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2020年12月06日

古事記を辿る、紀伊半島ツーリング

古事記を辿る、紀伊半島ツーリング
モノトーンカラーの景色が続く新東名高速道路。シルバーアローのエンブレムが輝くメタリックカラーのメルセデスベンツを追従しながら、未明のハイウェイを西へ進んでいきます。4連休の初日ゆえ、渋滞を避けるため日付が変わった頃合いに出発。伊勢関ICのETCゲートを通過する頃には目を見張るような青空に様変わりしておりました。


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青山高原


広域農道グリーンロードで地元車両とともに南下し、国道165号線で内陸部へと舵を切ります。青山高原の案内板を頼りに県道512号線へとスイッチ。路面は相変わらず荒れており細かなアンジュレーションが激しいですが、稜線に出れば緑の絨毯に点在するウィンドファームが視界に飛び込んできます。
標高は800m近くなので外気温もそれほど低くなく、風にたなびく羽のように現れる緩やかなコーナーをのんびりとなぞっていき、朗らかな秋の陽気を謳歌。 アグレッシブに走る道ではありませんが、毎回足を運んでしまうスポットです。


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香落渓~たかすみ


来た道を戻り名張方面へ進んだ後は、香落渓へのアプローチラインとして県道81号線を選択。広狭多彩な道をかき分けていくと、青蓮寺川と並走するリバーサイドロードへと変貌します。天を仰げば雲一つないエストリルブルーの空が広がっており、8kmに及ぶ柱状節理の岩肌にしがみつくように咲いている紅葉をバイザー越しに眺めながら川沿いをゆるりとポダリングしました。

国道369号線を挟んで県道28号線へ入ると、先ほどまでの穏やかな様相からハードコアな狭隘林間路へと変貌します。標高を上げ下げしながらライト・ターン&ショート・ストレートの道路形状をトレース。たかすみ温泉まで一気呵成に突き進み、湯舟に入りながら一休みとなりました。


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07 posted by (C)per


紅葉川


野太いエキゾーストノートとエンジンサウンドのアンサンブルをBGMに県道16号線へとノーズを向け、ここから一気に吉野川方面へと距離を稼いでいきます。乱層雲のもと縦横無尽に 広がる田園風景を流しながら、コントローラブルなローカルロードを繋いでいきました。
大淀町をパスした後は、紅葉川とクロスラインを描く県道20号線で南下していきます。XRにおあつらえ向きな緩やかな2車線道を景色を嗜みながら流していき、悠長な時間とともに国道168号線・県道53号線と接続。山奥を縫っていくローカルロードで県境を越えて和歌山県へと入りました。


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08 posted by (C)per


Emotional Time


清爽な空気を纏いながら起伏のある道を進んでいき、高野竜神との接続部で渋滞に嵌るものの、県道3号線で紀ノ川までたどり着きました。既に太陽は西に傾き斜陽となっていますが、吉野川沿いを下っていき田倉崎灯台にまで足を運ぶことに。丁度水平線に今日1日の終わりを告げるように陽が沈んだタイミングで灯台に到着。マジックアワーまで満喫し、本日の宿である東横INNJR和歌山駅東口へと向かうのでありました。


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生石高原


AM6時過ぎに起床。XRにエネルギーを補充し、まだ活動前の和歌山市内をそろりと抜け、県道180号線から生石ヶ峰へアプローチします。泉のように湧きあがるトルクを武器に等高線をなぞるように駆け上がると、標高870mの生石高原がお目見え。360度の眺望が楽しめる丘陵地はすすきの穂に覆われており、秋の風にのって滑らかに揺れる尾花のシークエンスに包まれ暫しざわわな時間を過ごしました。


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紀伊熊野の道


県道183号線で高野方面へ抜けようと思いましたが通行止めのようなので、国道480号線西側まで迂回。このまま真っすぐ進めば高野龍神スカイラインに接続出来ますが、紅葉で混雑する入口に飛び込むのは飛んで火にいる夏の虫というもの。県道19号線にスイッチし、地元民でも通らなそうな林間路を選択しましたが、路面は荒れに荒れておりアグレッシブな山道が延々と続きます。
それでも対向車線からはちらほらとバイクがやってくる事から、Uターンではなく抜けてきたのだろうと信じながら黙々とアクセルを開けていき、1時間以上かけて走破。無事に国道371号線に合流となりました。


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国道425号線


高野龍神スカイラインは予想通りの大賑わいとなっており、道の駅ごまさんスカイタワーは溢れんばかりの人で埋まっていました。そのままパスして晩冬の候の山岳路をのんびりと下っていきます。
ミドルクルージングの後は龍神郵便局前を左折し国道425号線へ。ここは三大酷道で名高い道のようで、一度走ってみたかったルートです。荒れた路面はもちろんのことエッジの効いた屈曲路は落石だらけであり、その名に恥じぬアドベンチャーライン。それでも対向車線からは集落を繋ぐローカルバスがやってきたりと、地元の方々の大切な脚となっているようです。


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松阪泊


池郷川までの90kmに及ぶ荒れくれた道を走破する頃にはもうお腹一杯であり、ライディング・ハイを維持しながら国道169号線で北上。宇陀辺りに泊まろうと思っていましたが、まだ日の入りまで時間があるので今日のうちに帰路を稼いでおくことに。
国道166号線はロングツアラーラインの王道といった様であり、肌触りの柔らかな空気を切り裂くようにスロットルを開放し、冬木立間近の林野に敷かれた道でダウンヒル。 すっかり日も暮れた頃に松阪にあるホテルエコノ多気へチェックインとなりました。


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伊勢の龍


3日目の朝は熱々のお風呂で目を覚まし、7時前にチェックアウト。午後から天気が崩れることは目に見えていたので、玉城IC~伊勢西ICを使わせてもらい、そそくさと伊勢志摩スカイラインへと向かいます。料金所を通過し、無人のワインディングロードへと突入。路面はギャップも少なく大変良好で、XRの力強い蹴り出しを武器に五感を研ぎ澄ませる快走路に身を投じます。伊勢と鳥羽を結ぶアクセス路ですが、そのコース形状は口笛を吹きたくなるような爽快さに包まれており、2速-3速を駆使して群青色に染まる伊勢湾へと飛び込むようなスクリューコーナーへ。純粋な走る歓びを体感できる屈指のスカイラインを独り占め出来る快感に身を任せ、朝熊山を目指して標高を稼いでいくのでありました。

ヒルトップからの景色は実にフォトジェニックであり、無骨なシルエットの入り江と穏やかな海原のコントラストはここならではと言えるでしょう。静謐な景観美を脳裏に焼き付け、鳥羽方面へ転がり落ちるようにダウンヒル。桃源郷を楽しんだ後は伊勢湾フェリーで伊良湖へと渡ります。港に到着する頃にはどんよりした鼠色の空が広がっており、背後から迫る雨雲に追いつかれないよう、国道259号線を東へ進んでいきます。


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東へ東へ


間もなく国道1号に接続し、単調な道で東へ東へ進んでいきますが、SCWの予報ではそろそろ潮時。近傍のホテル玄浜松インターを予約し、隣にあったステーキのあさくまでちょっと豪華な夕ご飯を堪能しました。


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朝霧経由


最終日はAM6時半起床。窓の外を覗くと、昨日とは打って変わってみずみずしい晴れやかな日本晴れとなっていました。午後には帰宅しなければいけないのですが、せっかくなので富士山麓を経由することに。先月までは生気を帯びた木々に囲まれていた霊峰もすっかり秋色に染まっており、無辺際の朝霧高原を涼風にのりながら散策しました。
西湖・河口湖の輪郭をなぞり、河口湖ICから中央自動車道に乗り込み、ガラガラのハイウェイで悠々と自宅へ。1,500kmに及ぶツーリングを無事に終えることが出来ました。
ブログ一覧 | S1000XR | 日記
Posted at 2020/12/06 20:41:43

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