全国銀行資金決済ネットワーク、システム障害

「全国銀行資金決済ネットワーク（全銀ネット）」で10日システム障害が発生しました。

「全国銀行資金決済ネットワーク（全銀ネット）」は全国銀行協会の関連組織。
全国銀行データ通信システムを運用しています。

全国銀行データ通信システムは、金融機関どうしの資金取り引きをオンライン処理しています。
全国1100以上の金融機関が参加していて、1日に13兆円ほどの処理。

大事なシステムなんです。

9日に新プログラムに移行して、10日に運用開始したらトラブル発生。
処理が全くできなくなりました。
銀行間の取引はできません。

全国銀行データ通信システムって1958年にシステム構築を始めて、運用開始は1973年。
プログラム記述言語はCOBOLを使用していました。

COBOLは保守性が高くて計算処理が得意です。
ただ、今となってはメインとなる言語ではないです。
昔からある記述言語で、しかも最近は新しくCOBOLで作ることもない。
扱えるエンジニアの高齢化が進んでいます。

今回はシステム修復して何よりです。

「全国銀行資金決済ネットワーク（全銀ネット）」は、いずれはJavaScriptでプログラムしたいといってました。

JavaScriptは今のプログラム言語なので、扱える人は多いはず。
大きなシステムなので入れ替えは大変でしょうね。