片や「私達と結婚してくださ~い(笑)」とまで言わしめたE92M3。
一方のE46M3はと申しますと、私のE46M3で1人を送っていく際に、「そう言えば、Vさんのも同じBMWですよね?」と聞かれ、「いや、M3というスポーツグレードだけど、同じじゃないよ。ひとつ前の型だもん。エンジンも違うし、i-Driveもないし。」と答えると、「全然、同じにしか見えません。」と、きっぱり。
E92M3とE46M3との違いはBMWで一括りになってしまい、OLさんにとって大差ないことが判明。
色もカーボンブラックとヘルスブラックと同系色だったこともその要因かと思われますが、やはり、どちらもドライバーズカーなんですね。
さて、もう一つの戦いの行方、、、
E92M3オーナーとE46M3オーナーとの男湯での仁義なきスペックバトルの勝敗はと申しますと、E92M3とE46M3との数値ぐらいのスペック差があったということだけ申し上げておきましょう・・・・(謎の男泣)
ブログ一覧 |
M3とお姉さま達 | 日記
Posted at
2009/05/18 01:26:24
タグ
今、あなたにおすすめ