いよいよ?16泊17日に及んだ春の大遠征、ようやく7日目の後編となりました。
…果たして無事にたどり着けるのか、そして終われるのか(爆
後編のスタートは霧多布岬。まだこの日スタート地点から約70キロしか進んでません(汗
ここから約300キロ、怒涛の移動となりそうです。
霧多布からは敢えて以前も走った北太平洋シーサイドラインは通らず国道44号を東へ。
次に訪れたのは、年間通して白鳥が多く集まることで有名な汽水湖、風蓮湖です。
こちらも5年前に訪れました。その際はこの日以上の快晴の秋空の下、夕焼けを眺めてました。
因みにその時の写真がこちら。秋なので白鳥は少なめですが、神秘的な美しさでしたね。
そして、今回訪れた時の写真がこちら。この時期も少ないですが白鳥は健在でした(^^;
この蝦夷松の群生っぷりがまるで日本ではないような光景というか…大好きなんですよね。
道の駅スワン44ねむろには観光案内以外に白鳥飛来に関する資料などもあります。
そして、次に訪れたのが根室湾と風蓮湖に囲まれた湿地帯、春国岱です。
ここ、前回も天気が良かったので特に気にしてませんでしたが…見ての通りダートだし、
水辺との境界も近いので…ちょっと怖い気がしますが(汗
大丈夫そうに見えましたが…この日は残念ながら木道は通行できなくなってました。
駐車場から最初に奥地へ続いているのがこの木道で、ヒバリコースと呼ばれています。
なので、海沿いに設けられた迂回路を通ります。そして干潮を迎えた浜辺を散策。
この独特な波紋?砂紋?みたいなのが特徴的な海岸ですね。目前は根室湾です。
さすがにスニーカーだとビショ濡れになるのでビーチサンダルか長靴はマストです。
かなり遠浅なんですね~。いわゆる砂浜とは違う…やはり砂嘴なんですね~。
ちょうど真北の方角には100キロ近く離れた知床半島の知床連山がハッキリと見えてます。
左の一番高い山が日本百名山の1つ、羅臼岳。その横にサシルイ岳、オッパカバケ岳。
こうして見る限り、やはり知床峠はまだまだ真冬…冬季通行止めも無理はないですねぇ(汗
もうぼちぼちカモメは見飽きたな~なんてちょっと思ってたら…あれ?もしかしてヒバリ??
…ヒバリコースで見てるだけに?(笑
うーん、そんな事気にするくらいならバズーカー用意すれば良かったなぁ(汗
というか、せっかくカメラという趣味をまともに始めて3年も経ったんだし…
野鳥の名前くらいいくつか覚えておきたいものなのですが…バカなんできっと無理(涙
これは間違いなくカモメだもんなぁ…うーん、バードウォッチングは難しすぎる…(涙
奥に見えてるのも知床連山で、知床峠を挟んで西側の遠音別岳や知西別岳ですかね。
こちらに見えてるのは根室湾の対岸、東側。とりあえずそれっぽいのも撮ってみます(笑
良い感じで舟がいたのでカモメとボートと根室湾、で(^^;
よく見れば…ボートの上にいるの、人間じゃないやん…なんか…怖っ(汗
春国岱を散策した後は少しだけ離れた温根沼へ。
沼と言うからには沼なんだろうけど…海とつながってるので汽水湖と同じじゃないかと(汗
温根沼と言えば阿寒にあるオンネトーと同じよね(^^;
他にもおんね沼ってところもあったりして…もう少しわかりやすくしてもらいたいもんです(笑
因みに何故ここに来たかと言えば…これまた5年前、ここで迎えた日没があまりに美しくて…
そんでもって近くにはタンチョウヅルがいたりして。風も止まって見事なリフレクションが…
しかし、そんな5年前の秋とは違って、今回は干上がってる時間だからかこんなでした(笑
そりゃ時期とか時間によって印象というか…光景がまるっきり違いますよね(汗
で、この時、以前と違うアングルで撮れないかな?と思ってこちらの林道へ来たんですが…
これ、少し前にニュースで話題になってましたよね?地元民の軽トラがヒグマに襲われて(怖
まさか自分が訪れたたった約2週間後にこんな事が起こるとは…相変わらず引きが強い(爆
ニュースが報じられた時、すぐにわかりましたしね、だって…通ったばかりだったから(大汗
この場所からなら温根沼大橋がイイ感じで撮れるかな?って入っていったんですよね。
普段も大抵こんな感じで立入禁止にされていない場所ならどこにも行ってしまうクセで(汗
あと、この時期だと森が生い茂る前だから樹林帯でも見通しが全然変わるんですよね。
しかし、結局イマイチだったのですぐに戻りました。撮影してたらヒグマに遭遇したかも(怖
納車してたった2ヶ月のデリカミニがこんなボコられたら…悲しすぎますよね。
4月上旬はギリギリまだヒグマが起きてくる時期じゃないのでそこまで心配無かったですが
近年はそういうのもアテにならなくなってきてるので用心に越したことはないかもですね~。
さて、温根沼を後にして、次に向かった先が…ここからさらに東へ約35キロ…
ついに来ました、実は3度目となる北海道最東端…納沙布岬、まずは望郷の岬公園から。
実は5年前の秋に初訪問した時、先に紹介した温根沼で日没を迎えてしまった為に
納沙布岬へ到着する頃にはほぼほぼ真っ暗で…こ、こんなハズじゃ…!!と嘆きまして。
で、その夜は霧多布岬で宿泊したんですが、どうしても諦めきれずに明け方になって
宿をコソっと抜けて朝食前に再訪問してるんですよね、往復約200キロ走って…(爆
で、その時のドローン画像がこちら。そして無事ご来光も拝んで霧多布へトンボ返り(^^;
2度も訪れてますが、じっくりと最東端を堪能出来なかっただけに、今回は思いが強いです。
見覚えのある光景は勿論、そのまんま。しかし、天気は前回よりはるかに良好です!
返せ北方領土・納沙布岬の碑を見ちゃうと…未だに心苦しさを覚えますね…
足元には47都道府県から送られて来た石が並べられてます。「希望の道」です。
そして一番目を引くのが、領土返還を祈るゲートとして設置された巨大な四島のかけ橋。
ゲート下には昭和47年沖縄返還時に波照間島から運んできた火を半世紀以上灯している
祈りの火があります。北方領土返還運動の火を絶やすな、という思いが込められてますね。
そんな事どうでも良さげなカモメが1羽、ゲートの上で全く動じずポツンといました(汗
きっと北方領土返還を訴えてるんだと思います(^^;
本土最東端の碑から300m先に納沙布岬灯台が見えてますが…
さらにその海の彼方には、未だ返還されることのない北方領土の歯舞諸島が見えてます。
今日みたいな気温の高くない快晴時では肉眼でもハッキリと見えるようです。
最初に見えたのが…約9キロ沖合にある歯舞諸島の中でも比較的大きな水晶島です。
しかし、知ってはいるんですが…めちゃくちゃぺっちゃんこな島ですよね(^^;
5年前の時は見えるには見えたんですが早朝ということもあってハッキリは見えませんでした。
やはり、最短で約4キロ、今見えてる水晶等も9~10キロ程度しか離れてないだけあって、
かなり鮮明に見えますね…なんだか感慨深いです。
旅バカ+地理ヲタな自分はもうこれだけでも感動を覚えてしまいます…自分だけだろうけど(汗
さらに!はるか100キロ以上離れた先にある国後島北部の活火山、爺爺岳までも!!
これは…かなり期待出来そうです!この爺爺岳も実は未だにそれほど解明されてないとか。
そもそもロシアに乗っ取られてますしね。昔の資料もなかなか乏しいそうで。ミステリー…。
そしてようやく納沙布岬灯台の前まで来ました。この灯台の先に観察小屋があるのです。
こちらも全く誰もいませんが、岬の先端へと向かいます。勿論、
バズーカーを携えて(笑
こちらがその納沙布岬野鳥観察舎です。開いてて良かったです…微妙に不安だったんで。
北海道の沿岸はどこも風が非常に強く、まともに撮影をすることが出来なかったりしますが、
北海道は何箇所かにこうした野鳥観察舎が設けられていて自由に利用することが出来ます。
特に納沙布岬では岬の最先端にあって、まるで北方領土監視塔の如し、です(汗
フックを外して監視窓(笑)を開けられます。テーブルとイスも勿論用意されています。
風の影響が無くてレンズ交換なんかも助かりますよね。ほんと、これ作った人に感謝です(^^;
壁にはここで観察可能な野鳥がいくつも紹介されてます。
以前、野鳥愛好家の方に、コガラとかツグミとか色々教えてもらったんですが…
もうなんか全部スズメにしか見えないんだけど?って言うたら若干イヤな顔されたなぁ(爆
カラスやスズメ、ハトは普段からそこらじゅうで見かけるんですが…
海には海のウミガラス、ウミスズメ、ウミバトなんてのがいるんですね、海バージョン?(笑
あまりにも無知すぎるので…とりあえずカモメとカモくらいしかパッと見わかりませんが(爆
しかし、これだけ野鳥を見にあちこち訪れてるんで、多分知らないうちに見てる気がします(汗
何せ、天然記念物だらけな山奥で生まれ育ったヤツなのでね、子供の頃はね(笑
こちらにもかわいらしい?カモメのカップル?がいたので思わず見入っちゃいました(笑
10分以上見てましたが全然動かないの。きっと熟年夫婦だと思います、間違いないです(笑
こちらはカモ軍団?波がザッパンザッパン押し寄せる海原で…なんだか微笑ましいです。
カモたちは人間にすぐに食べられちゃうかもしれないカモだけど(謎
…っと、ここで!またしても…投稿記事のボリュームがデカすぎてみんカラに怒られるので
納沙布岬探訪の途中ですが、この続きは次の投稿にしたいと思います(大汗
うーん、やはりどれだけ端折っても…結局1日を3回に分けるだけでは無理でした(爆
残す移動距離もまだ200キロ以上ありますしね…もうほぼほぼ脳みそバグってましたが。
なので、後編の続編?ってことで、今度こそ4月11日分を完結させるべく…つづく!!!