916スパイダーは1996年1月に日本で販売開始になったようです。
カタログデータの変遷みたいなものをまとめてみました。
(1)E-916S
所謂前期型と日本では呼ばれるモデルで手動幌でフロントグリルにクロームメッキの縁取りがないというのが大きな特徴だと思います。
(2)型式E-916SBから中期モデル。
電動幌、右ハンドル、グリルの縁取りがクロームメッキになったのが大きな変更点。
幌電動化の影響か車両重量が30キロ増え、車両販売価格も20万円アップ。
そして馬力も10馬力アップ。
(3)GF-916S2B
スペックに変更はないものの型式がEからGFに変わる。
これはどうしてだろう。
916仲間との話ではエンジン他のパーツの数とホワイトボディの数が合わなかったのだろうとか排気ガス規制の変更に伴っての型式変更だろうとかありましたが、
本当のところはよくわからない。
でも型式が変わってもその前のモデルのパーツが付いていたり、前の仕様のままというのは当時は珍しいことではなかったという話も聞くからあながち間違いではないのかも。
(4)GF-916S1B
3.0V6モデル。
ここからユーロ3?
TSモデルより45万円高い値段はまぁ妥当なところか。
(5)型式同じ。
トルクがわずかにアップ(0.1kg-m)で値段も3万円アップ。
(6)GH-916SXB
ここから後期モデル。
フロント部の大幅な変更あり。
エンジンも3.0から3.2になり馬力トルクともにアップ。
トレッド幅も拡大。
そして全長も5mm延長されている。
この僅か5ミリの延長がフロントグリル部の伸びやかなデザインに繋がっているのか?
(7)型式同じ。
234,500円の値上げ。
このときは値上げに見合う装備のアップグレードはあったのだろうか。
(8)①GH-91620S
②GH-916XB
日本で2.0TSとV6エンジンが併売されたのが2004年から2006年。
①はTSで左ハンドル。
②はV6、正規輸入で初めて左右どちらも選べた。
TSの馬力とトルクのダウンはEuro2と3の差なのかも。
特筆すべきは前後トレッド幅の変更。
これにより運動性能が上がっているのかもしれない。
916仲間が本国のエンジン仕様の一覧を教えてくれて、それを見ると新たな発見もあり、また後日まとめてみたいと思っています。
平行物モノで3.0V6SOHC(Euro2)も日本で乗っている人も1人2人ではないけど、本国では1.8のTSや2.0V6TB、後期モデルでは2.0JTSエンジンもあったらしい。
日本では前期、中期、後期と分けられるけど、向こうではPhase1a、Phase1b、Phase2a、Phase2b、Phase3と分類されているようです。
いろいろわかって楽しい。
さらにいろいろと新たな発見を探してみたい。
こうやってまたスパイダー愛が深まるわけです。
Posted at 2022/04/22 00:17:19 | |
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