2024年05月27日
画像は、タイトルが目に入るや否や、即買いしたOption最新号。
L型からVR30DETTまで、各世代のZのチューニング事情が特集された、Zフリーク必読の1冊であり、Z31、Z32のオーナーとして、そしてRZ34を終の車とすると誓った私にとっては、まさに永久保存版。
その中身は期待以上の充実ぶりで、最新のテクノロジーを投入されたVG30ETのターボチューン、ノーマルでは回りが重くてもっさりとしたVG30DEのメカチューンなどなど、あの時、これが出ていれば、エンジンブローなんかしないで済んだのにと、マフラーとボンネットから白煙を上げて路肩に佇むZ31の姿を思い出して少し胸がキュッとなりつつ、子供が生まれて手放したZ32の流麗なスタイリングと嫁とのドライブが懐かしく、そのほか、OS技研の他にもL型ツインカムヘッドを作成しているショップやら、個性溢れるオーナーさんたちの様子を目にし、EV化が加速する中、今もなお、車好きたちのZへの情熱が健在であることを再確認しました。
読後の余韻に浸りつつ、そう遠くない未来、我が家にやってくるであろうRZ34を、どう仕立てていこうか、はたまた、程度の良いZ31を入手して徹底的にレストアし、VR30DETTに乗せ換えて乗るのもありかもと妄想を膨らませていると、ふと、Z31が現役だった頃って、一体どんなチューニングがされていたのか気になり、嫁に見つからないようにしまい込んでいた収納から、引っ張り出したのがこちら。
今から40年前、バブルが到来する前の昭和真っただ中 1984~1985のCARBOY誌。
当時、免許を持っていないどころか、メタルに目覚める前の純真無垢なクリクリ頭の野球少年だった私は、社会人になって、こうした車雑誌のバックナンバーや中古本を買いあさっておりました。
Optionがショップチューンなら、CARBOYはプライベーターがメイン、記事のマニアックさから人気を博したこの雑誌は、随分前に絶版となり、時々出版されていた復刻版も何年か前のものを最後に音沙汰なし。
ここからサニトラの白鳥氏やらミガキヒカル氏などなどお馴染みのキャラクターが生まれ、ゼロヨン、ドリフト、パワーチェックなどの企画が紙面をにぎわしておりました。
手に取るのは、実に何十年かぶり。
結婚の際に、かなりの数を処分したのですが、どうしても捨てられないものは、嫁の監視の目をかいくぐり、今なお、こうして保存しているのです。
グラグラと今にも外れそうな表紙をそっと開け、茶色に変質したページをめくってみると、、、
あまりのおもしろさに、気が付いたら深夜に💦
とにかく、出てくる人たちの体温が異常に高く、後先考えず、人生を全賭けして、車を弄り倒す猛者揃い。
でもって広告の密度やら文書の量も桁違い。
そして、コンプラがガバガバどころか、ほぼなかった時代だけあって、やっていることは、かなり無茶苦茶で、今では炎上&通報案件のものも。
それでも、ページをめくるたびに、当時に空気が流れ込んで、その場に自分もいるような感覚に包まれていき、『絶対に400馬力を出す』『ゼロヨンで11秒を切りたい』など、それに達した喜びと、エンジンブローや大切な車が廃車となって涙したりと、一瞬の煌きのために燃え上がった魂の残滓が、セピア色の記事の中に息づいているのでした。
思えば、この本が出た当時に生まれた子達は、今や不惑を迎える世代。
再び、最新号のZ特集を見てみると、チューニング技術は40年もの間で、安全で確実、そして合法と、ものすごい進歩をしているものの、その反面、車も高性能化したこともあり、当時のプライベーター達が夢見たロマンと背負っていたリスクは希薄に。
40年前のチューニング情報は、当然、今となっては旧時代的なものばかりですが、それでも、この本の空気に心惹かれてしまうのは、ネットがなかったからこそ自分や仲間たちで試行錯誤しなければならず、ブローと隣り合わせのリスクを背負い、失敗を恐れず、時に誰も見たことがない奇抜なアプローチで愛車の性能を上げようとしていくプライベーター達の熱量なのだと、外れかけた表紙のCARBOY達を再び内緒の隠し場所にしまい込みながら、彼らの今に思いを馳せたのでした。
はてさて、深夜に懐かしい本をたっぷりと楽しんだのはいいのですが、かつてタービン交換などDIYでやっていたプライベーター魂がブスブスと燻り出し、その持って行き所を考えていたところ、
G80M3はメーカーチューンの完成形で、納車時に弄ってからは、あまり手を入れるところはなく、F20は大体、仕上がりつつある。スイフトも嫁がこのままでいいと言っている上に、オイル交換で下回りに潜るのも少々難色をしているため、いよいよ持って行き所がない。
そうだ、息子が86買うんだった。
素材としての伸び代は十分。
でもって、納車したら、ウフフフフフ・・・(謎笑)
Posted at 2024/05/27 10:55:10 | |
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My Life | 日記
2024年05月20日
我が家のF20は、納車からこれまで1年間で13,000㎞を走破し、その間、ガソリン洗浄剤やらオイル添加剤などをオイル交換前に集中して投入しつつ、フィルター交換は毎回行い、短いインターバルで良質なオイルを投入してきた成果が出てきたのか、納車当時のやや重かった回転フィールは嘘のように軽くなり、オイル消費も気持ち軽減、燃費も10㎞前後を記録、マフラーからのスラッジもバンパーが真っ黒になるほどではなくなってきたここ最近。
もちろん、点火系や吸気系のリファイン、DMEチューン、毎週、遠方に出掛ける際には高回転域をキープした高速走行をこなしているなどの相乗効果もあってのことですが、昨年末に交換してから、寒冷期の5カ月と4,600㎞を走り切り、その間、2L強をつぎ足し、通常のオイル交換サイクルに戻すべく、フィルター交換はなしで、オイル交換のみを行いました。
最近、車の下に潜るのを嫁が嫌がるようになってきており、G80は、F80でしていたようなDIYでの交換は止めようと決意するも、やはり、オイル交換ぐらいは自分でしたい。
てなことで、嬉しいことに上抜きが可能なF20を軒先に移動し、使い続けて今年で9年目と、中華のインダストリーとしては異例の耐久力を誇る吸引ポンプを引っ張り出して、暖機後に、N13のレベルホールにノズルを突っ込み、吸出しを開始。
気圧差を利用して吸い上げる機構につき、途中何度も、ポンプ内を真空にするためにピストンを動かさなければならないのがギター肘には少々辛く、気温30度の中、ヒーヒー言いながらシュコシュコと上下運動していると、このブログに初めてご登場いただいたときは大学生、そして今や2児の父と、しっかり家庭を支える社会人の顔となった、ご近所の変態マッドサイエンティスト君が見学に。
「こんにちは~ お、このオイル、もしやZEKURAですか。」とガスタービン系のエンジニアかつ無類の車好きらしく、開口一番、マニアックな着眼点。
「気になっていたんですよ、どうですか使ってみて。」とインプレを求められたため、痛む右手をかばいつつウォーキングデッドのような動きでピストンを上下しながら、これまで感じた印象を伝えると、缶を手に持ち、
「なるほど、コンプレックスエステル、つまり複合的に合成されたベースオイルで、金属摺動面に付着して、低温流動性とスラッジ防止に一役買っていると。で、POAと摩擦係数を比べてみると、、、、」
などと私が大の苦手な化学系の蘊蓄を語り出したので、文系スルースキルを全力で発動し、適当に相槌を打っているうちに、ほぼ全量が抜け切りました。
「へぇ~お話聞いた限り、良さそうですね。今度使ってみます。」と眼鏡をかけ直し、立ち去ろうとした際、
「あれ、車変わってます?」とガレージでカバーを掛けてあったG80を目ざとく見つけ、この後、さらに30分ほど、F80とG80の比較を熱心にヒアリングされてしまいました(憔悴)
でもって、いつものオイル交換よりかなり時間を要してしまった今回の作業。
約3.7L排出された廃油はしっかりと汚れており、若干、青黒い感じがあったのは、カーボンを溶かし込んでいた証なのでしょう。
引き続き、非常に好印象だったZEKURAのFullSynthe 0w-40を4.3L注入し、作業終了。
交換後、N13特有のメカニカルノイズは良く抑えられており、いつにも増して雑味が消えたフィーリングへと変化。
一冬を乗り切ったZEKURAが、直噴ターボにとって更に過酷な梅雨と猛暑をどのように過ごせるか、観察していきたいと思います。
※内容は重複しますが、備忘録として、整備手帳にもアップしておきます。
Posted at 2024/05/20 12:39:50 | |
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F20 | 日記
2024年05月14日
もう、恥ずかしすぎて墓までもっていこうかと思ったのですが、すさまじい職人技を目の当たりにしたため、その感動と感謝を込めて、恥を忍んで披歴することにいたしました。
週末は移動が多く、どの予定も、簡単に終わらないものばかりで、大体、時間ギリギリなることが多いのですが、この日は、珍しく時短ができたため、少し余裕ができたこともあり、昼頃、道中のスーパーでランチを買い込もうと立体駐車場にF20を停めた時のこと。
日中の気温、27度とほぼ夏日。
ジャケットは助手席に置いたまま、ドアを開け、そのままトランクから荷物をピックアップしようと社外に出た時、運転席のドアを軽く締めたのがいけなかった・・・
ドアが閉まるのと同時に、ガチャという音とともにロックされ、そのまま締め出されてしまったのでした。
コンフォートキーはジャケットのポケットに入ったまま。
であれば、タッチセンサーが反応して開錠するだろうと、軽く考え、試しに助手席側を試してみても、無反応。
トランクも同じくうんともすんとも言わない。
もう一度、運転席のハンドルセンサーに触れてみるも、結果は変わらず。
唯一、開くのは何故か給油口の蓋だけ。
「まさか、、、、これはやってしまったのかも、、、、」
詳しくは分かりませんが、F20はイグニッションオンで自動的にロックがかかり、車内にキーがある間は外からロックが開錠できない仕組みになっているみたいでして、今、まさに、私が車内にいる状態として認識されているようなのです。
多少の時間的余裕があるはずだったのに、一気にそれが吹き飛び、さらに遅刻のリスクまでが顔を出し、頭の中で、その後の予定が全部ズレるどころか信用もなくしてしまい土下座行脚する自分の姿が見え始め、背中に冷たい汗が伝い落ちてくる。。。
しかし、この後のことを考えるのは今ではなく、とにかくインロックを解除することが先決と、スマホと財布は幸い持ち出していたため、祈るようにJAFに電話を掛けてみると、20分ほどで到着するとのこと。
であれば、何とか間に合う。
しかし、作業時間がどれぐらいかかるかが、運命の分水嶺。
駐車場で、先方に連絡を入れておこうか、やきもきしながらJAFの到着を待っていると、5分ほど早く、青白ツートンのハッチバックの姿が。
「お待たせしました。」と爽やかなご挨拶とともに、免許証、会員証の提示を求められ、早速、作業に入ってもらうことに。
「どれぐらいでできますか?」と恐る恐る聞いてみると、
「もしかして、お急ぎですか?可能な限り頑張りますが、こちらのお車、イモビライザーとかあって、難易度が高いんですよね。」と道具箱を開き、専用ツールをとっかえひっかえしては、キーシリンダーに差し込んでは、何度も首をかしげる姿に、
やはり、時間がかかるのか・・・とスマホを取り出し、先方に遅れる旨の連絡を入れるべく、自分の過失により起きたこの状況をどう説明しようかと思いあぐねていると、
「開きました。」とものの3分程度で、開錠に成功。
「え!!開いたんですか!?もう??」
「はい、開いています。キーを取り出して、一度、確認してみてください。」
と言われるまま、助手席のジャケットを手に持ち、動作が正常であることを確認。
「ではサインを。」と作業書に署名し、その際、料金を聞いたところ、会員は無料との嬉しいお言葉。
自販機で買っておいた冷たいコーヒーを手渡し、丁寧にお礼をし、次の予定に時間通り滑り込むことができたのでした。
昨年もガソリンタンク破断(※リコール案件)による走行不能でお世話になり、ものすごい勢いでJAF年会費の回収をしているところですが、呼ぶのはほどほどにしたく、ついでにアポイント先でネタにさせていただいたところ、「BMWでもそんなことあるんですか。にしても、Vさんてば、意外とうっかり屋さんなんですね~ウフフフフ。」と微妙なウケ具合い。
ちなみに、インター近くのお城のようなホテルで、料金を支払ったにもかかわらず、その後、結構な時間ドアが開錠されず、閉じ込められ、本気で焦ったのは、ここだけの話。
てな感じで、私の大変恥ずかしい不手際により、生まれて初めてのインロックを食らい、時間がない中、見事な手際で助けていただいたJAFの隊員さんに感謝の意を込めてブログにした次第です。
末筆となりましたが、その節は誠にありがとうございましたm(__)m
Posted at 2024/05/14 14:28:11 | |
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F20 | 日記